エピソード13『生きるために』“Join or Die”
あらすじ
クラークはすべてを変えるミッションに取り組み、マーフィーは生き残るために必要なことを理解し始まる。一方、ケインにはジャハの手が迫り・・・
ネタバレ感想
生捕りにされたパイクと新総帥に会いに来たケインもポリスへ到着。
ジャハはアルカディアで支配した仲間を丸ごとポリスに連れて来ていたようで、ジャクソンの姿に驚くケイン。
総帥の命令でグラウンダーは皆躊躇することなく鍵を飲んでおり、パイクはジャハの怪しげなチップ布教にピンときていますが、ファーム・ステーションの仲間でさえも既に鍵を口にした後。鍵を飲むことを断固拒否したパイクとケインは監禁され、ジャハに「マーカスの説得なら私が敵役よ」と名乗りをあげるアビー。洗脳されているから仕方ないのは分かるのですが、それまでの所業がアレなだけにウワァ……と言いたくなるようなドヤ顔でした(笑)
話は6ヶ月前に戻ります。というか、地上へ来て半年足らずでここまで多くのことが起こっていたことに驚きます。
もともと地上にいた側からすれば、これまでの均衡を荒らしに荒らしてくれたとんだ厄病神だよなぁ、アーク人は。
議長だったジャハと議員のアビー、ケインに極秘の用件で呼び出された地球学教師のパイクは、囚人達にサバイバルの集中講義をするよう頼まれ、地上流刑の計画を聞かされます。
極秘事項を洩らしただけで死刑と脅すジャハはアーク時代から既に、今の狂ってしまったジャハの片鱗が見えていたのか。
議会が地上へ送る予定だった囚人は99人で、予定外に増えた1人ってオクタヴィアを助けるために乗り込んだベラミーでしたっけ?
超アバウトな地図に従ってようやくルナのいる場所まで辿り着いたかと思えばそこにはいくつかの積み石があるだけで、絶望的な状況のクラーク御一行。
しかし、オクタヴィアが苦労して起こした火にジャスパーが何気なく手近にあった植物の葉を投げ込むと炎が緑に変わり燃え上がります。この植物と同じものの葉がリンカーンの手帳には挟んであり、きっと狼煙をあげてルナを呼べということだと気付くオクタヴィア。
パイクが入れられた牢には何人も先客がおり、その中にはマーフィーやインドラの姿も。
パイクには300人の戦士を殺された恨みを持つインドラは、手枷がハマっている杭をちょうど抜いたところに宿敵の張本人が入ってきたとあって復讐するには絶好のタイミングです。
なんだかんだで男らしく受けて立つパイクは拘束された状態でインドラに切り付けられるも命乞いすらしません。
洗脳のための策があるからか、ケインは牢には入れられておらず、ケインと同じく捕まったフリをしたアビーが部屋へ入ってきてクラークの居所を探ります。アリーに指示され、迫真の演技でケインに迫るアビーですが、ケインがクラークの詳細な居所を知らなくて助かりました。彼女らしくないあまりの必死ぶりにアビーもチップを飲んだことを悟るケイン。
バレたとなれば容赦はなく、両手に釘を打ち込み磔にさせるという拷問が待ち受けています。やべー。
裏切りの連鎖で残っていたわだかまりを解消したクラークとベラミーでしたが、その直後海から這い出てきたグラウンダーに捕らえられます。
近くで火の番をしていたベラミーとオクタヴィアのところにもグラウンダーが乗り込んできて、必死に自分達は敵じゃないと弁明してリンカーンの名前を出すオクタヴィア。
死してなお影響力莫大なリンカーンのおかげで、名前を言っただけでクラークとベラミーの拘束は解かれ、“安全な道”を示すという小瓶を手渡された4人。
信じて口にしたオクタヴィアを筆頭に、クラーク達も覚悟を決めて小瓶の中身を飲み干し気を失ってしまいました。
口外無用と言われているだけに、何のために地球学の集中講義をしているのか、その必要性を囚人達に伝えられず、このままだと全員死ぬから自分も地球に行くとジャハに直談判していたパイク。
囚人の中でもかなり態度が悪かったマーフィーを標的に決め、マーフィーをなじって殺す勢いでボコボコに。助けが来ない中で生きるか死ぬかの極限状態に対応させるためとは言え、なんと遠回りな。しかし誰よりも地球に行かされる若者のことを真剣に考えていたのはパイクでしかなかったようです。そしてマーフィーはアーク時代から貧乏くじ体質は変わらず。
300回切り付けてパイクを殺すと、無抵抗な相手を切り刻み続けるインドラ。パイクの呻き声に耐え切れず、かつて自分のことをボコボコにした相手を助けるため、ここから逃げるには彼の力が必要だと声をあげるマーフィー。
マーフィーにはどこか周りの人間を動かすような説得力があり、同じく囚われているグラウンダーが耳を傾けてくれてパイクにトドメを刺そうとしたインドラを制しました。
復讐を果たすか仲間を助けるかの二択を問われて「両方だ」と即答しながらも、復讐は次の機会に果たすと引いてくれたインドラ。やはり話の分かる女性ではないですか。
その頃、磔にされてもがき苦しんでいるケインは殺してくれと懇願し、どんな卑怯な手も厭わなくなってきているジャハはアビーに銃を向けてケインを脅します。
いくら洗脳されてしまったアビーであっても目の前で殺されることなど選べないケインはその場でジャハに従うと宣言して鍵を飲んでしまいました。ついにケインまで陥落ですか。
気を失っている間に古びたコンテナに閉じ込められていた4人が目を覚ますと、ついにルナが姿を現しました。
リンカーンもレクサも死んだこと、レクサがルナを選び、タイタスからフレームを渡すよう預かってきていることを伝えますが、やはり次の総帥になってくれといきなり頼まれて「はい分かりました」とはいきません。
海のど真ん中を拠点にしているルナは世捨て人的な暮らしをしているのでしょうか?意外と部下のグラウンダーは多そうですが。
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▼次回、エピソード14