エピソード13『犠牲の上にあるもの』“Resurrection”
あらすじ
クラークは、レクサがリーダーとして下した決断に対して疑問を持ち始める。一方、アビーは負傷したケインを救おうと奮闘し、インドラは、オクタヴィアに新たな試練を与える。そんな中、マウント・ウェザーでは、ジャスパーがリーダー役を果たすが、ケイジの作戦によって、マヤの命が脅かされる。
ネタバレ感想
ミサイルが撃ち込まれた村の悲惨な状況を目にしたクラークは「マウンテン・マンを全滅させる」と鼻息を荒くしております。子供もいるからそれ以外の作戦でってベラミーに言われたじゃん。
追い打ちをかけるように、生き残りを狙撃していく観的手は1人のはずだとレクサの制止を振り切って始末しに行くクラーク。
しかしメインキャラが驚くほどしぶといな(笑)名前が分かる人達はほとんど生きとるやないか。
いよいよ5階を占拠したジャスパー達は皆で一丸となって次の襲撃に備えている様子。
モンティがいるので技術的な面は頼もしく、ジャスパーも今や頼れるリーダー風に覚醒してあれこれ指示を飛ばしますが、内心は不安も大きそう。
実際、次の襲撃ではふいをついた作戦勝ちでマウンテンマンを撤退に追い込みましたが、大丈夫だと約束していた〈フォックス〉が連れて行かれてしまい、ジャスパーの精神が崩壊していきそうな予感。そういえばベラミーを助けてくれていたマヤは今どこにいるんでしたっけ?
マヤを良いように利用されたらジャスパーはすぐ動けなくなりそうです。
と思ったら、今にも手術台に上がらされるところだったフォックスを助けてくれたベラミーが。ジャスパーでは詰めが甘いところを補完するあたり、やはりベラミーの方がリーダーシップやカリスマ性を感じます。
ベラミーと一緒に来たマヤがフォックスを安全な場所に連れて行ってくれるとのことですが、それはマヤ自身の家で、父親を必死に説得して一晩だけ匿ってもらえることになりました。
「連中は地上に戻るためなら何としても骨髄を奪うぞ」とマヤの父親は警告しており、内部からもこんな風に思われている感じなんですね。
そして、マヤがここまでしてジャスパー達を助けてくれるのは亡き母譲りの正義感の強さ故なのか。
大恩のある彼女には生き残って欲しいものですが、マヤを利用しようと考えないはずもなく、10人の仲間を殺されやり方を変えるというケイジはマヤに20分しか酸素がもたない防護服を着させて助けたければ降伏しろと迫ります。
アビーは鉄骨に足が挟まって動けないケインを見つけ、なんとか助け出そうとするも大腿動脈が切れていて鉄骨をどかせば出血多量で死ぬと分かります。
ケインはただでさえ致命傷なのに、そこへ瓦礫が崩れてきて動けるアビーまでまとめて生き埋めになってしまいました。
2人は命こそあるものの絶望的な状態で、娘のせいでこうなったとクラークが砲撃を知っていたことを話して謝るアビー。こんなことになったのも、アークで育ったせいで、自分達も形は違えど多くの人の命を終わらせる選択をしてきたと納得しているケイン。ケインは考え方が達観してるよなぁ、アビーと違って。
観測手をどうにかしなければ何もできないという窮地の中、オクタヴィアはナチュラルにグラウンダー達から慕われ、リーダーシップを発揮。さすがベラミーの妹。
たった一人の観測手にここまで手こずらされるものなのかと思いますが、ようやく居場所を見つけ出したクラーク、レクサ、そして途中からで二人に合流していたリンカーン。
リンカーンは未だあの音波に支配されてしまうらしく、危ういところもありましたが、人質にされたリンカーンに構うことなく観測手を撃ち抜いたクラーク。こういう時にある程度非情なのはプラスかもしれません。
リンカーンからの角笛の合図で狙撃の脅威が去ったことを知るオクタヴィア達ですが、崩れた地下には中々辿り着けません。
そうこうしていると砲撃を見て駆け付けてきたジャハ・キャンプのシンクレア達が加勢にきて、おかげでアビーとケインは救出されましたとさ。
結果的に完全にグラウンダーと空の民が共闘する形となり結束力が深まった感はあります。インドラもあの状況から助かるとはなぁ。この死線を潜り抜けたことで、インドラは毛嫌いしていたリンカーンとも和解。溝が深まっているのはアビーとクラークだけか。
一つだけ覚えておいて、と娘に伝えようとしたアビーが「私たちは善人なのよ」という言葉。果たして本当にそうなのでしょうか。
ベラミーの手助けもあってマヤの酸素切れ前に除染ゾーンへと入ることができ、マヤの父親も覚悟を決めて協力してくれることに。
それどころか、ケイジの反対派は意外と多くいて5階から密かに逃げ出していたジャスパー達をそれぞれ家で匿ってくれるそうです。
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▼次回、エピソード14