海外ドラマ≫≫Vikings ヴァイキング〜海の覇者たち〜シーズン2　3話ネタバレ感想

エピソード3『背信の咎』”Treachery”

あらすじ

ヴァイキングのウェセックス襲撃は首尾よく成功し、国王エグバートは未知なる敵との戦いを強いられる。ラグナルが西の国で優位に立つあいだ、カテガットにはボルグ首長の魔の手が伸びようとしていた。

ネタバレ感想

アセルスタンはキリスト教の巡礼地を見つけそこにはたっぷりお宝があると心なしかウキウキとすらしていませんか？一般的なキリスト教徒ならまだしも修道士を務めた信心深い人種がここまで異文化に染まるなんて。アセルスタンの持っていた素質なのかヴァイキングの文化がそこまで魅力的なのか。不思議なものです。

出番はもう少し先かと思われたラゲルサの再登場！めちゃくちゃに良い毛皮を身に付け身なりも整えているのを見るに良い暮らしは出来ているようですね。

ビヨルンを連れ再婚をして今の暮らしになったようですが、この新夫がまぁなかなかの屑で何故あの気高いラゲルサがこんな男の元に収まっているのか…。ビヨルンの事を反抗的なたんこぶとして良く思わないまではまだ理解できますが、すこーーしラゲルサに反論されただけで容赦なく手を出し「自分が抑えられないんだ」とか一番どうしようもねぇ言い訳を繰り出す野郎ですよ。何かしらのコンプレックスが見え隠れしております。ラゲルサの方に愛は無さそうですし息子と二人路頭に迷わないため利用している感じなのでしょうかね。

お宝ザクザクの聖堂を襲いに草原を進むヴァイキング達に塔の上から気付いた修道士が警鐘を鳴らします。

地下へ逃げ隠れる人々とは逆に迎え撃ってきた兵士達の勢いにあわやと思いましたがなんのその。ヴァイキングはその圧倒的な武力で軽々と返り討ちにしていきます。ヴァイキングを見ていると剣よりも圧倒的に斧の方が強く見えてきます。機動力とか殺傷力とか。リーチは短い分腕力があればあるほど力も込めやすそうに見えます。

一気に制圧し、肝心の塔の前に立ち扉を開けるシーン。罠を懸念し、盾の壁を作ってその後ろ中央に位置する高台に立って弓を構えて狙う姿がめちゃくちゃカッコ良いのです。その直前にしっかりと騎馬を仕留め弓の実力を見せていたのも相まってシビれます。あの弓使いはトルステン…ですかね？なんとなくダリルっぽさがあって渋い。

とにかくもぬけの殻の聖堂内を見渡し財宝もねーじゃねーかとアセルスタンを責めるフロキとホリック王ですが、祭壇の下に隠された財宝を言い当てるアセルスタン。元キリシタンならではの敵の手の内丸裸状態です。

しかしアセルスタンはかつて自分も担っていた聖書の書き写しのための作業部屋に入り、懐かしさのあまり筆を手に取ります。

逃げ遅れ怯えながら隠れていた修道士が侵略してきた異教徒のこの暴挙に「やめろ！」と出てくるとアセルスタンは反射的に斧を振りかぶり殺してしまいました。まるで過去の自分のような存在を自らの手で殺めてしまったアセルスタンの複雑な心境たるや…。

その場に迷い込んできた司教に思わず隠れるように説得を試みますがタイミング悪くフロキが入ってきて連れられて行ってしまいます。

連れていかれた司教は裸にされ柱に縛られて的として至近距離から代わる代わる弓矢を射られます。殺さないよう急所は外し愉しむヴァイキング達からのあまりのいたぶられようにアセルスタンはついに司教の前に立ちはだかりました。縄を切ってやるのかと思いましたが、もう苦しまなくていいように、と一思いに首を切り解放してやるのでした。まぁこの状況で逃がせる訳もなくもう助からないのも目に見えていましたしね。アセルスタンなりの一番の慈悲でしょうか。それを遠くから静かに見つめていたラグナルも直前に隠れていた少女に自分だけが気付きそっと布を被せて仲間達の目から見えないよう隠していましたし。いくら残忍なヴァイキングとはいえラグナル自身も子を持つ身。人間味ある一面を持ち合わせているからこそ首長として仲間からの信頼も厚くあるのかもしれません。

ラゲルサの新しい夫はシグヴァルドという首長だったようで、どうりでいい暮らしぶりです。

というか、そんな事よりもビヨルンの急成長ったらない！(笑)あの小生意気なクソガキが…。幼い頃別れた父ラグナルの事が恋しがっております。

その頃カテガットではアスラウグが三人目の息子の出産を無事に終え、預言通りシグルズと名付けられた赤ん坊の片目の中には蛇が見えるという不吉さを感じさせる展開に。

イェータランドではボルグ首長の二度目の結婚式が行われています。一瞬誰だったけな…と考えてしまいました。まだまだ際立った特徴のあるキャラ以外は顔の見分けがあやふやです。

祝いの席でもホリック王とラグナルが協定を破った話を持ち出し、とりあえずは西へ遠征中で不在の間にラグナルが持つ土地を全て乗っ取り兄のロロにも裏切りの償いをさせると意気込みました。

屈強な男達が西へ出払って人手不足のカテガットにさっそくボルグ首長の引き連れた船が襲撃にやって来ます。奇襲といえど陸続きでなければ船影を確認してからも彼らが到着するまでわりと準備の時間があるものですね。

それでも人手不足には変わりなくシギーまでもが武装して戦おうとしています。さすがにロロもこれを許さずアスラウグや子供達を連れて山へ避難するように指示しました。

ロロの指揮の元奮闘しますが、兵士達と寄せ集めの村人ではやはり歯が立たず退却を余儀なくされるカテガットの面々。

本当の使命はラグナルの息子を守る事で生き残る事は恥ではないと説得されたロロは、一人戦線離脱して山へ避難したアスラウグ達と合流します。完全に占拠されてしまった村を山から見つめるしかないロロ。

ラグナルの帰還が恐ろしい…。

【ヴァイキング　海の覇者たち：シーズン2】 Vikings: Season 2！