エピソード15『絶体絶命』“Perverse Instantiation - Part One”
あらすじ
クラークは思いがけない場所で、新たな一手を可能にする方法を見つける。一方、アリーの計画は着々と進んでいく。
ネタバレ感想
闇の血を探す以外に方法がないと必死のクラークですが、こうなってくるとベッカが自らに行った遺伝子操作を解明してクラーク自身が闇の血を手に入れる方が早いのでは?
手当たり次第に村をあたることも辞さない心意気らしく、ルナのリグでさえアリーに見つかったのにこれ以上村を犠牲にはできないと反対するオクタヴィアに対し「闇の血を見つけないとすべての村が犠牲になる、私たちのキャンプもよ」と返すクラーク。
「だからこそ仲間の無事を確認しないと」とベラミーに正論を言われて不貞腐れて1人その場を離れてしまいました。そういうとこやぞ!
森の中で1人きりのところをアリーの手下に背後から襲われかけたクラークを助けてくれたのはロアンでした。
フレームをサッと奪いその場をさろうとした命の恩人に銃を向けるクラークですが、銃まであっさり奪われています。
氷の民であるオンタリを総帥にすると言うロアンの話し声に気付いたのか、ベラミーが助けに来てくれ、中距離で銃を向けられれば観念するしかないロアン。
クラークは「私もオンタリにフレームを埋めたいの」と告げて一緒にオンタリの所へ帰ると言い出しました。
ロアンがチップ入りか確認するため容赦なく腕を撃つベラミー。痛がるロアンを殴り倒して気絶したのを見てようやく大丈夫と信用したベラミーは非情ですが、このぐらいの警戒心が必要なのかもしれません。これがオクタヴィア相手なら絶対やらないでしょうけど。痛みを感じるか感じないかでチップの有無を判別できるというのは良いのか悪いのか……。
アルカディアに戻ると、留置場でロアンの説得を始めるクラークとベラミー。
氷の民を含む全人類の征服を企むアリーにオンタリも操られていること、アリーを止めるにはオンタリにフレームを埋めて情報を引き出すしかないこと、チップには誰も勝てず、敵の意識は1つで、1人が見聞きしたことは全員に共有されるからまずはオンタリをポリスから攫う必要があることを伝えると、あっさり過ぎるほどすぐに協力してくれる気になったロアン。ここまであっさりだと何か裏があるのではないかと勘繰ってしまいます。
レイヴンはとどまることを知らない有能っぷりで、壊されたリストバンドを改良して作り直してくれたそう。
オンタリを捕らえたらまずは電磁パルスを使ってチップを破壊するのが先決です。
レイヴンという圧倒的ブレーンが一時アリーの支配下に堕ち、内部を見聞きした経験があるというのは今となってはかなり有利かもしれません。
ただ、誰の視界を通しているのか、今からポリスに出発するというメンバー達を アルカディア内でアリーが見ているではないですか!誰がチップをのんだ?リグでアリーの手下に捕らえられていたジャスパーか?
クラーク、ベラミー、オクタヴィア、ミラー、ブライアンの5人とロアンは二手に別れる算段のはずが、ポリスへの道中、独断で作戦変更してロアンと2人でオンタリを誘き出しに行くと言い出したクラーク。
起動の言葉はクラークしか知らないと言えば殺されることにはならないでしょうけど……オンタリは既にアリーの監視下だしなぁ。どこまで通用するか。
アルカディアではモンティとジャスパーがポータルを開くのに必要なメモリ搭載のマザーボードを探しています。チップからアリーに侵入し、オンタリから聞き出した停止コードを入力してアリーを破壊するために必要なものだそう。
マウント・ウェザーでの恨みを全て忘れることにすると言ってモンティと和解したジャスパーでしたが、やはりこいつがアリーの手の内に渡っておりました!
