エピソード3『危うい協力関係』“Reapercussions”
あらすじ
クラークは、マウント・ウェザーの医療施設で進められている恐ろしい計画を発見し、意外な人物と組む。ケインは、罪を告白したアビーを容赦なく罰するよう命令する。一方モンティは、クラークが危機に陥っているかもしれないとジャスパーに告げる。そんな中、オクタヴィアはリンカーンを捜し続ける。
ネタバレ感想
マウント・ウェザーの闇を目撃したクラークは、アーニャだけを檻の中から助け出しています。
強いDNAを持つグラウンダーの血液を透析に使うことが目的なのでしょうか?
クラークとアーニャが落ちた廃棄エリアの穴の中には、血を抜き取られ用済みとなったグラウンダーがひしめいておりました。
どういうわけか、廃棄エリアは坑道と繋がっていて、リーパーもこの件に関与しているのでしょうか?
仲間を置いて逃げられないというアーニャに「私も仲間を置いてきたけれど中には武装兵がいるの、外で仲間を見つけてから戻ればいい」と説得にかかるクラーク。これまでクラークがしでかしてきた暴走っぷりを考えると、お前が言うなって感じです。
モンティだけはクラークの不在に気付いて異常事態だと感じてくれているも、マヤに夢中でそれどころではないジャスパーは「クラークなら自力で解決するさ」と取り合いません。まぁ、そうなるわな。
リーパーの目を逃れたクラークとアーニャは坑道からの脱出を急いでおり、その頃マーフィーの案内でグラウンダーの収容所に辿り着いたフィンやベラミーはスコープ越しにクラークが父親の形見として大切にしていた時計を持つ隻眼のグラウンダーを発見し、取り返すつもりです。クラークのためにそこまでしなくてもいいのになぁ。実際、クラークはここには居ませんし、マウント・ウェザーに回収された際、汚染物扱いで捨てられた時計を拾っただけなのでしょうが、フィン達はまだまだマウント・ウェザー内の人々の存在すら知らないのです。
銃も持たされず囮に使われるマーフィーは少し気の毒でしたが、おかげで時計を持ったグラウンダーだけをおびき寄せて時計の回収と身柄確保に成功しました。
迷路のような坑道内を彷徨っていたクラークとアーニャ。
偉そうに協力しろと迫るばかりで自分は全く譲歩しないクラークに「お前は敵だ」の一点張りで心を許さず我が道を行くアーニャ。似たもの同士ですが、アーニャの方が正論を言っているように見えてなりません。
結局アーニャに見捨てられて別々の道を行くも、四方八方から現れたリーパーに追い詰められたクラーク。そこへ、リーパーだけにダメージを与えているであろう音波のようなものが響き、武装したマウント・ウェザーの兵士達がクラークを捕らえにきました。命は助かったものの、また収容されるのでしょう。
囚人の脱走を助けて武器を渡した罪で見せしめに電撃10回の刑に処される ことになったアビー。
ケイン議員も少佐も、アビーよりはまともかもしれませんが、いつまでも法に囚われ過ぎというか、独裁政権気味というか、カオスな状況だからこそルールが必要というのは分かる反面、そのルールは今の現状に沿って民意を反映したものではなさそうなのがなぁ。非人道的な拷問刑は地球での生活に即していないのでは?
拷問といえば、ベラミーはともかく、フィンまでクラークの不在に荒れ気味で隻眼のグラウンダーをボコボコにしております。多分この男、本当のことしか言っていないはずなのにクラークは見ていないという答えに納得していないフィンは「嘘をついている」と決めつけ更に暴行を加えております。
ただ、暴走すらフィンに銃を突きつけられたグラウンダーは「本当のことを言うよ」と観念。捕虜を連れて行く東の村に連れて行った、とのこと。おや?嘘か?
クラーク達はキャンプでガスマスク集団に連れ去られたはずで、あのガスマスク装備はどう見てもグラウンダーではなくマウント・ウェザーの人々だったと思っていましたが。
リーパーからリンカーンを助けるため、女戦士率いるグラウンダーに共闘を申し込むもさっくり断られたオクタヴィア。
めげずにバレバレな尾行でグラウンダーについて行った結果、オクタヴィアを囮にする形で待ち伏せ作戦が立てられました。
なんとか捕虜を連れているリーパーへの冀州作戦は成功するも、その中にリンカーンはおらず。ナイコの反応的にただこの場に居ないというよりは殺されたかのようですが、えぇ〜あんな良い奴死んでしまったん??
クラークの不在が続いていると知ったジャスパーは、さすがにマヤに頼んで内部から探ってもらいましたが、クラークは精神的に不安定で精神科の監視下にある、今は面会もできないという回答。
マヤもグルなのか、単純に上に聞いてそう言われたから彼女自身も信じているのかはまだ不明です。
坑道で捕まったクラークは「お前もオリに入ってもらう」と言われながら坑道から繋がるマウント・ウェザー内へと連れ戻されるところで、なんとアーニャが助けに来てくれました。
奇襲をかけたアーニャに即座に反応し、兵士のマスクを取って殺し武器を奪うクラーク。外気では生きていけないというのは本当だったわけですな。
追っ手部隊に追い詰められた先は巨大な滝のようになっていて、アーニャに続いてクラークもダイブを決め込みました。
クラークを助けたというよりは、300人の仲間を殺された恨みに諸悪の根源を連れ帰ることがアーニャの目的だったようです。
皆の前で拷問刑に処されたアビーが市民の代表になるというのはどうなのでしょう?
何かある度に、罰を受けるような法を破った人間だよな、と反発を受けませんか?
なんだかよく分かりませんが、ケインは自分が子供達を探して必ず連れ帰るから、君はキャンプに残って議長になるんだ、とアビーにバッジと皆を託しました。
東の村の地図が出来上がり、拷問したグラウンダーの処遇についてベラミーとマーフィーが揉めている横で何の躊躇いもなくグラウンダーを撃ち殺してしまうフィン。
浮気者で頼りないフィンの良いところなんて心優しいところだけだったのによぉ……クラークと関わったばかりにこんな闇堕ちの仕方をするなんて。
傷心のオクタヴィアですが、その戦いぶりは評価されてグラウンダーに命を助けられます。
そしてなーーんと、リンカーンは無事に生きていてくれましたよ!!!
ただ、マウント・ウェザーの連中に捕まっており、謎の“ケルベロス・プログラム”に使われることに……!
リーパーはあの音波で制圧されたことから見ても、マウント・ウェザーの人々に人体実験でもされて肉体改造されたグラウンダーなのでしょうか。
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▼次回、エピソード4