海外ドラマ≫≫Vikings ヴァイキング〜海の覇者たち〜シーズン4　12話ネタバレ感想

エピソード12『予知夢』”The Vision”

あらすじ

カテガットの人々はウェセックス遠征の仲間を集められずにいるラグナルに対し、もう神々に見捨てられたのだと吐き捨てる。ビヨルンは地中海遠征の夢を実現させるべく動き出す。

ネタバレ感想

名目上は未だ『王』でありながら民からも「お前は皆んなの嫌われ者だ」と罵られても激昂したり手を出す事もなく「悪かった」と去って行ってしまうラグナルがそろそろ不憫です。

今や村人達からの信頼も厚いビヨルンはかなり大人になっていて裏切り者のロロにさえも「使者を送り交渉してみる」と最善なやり方を身に付けたようで、全盛期のラグナルも他の過激派を抑えて和解交渉を推し進めたりしていたなーと懐かしく感じます。

地中海遠征に誘われますがそれを断り「船が欲しい」とビヨルンに頼んだラグナル。未だに仲間は集まっていませんがどうするつもりでしょうか。あ、アイヴァーは居ましたね。

アイヴァーは「自分専属の使用人だ」とマルグレーテをこれ見よがしに独占し兄弟達の反感を買っています。特に三男シグルズは本気でマルグレーテを気に入っていたのか、嫉妬心から「母さんも俺たちも愛情じゃなくて哀れみでお前に接している」と痛いところを突き、上手く移動する事も出来ないアイヴァーを挑発したまま一人屋敷から出て行きました。

ビヨルンの地中海遠征に協力するためハーラル王やハルフダンもやって来ます。あれ？ハルフダンって生きてたのか。

旅立ちの前に宴が催され、見送りがてらラゲルサもアストリッドを連れてカテガットへやって来ます。

歩み寄ろうとするラゲルサに対し未だバッチバチで好戦的なアスラウグ。実質的な長のポジションに居るビヨルンの実母となるとやはり権力的に脅威を感じているのでしょう。

シグルズと密会するマルグレーテは「あんなに凶暴な人は見たことない」とアイヴァーに怯え切っており、女を満足させられない事への口止めで殺されかけた事まで話してしまうのでした。

早速兄二人にこの話を聞かせたシグルズが「マルグレーテは怯えてた」と言うと長男ウベも「俺も奴が怖い」と弟への底知れぬ恐怖を明かします。

宴が済むと今度は遠征へ向けて大規模な生贄の儀式が行われます。

意識が虚ろなアスラウグの耳元で「言っておくけど私から夫と居場所を奪ったことは絶対に許さない」と囁くラゲルサ。女の戦いはまだまだ続きそうですね。

ついにビヨルン達はフロキの船で地中海遠征へと出航します。

バッチリメイクのトービはヘルガと見間違いがちです。

ラグナルは最後の手段として、ヴァルハラで使うためにと地中に埋めていた財宝を仲間集めの資金にと掘り起こします。

街に残っているのは使えそうにもない老人ばかりですが、構わず財宝を配るラグナルに止めに入るウベ達。息子の制止も無視して宝をばら撒く必死の父親が痛々しい。

アイヴァーはアスラウグへ父親のイングランド遠征へ着いて行くと告げます。カテガットへ戻ってからもアスラウグを避けていたラグナルでしたが、その夜ようやくアスラウグにこれまでの不義理と感謝を伝えます。ただただ涙を流してこれを受け入れたアスラウグ。

深夜、マルグレーテの寝室へと忍び込んだアイヴァーは自分の秘密がバレた事を悟りながらも「ここで寝かせろ」と眠りにつきました。

アスラウグは海の上に浮いたアイヴァーの身体が押し寄せる竜巻きに飲み込まれ、アイヴァーが溺死してしまう悪夢にうなされ飛び起きます。おぉ…不吉な。

すぐにアイヴァーを探し「行ってはダメ」と夢の内容を話し聞かせますが、兄弟の中で自分一人だけがずっと特別扱いされてきて息苦しかった事やシグルズの言葉通り哀れんでいるからだと指摘され、「ようやく自分の力を神々に示せるチャンスなのだから死んでもいい」と男になる覚悟を聞かされると引き留められず「行きなさい」と涙を流すしかありません。

松葉杖を使っての移動すらままならないアイヴァーですが必死の形相でラグナルの船へ乗り込み、不安しかない老人集団と共にたった3隻で静かにイングランドへ船を進めました。

海に出るとアスラウグの悪夢通りすぐさま嵐に見舞われ、パニックになるアイヴァーをマストに括り付けるラグナル。仲間がどんどんと荒れた海へ投げ出されていき、ついにら船も転覆してしまいます。

アイヴァーの苦しみと呼応するようにカテガットに残ったアスラウグも血を流して苦しんでいますがこれは一体…。

【ヴァイキング　海の覇者たち：シーズン4 Vol.1】 Vikings Season 4