エピソード15『最後の戦い』“Blood Must Have Blood : Part One”
あらすじ
シーズン・フィナーレ、パート1。開戦に備えるクラークとレクサ、障害に阻まれ後退するレイヴンとウィック。オクタヴィアとリンカーンも、難しい決断を迫られる。一方マウント・ウェザーでは、ジャスパーとマヤが凶悪な犯行を目撃し、ベラミーは約束を果たそうと奔走する。そしてケイジが重大な情報を公表する。
ネタバレ感想
機転はきくわ豪運だわで頼れまくるベラミーは、ダクトを通って自分も入れられていた檻がある採血室に戻りグラウンダー達を解放して戦闘準備をとらせます。
進軍を止める手立てがないと悟ったケイジ側ももはや黙っておらず、館内放送で“外の人間”の骨髄を使う治療方法を発見したと真実を告げる事で希望を持たせて住民達を敵対させて反対派に匿われているジャスパーら44人を差し出させようと動き始めました。猶予は1時間、それ以降は国家の敵とみなすと宣言され、マヤ達もますます苦しい状況です。
進軍してきたグラウンダーと一部の空の民が合流し、クラークからこれはあくまでも仲間の救出作戦で皆殺しにする必要はないとした上で分散させた勢力のそれぞれの役割りが発表されます。
一部を除いたクラーク達総員はマウント・ウェザーの強固な扉の前に陣取り、敵に扉は破られていないと油断させる。裏ではレイヴンとウィックがダムを爆破して動力源を断ちロックを解除すると同時に、予備の発電機が作動する前に爆破させて扉を開く。扉が開くと同時に敵は総攻撃を仕掛けてくるはずだから、こちらの総員で応戦している隙にインドラのチームが坑道から捕虜を連れ出し全員救出したら撤退の合図、という算段です。うまくいくならなかなか良さそうな案です。
ダム爆破のため、爆弾を設置していたレイヴン達は偶然居合わせたマウンテンマンに見つかり、侵入者がいると無線で連絡されてしまいます。その上、最後の爆弾が駄目になってしまい電力が断てない計算に。全てはこの二人の動きにかかっていると言っても過言ではなかった作戦でえらいことになってしまいました。
しかし、この窮地もレイヴンの閃きにかかれば解決できるものなんですね。何を言ってるのかは全く分かりませんが、とにかく破局故障を起こしてどうにかするそうです。
警備に見つかりながらも爆発を起こしマウント・ウェザー全体が停電に。ここから予備の発電機が作動するまでわずか1分しかなくここが勝負だと言っていたくせにチンタラそれらしく起爆スイッチを一緒に押そうとするクラークとレクサ。そんなこといいからさっさと押せぇ!!
言わんこっちゃない、起爆スイッチはうまく作動せず、手動で爆破させにいこうと爆弾をセット済みの扉に近づこうとするも、敵もこの1分を何としても凌ごうと猛攻撃をしかけてきます。
絶望的な状況を打破するのはやはりクラークではなくリンカーンでした。あの状況から火矢を射って命中させる肝の座り方よ。しかも自分は一切負傷しないという。すごいな。
こうしてようやく肝心の扉が開いたというのに、攻撃を仕掛けようとしたところ敵の襲撃を食い止めに行っていたレクサの部隊がマウンテンマンの指揮官を連れて戻り、全員に待ての号令をかけます。
なんとレクサはマウンテン・マンとの取引に応じ、捕らわれていたグラウンダーを解放させ、アークの人々は見殺しに自分達は撤退するつもりなのです。まさかの裏切りに呆然とするクラーク。せっかく開いた扉も再び閉まってしまいました。これが愚息の失態に憤りながらも、民を守るためならと捻り出した元大統領ダンテの作戦か。
あの時もっとレクサを受け止めて関係を発展させていればこの裏切りもなかったのか?とチラつきます。
空の民にかなり肩入れしているリンカーンも異を唱えましたが、総帥はもはや意見を聞き入れる事なく自分の支配下の人々の命を優先させることに徹して取引通り撤退の角笛を吹かせました。
坑道で待機していたインドラチームにも撤退の合図が聞こえ、忠実にすぐさま退こうとするインドラと、そんなインドラに仲間だと認められたばかりでありながら、兄を見捨てることなどしないと抵抗したオクタヴィア。
インドラはオクタヴィアの首にナイフを突きつけ「もはやお前は私の補佐ではない」と言い捨ててその場を去って行きましたが、ここでオクタヴィアを始末しないあたり、情けはある感じです。
仲間からも見捨てられ、オクタヴィアだけが坑道から通じる扉の前で待機。
マウント・ウェザー内では更に悲惨なことになっており、アーク人に協力した反ケイジ派は次々に処刑されていき、ベラミー、ジャスパー、マヤと途中で合流したモンティが採血室に行ってみればグラウンダー達はもぬけの殻の状態。しかもマヤの父親も殺された後。内部での戦力もジワジワと削がれ、扉もまた閉まった状況でグラウンダーの加勢も見込めない……ここからどう救出できるのか。
爆発に巻き込まれたレイヴンとウィックも兵士に見つかってしまっております。
しかしここまで来ておいてグラウンダーに手を引かれたからと言って早々に諦めるアークの人々は何なのでしょうか?正直、ここまで追い込んでいればグラウンダー無しでも互角かむしろ優勢に思えるんですけどね。まだ中の大半は移植も済んでいないでしょうし。
クラークだけは微塵も諦めていない様子ですが、他もちょっとはどうにかしようと思わないのか。
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▼次回、エピソード16