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海外ドラマ≫≫Reacher ジャック・リーチャー ~正義のアウトロー~ シーズン3 4話ネタバレ感想

リーチャー ~正義のアウトロー~

エピソード4『ドミニク』“Dominique”

あらすじ

リーチャーはダフィたちと合流し、ゼイヴィア・クインとの過去の因縁について詳しく語る。

ネタバレ感想

計画通りベックの右腕に昇格し、信頼もガッチリ掴んで多少の自由がきくようになったとはいえ、さっそくスーザン達の潜伏場所の小屋まで行くのは大丈夫なのか?

今のところ1人になる時間さえ見つければ連絡もガンガンできてるし、直接会うのも避けているわけではないようで、潜入調査の孤立無援さは皆無です。

 

DEAの隠れ家を勝手に吹っ飛ばした件でもちろんスーザンはお怒りですが、そりゃごもっとも。「仕方がなかったし君の問題だ」といつもの他人事スタンスを貫くリーチャーに文句を言っても無駄ですが。

ケイブがボスだとベックが認めたことを話すと、荷下ろしの時に隠し撮りしたマケイブの写真をスーザンに共有されるのですが、そこに写っていたのは見知った顔で「これはジュリアス・マケイブじゃなくてゼイヴィア・クインだ」と教えるリーチャー。

 

憲兵時代に仕事を抱え過ぎな上、さらに厄介な案件を扱うことになったリーチャーに、助手として上が配属したドミニク・コール1等軍曹。

〈ローランド・ゴロフスキー〉から極秘兵器の設計図が売られようとしているという案件の資料を見たコールは瞬時に「犯罪を強要されている」と理論付けて見抜く鋭さを持ち合わせており、初対面からリーチャーは彼女を敏腕助手として気に入っていたのですね。

情報の受け渡し場所を突き止めて張り込みを行ったところ、思い込みで出し抜かれる形となってしまいましたが、ゴロフスキーをしょっぴいてきて尋問でカマをかけると怯えた様子がうかがえます。

設計図を受け取った相手のことを危険だ、イカれてる、と繰り返すゴロフスキーはついに「たった4歳の娘を奴に取られたんだ!」と脅迫材料を明かしました。リチャード誘拐と同じ手口は繰り返されたものだったのですね。

娘はかえってきましたが、それはいつでもまた誘拐できるぞ、と力を誇示しているかのようで、報酬など何もなく言う通りに従えば家族には手を出されないという淡い期待で自ら言いなりになっていたゴロフスキー。

尋問術にも長けているコールがゴロフスキーを説得し、取引相手の名前、つまりゼイヴィア・クインの名を引き出しました。

そこまで話すとゴロフスキーは、「軍の情報部にいるだけに警察に行っても筒抜けで、記録にアクセスできるクインには今日自分が連行されたこともすぐに知られるだろうから守ってくれ」と懇願。

その後も慎重にクインのことを探っていくリーチャーとコール。

コールは部下の〈フラスコーニ〉にクインの通話記録を調べさせており、この男がなかなか有能そうで、後の部隊発足メンバーになる予感。

通話記録からクインが何度もかけていた発信先の〈サフワン・カシム〉はシリアの軍関係者で表向きは研究所の職員ということになっていますが、恐らく機密を売っている取引相手なのでしょう。

サフワンに接触したいけれど、相手はシリアの政府職員でもちろん警護もシリアの元民兵なわけです。殺したり目に見える怪我を負わせたりすれば不審がられてクインが手を引く可能性もあるからダメだと言っておきながら、真っ先に警護の連中に手を出したのはリーチャーでした(笑)まぁ、コールを守ろうとしたフラスコーニが咄嗟に臨戦体制に入ってしまったので仕方なく、というところですが。結果的にサフワンさえ無傷なら良かったのか?

そのまま時給で雇われているだけの警護達を退散させ、1人取り残されたサフワンの尋問が始まります。

「外国人がアメリカで米国軍人を攻撃したのだから敵の戦闘員と見なし消すこともできる。お前が存在した事実すらな」と脅し、「だがゼイヴィア・クインをおびき出すのを手伝えば帰国させてやってもいい」と取引を持ちかければ、サフワンは条件を飲むほかありません。

フラスコーニに私情を持ち込むなと注意しながら、コールを口説くためのアドバイスをしてやったり、女性軍人であるが故に外野がうるさいコールの芽を摘まないよう配慮して、やんわりとバーへの誘いを断りながらもオフィスで乾杯するフォローも忘れないリーチャー。こんな上司なら一生ついて行きたくなりますわな。