大親友のモンティをドライバーでぶち刺して見つけたマザーボードを奪おうとするジャスパー。押し返され反動で倒れ込む体幹弱々なジャスパーのおかげでモンティはマザーボードを奪い返して何とかレイヴンの居る部屋まで逃げ帰り、部屋の扉をロック。
全ての作戦がアリーにバレていると発覚し、慌ててベラミーに無線連絡を送りますが通信手段も既にジャスパーが壊した後。
自分は刺されて腹からダラダラ血を流しながら「皆が危ない……!」と仲間の心配をする漢モンティ。さすがですわ。
アルカディアを出てからの作戦変更が功を奏すか……?いや、ロアンとの協力がバレているのでいくら捕虜のフリをしたとのろで無理か。
オンタリをおびき寄せたらマウント・ウェザーで手に入れた催眠ガスをトンネル内から撃ち込むという計画で時を待つベラミー達。
しかし作戦は筒抜けで、オンタリは姿を現さず代わりにジャハが出てくるわ、クラークを連れて逃げようとしたロアンはケインに撃たれるわ、ベラミー達もトンネル内に入ってきた敵に制圧されてしまうわで最悪の事態です。
急所が外れていてなんとか応急処置をしたばかりのモンティは部屋の外にいるハーパーを心配して彼女を助けに行こうと銃を手にしますが、今ジャスパーに部屋に入ってこられてマザーボードが壊されれば全てが終わる、ジャスパーをここに引き留めさえすればハーパーは安全だとレイヴンに説得されてスピーカー越しにジャスパーの相手をすることに。
捕らえたクラークが起動の言葉を吐かないとなり、アビーが自らメスを持ち出して娘の拷問を始めます。これはさすがにクラークが不憫です。医師な分、殺さない程度にというのは心得ているでしょうし。
しかも、弱点はクラーク自身ではなく仲間だからまずはベラミーを連れて来いと宣言。今の状況でクラークが唯一見捨てられなさそうな最後の砦なのに……!
アリーの指示でベラミーが呼び出されたところで、トンネルの暗闇の中から「伏せた方がいいぜ」と声が。
マーフィーの姿を確認し、仲間に「みんな伏せろ!」と叫ぶベラミー。次の瞬間、マーフィーの背後に控えていたパイクとインドラが銃を乱れ撃ち。ニヒルなヒーロー風のマーフィーは最高にイカすし、パイクとインドラという敵同士が結託しているのも、何よりインドラが銃を扱って敵を倒したという事実、どれもこれも粋すぎて興奮します!
自分を裏切ってグラウンダーに売ったベラミーに恨み節一つ言わず「大丈夫か?」と拘束を解いてやるパイクもなかなかよのう。
オクタヴィアはインドラに、パイクがリンカーンを処刑したのだと伝え、インドラの表情は一瞬固まるも「今は1人でも多くの戦力が必要だ」というベラミーの言葉が全てです。
マーフィーやパイクがベラミー達を見つけられたのは偶然で、このまま逃げるつもりだったはずが今度はクラーク救出のために塔の上に乗り込むことに。
ベラミーとマーフィーがエレベーターに手動の乗り込み、パイク、ミラー、ブライアンの3人が階下に残ってエレベーターの動力を担います。見張りのためと言って残ったオクタヴィアに睨まれるパイクは心中穏やかじゃないでしょうが、意外にもインドラがそんなオクタヴィアを牽制してくれております。
しかし、同士討ちになるまでもなく、ケインが乗り込んできてエレベーターを動かすパイク達に発砲。インドラとオクタヴィアに制圧されたケインですが、パイクとブライアンは負傷してしまいました。
エレベーターの方でも必死の攻防が続くも上と下でそれぞれ大奮闘した結果、塔の上まで辿り着けたベラミーとマーフィー。
階下のオクタヴィア達も追っ手を防ぐために爆弾を設置してすぐ梯子を登り始めましたが、インドラは時限爆弾発動のギリギリに意識を取り戻して追ってきたケインを見捨てられず、ケインを庇うよう飛び降りてしまいます。ひぇ〜。
塔の上では、焦ったアリーがクラークに口を割らせようとアビーに首を吊らせ、ジャハは闇の血を渡すまいとオンタリに重傷を与えている最中で、ベラミー達が乱入。ベラミーがジャハを殴り倒し、マーフィーはアビーをロープから降ろします。
オンタリを死なせまいと瀕死の母親よりもオンタリの止血を優先させるところがクラークだよなぁ。
しかし脳死状態のオンタリにフレームを入れても停止コードは聞き出せないという状況!ここまで来たというのに。
アルカディアではジャスパーにハーパーの命を握られたモンティが苦悩しておりますし、絶望的ですよ。
このエピソード、今までのハンドレッドで1番面白かったかもしれません。スリルが凄い!
ここからどうするんだ、どうなるんだ!
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▼次回、エピソード16