第2話 暗闇からの視線 (原題:Strangers)
あらすじ
キャロルのおかげで終着駅から全員無事に脱出できたリックたち。再会を喜び安堵するが、ダリルは自分たちの様子をうかがう怪しい影を感じていた。そんな折、ウォーカーに囲まれ助けを求める神父と出会う。彼はリックの質問に、ウォーカーも人間も殺したことがないと答えるが、リックは神父が何かを隠していると確信する。とりあえず一行は彼の教会へ行き休息を取ろうとするが、エイブラハムはすぐにDCへ向かうべきだと主張する。
ネタバレ感想
神父現る。
寄付された缶詰で生き延びたジョークの下手な神父に遭遇し、教会を調べる一行。キャロルが見ていた「創世記」なるノートに挟まっていたメモが気になります。教会らしく至る所にある格言や訓えがビシバシ彼らの良心をえぐってきてます。
リックの危機管理能力が高いが故の神経質でヒステリックとも言える性質と違い、息子のカールは“僕たちには人を助ける強さもある”と王道主人公のような発言。まだまだ子供の年齢のはずがかなり頼れるナイスガイに成長しつつありますね。ただ、この終末の世界において優しき強さが吉と出るか凶と出るか…
純真な存在から消えて行く世の中であるなら、何が善悪を決めるのか。
ここ最近のシーズンではもはや鈍いウォーカーよりも、知能があり残虐な事も厭わない人間の方が遥かに脅威になってきているのが見て取れます。やはり一番恐ろしいのは人間なのでしょうか。
フードバンクでその無能っぷりを再度見せ付けた神父様ですが、やはり何かありそうです。
教会での宴の最中、ワシントンDCに向かう事を決めたリックら。アメリカってめちゃくちゃ広大な土地ですよね。首都圏までいったいどれくらいの長旅になるんでしょうか。
一方、深夜一人で居るところを終着駅の残党メンバーに捕らえられたにやけ顔のボブ。
eating peopleというパワーワード
目の前で自分の脚だったであろう肉を食べられながら“期待以上に君はうまい”って…もういっそ殺してくれ。
サバイバルホラーというジャンルからして、終着駅に着くより前のもっと早い段階でカニバリズムは出てきてもおかしくないとは思っていましたが。やっぱり人間が一番恐ろしい。
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▼次回、エピソード3 前菜は君の脚。