緻密な計画のもと、設計図の受け渡しを予定通り行わせ、サフワンから受け取ったものを押収して本物と相違がないかチェック。受け渡しはバッチリ録画済みでクインも言い逃れできない動かぬ犯罪の証拠が挙がりました。

「君が逮捕しろ。君が手がかりを追い資料をまとめた。君がやらないと上官の俺に同行しただけだと思われる。フラスコーニと行ってクインに手錠をかけてこい、頑張れよ」と部下を送り出すリーチャー。

しかし、ザッと計算した所要時間を過ぎても2人は帰ってこず、心配したリーチャーは当時はまだ持っていたスマホでメールを送ってみます。

返ってきたメッセージは、初日にリーチャーが使うなと言って以来コールが一度も使っていない敬称の『上官殿』で締められており、一気に嫌な予感が。

すぐに自宅に乗り込むと、撃たれて死んでいるフラスコーニが。恐らくサフワンの時と同じようにコールを守ろうとして敵に背を向けたのでしょう。

コールはその場におらず、どこかへ連れ去られたはずです。クインの少年院時代の記録資料によれば、『教師への暴行、動物虐待や犯社会的行動は自己愛性パーソナリティ障害に加え社会病理学的・偏執的に発せられた攻撃性であろう』という診断結果が書かれていました。

立件の肝となる、時系列に沿った目撃証言ができるのはフラスコーニ、コール、そしてリーチャーの3人。クインがコールを生かしたまま連れ去ったのは指揮官の情報を得るためで、コールは残酷な拷問を受けようと絶対にリーチャーの名前を吐くはずがなく、どんな目に遭わされるか分かりません。

叫んでも気づかれないような郊外でクインが慣れ親しんでいる場所として週末に通っているリントンの家に目星を付けたリーチャー。

到着した農場の納屋の中では、制服を脱がして吊るされ、それはもう想像以上に凄惨な拷問の跡が見て取れるコールの遺体が。

そのまま逃げる準備をしていたクインを捕らえ、嘘ばかり並べ立ててリーチャーを揺さぶろうとしてきますが、そんな言葉に動じるリーチャーではありません。

後ろから銃を突き付けて崖まで歩かせ、崖沿いでこちらを任せて目を見ながら一発ぶち込んで崖下に落として文字通り落とし前を付けました。

しかし、弾道が一致しないよう自分の銃でなくクインの22口径で撃ったのが災いして、弾が小さ過ぎて頭骨で止まり脳まで届かず生き延びてしまった、と。

これまで何年も死んだと思い込んでいた男を見かけて、男が乗った車のナンバーを照合させたところスーザン達と手を組む流れになったのですね。

納屋に戻りコールの亡骸を下ろしたリーチャーは後悔に苛まれたのでしょうか。自分が逮捕して来いと送り出した結果、有能な部下をこんな形で失うことになるなんて悲惨過ぎます。

 

この話を聞き終えたスーザンは、テリーサには情報屋としての謝礼を払うどころかでっち上げた話で脅して協力させた自分の行いは間違っていて酷いことをした、と思い返しています。

“過ちを正したい”という気持ちはスーザンもリーチャーも同じで、やはり今度こそクインに落とし前をつけねばなりません。

 

食事を買いに出かけると行って抜けてきた割には長々とコールの話をして帰ったわけですが、もはや右腕なので誰にも咎められないリーチャー。

ベックについての情報収集を行いつつメイドからの好感度も上々です。

朝からはリチャードの特訓にも付き合ってベック親子からの信頼も着実に築き上げているリーチャーでしたが、ここで一つ問題が。

スーザンが押収したエンジェルのパソコンには盗難に備えた追跡アプリが仕込まれていたのです。リアルタイムでの情報によればベックの会社が所有している配管工場にある、持ち去ったのは恐らくエンジェルの手下だ、といい感じに勘違いしてくれているベックですが、マケイブの手下が3人現場へ向かっているというではないですか。

住所を渡され、テリーサの痕跡を探すために現場に居るはずのスーザン達が殺される前になんとかしなければなりません。

工場内は圏外で、連絡がつかない上にリーチャーより早く到着してしまった敵の手下3人。

状況を何も知らないスーザンとヴィラヌエヴァがピンチです。

位置バレしたのが敵の拠点で、リチャードの護衛を監禁しているあの小屋じゃなかったのは不幸中の幸いでした。

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▼次回、エピソード5

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