第13話『悪魔の弁護』“Bad”
あらすじ
ピーターの控訴審が進む一方で、アリシアは民事訴訟を担当。依頼人は妻殺しで無罪判決を受けてはいたが、一見有罪の不気味な男。アリシアの上司ダイアンは刑務所に送り込んだ殺人犯が釈放されたため、自衛手段に出る。
ネタバレ感想
今回アリシアがウィルのサブとなり弁護するのは、妻殺しで無罪判決を受けるも状況証拠的に考えて誰もが犯人だと疑う富豪の男。
SM趣味があり自分の裁判に対しても真剣味の感じられない依頼人を殺人犯だと確信しながらも弁護しなければならないという厄介なケースです。
「母親を殺した男に遺産が財産分与されるのは許せない」と殺された妻の連れ子が裁判を起こします。
こちらサイドの弁護士は戦略的カマトトを惜しみなく使い、陪審の感情や裁判長の判断をうまーく操作するなかなかのくせ者で見ていてソワソワしますが、新人というのは本当だったのか裁判の後半では自分が出した異議申し立ての要求理由さえ言えなかったりとグダグダな面も。
最終的には娘の所有する農場から遺体が掘り起こされ娘が逮捕され依頼人は守られるのですが、アリシアは依頼人〈コリン・スウィーニー〉が真犯人だと疑いを持ったまま、真相は闇の中…という結末でした。
ピーターの裁判も順調に進みますが、以前コールガールのアンバーを黙らせた脅迫材料であったマフィアが殺されてしまい、またしてもこの女が嬉々として証言台にやってきます。
どうなることかと思ったアンバーに対しても二重報酬の線で逆手に取ることに成功。
今回もアンバーの証言が行われる場に心証のためアリシアにも同席してほしい云々ジレンマを感じる頼みが。
もし保釈になれば自宅に監視装置が付けられるといった話の流れで、アリシアの提示した物置部屋にピーターのベッドを入れて、ジャッキーには引き続き子供の世話に来てもらう事、そして書斎は無しという条件を聞いて怪訝な顔で「僕を愛してる?」ってよく言えたもんだなーと逆に感心してしまいました。
セックススキャンダルが出て離婚されてもおかしくないところを複雑な思いと葛藤し、窮屈な環境を抱えてまで受け入れてやろうとする妻アリシアの懐のデカさは半端なく思えますが…。
地味に気になったのがダイアンサイドの小話。
過去に有罪とし真っ向から保釈の反対をしたジャンキーが近々釈放される事となるのですが「弁護士を殺す」とかなり強めの逆恨みをされている事も分かり、カリンダの強い押しで護身のための銃を持つ事に。
銃所持反対を唱えながら止むを得ず銃を持ち、自宅でベッドに入っている時も怯えて暮さねばならないという何とも理不尽な話です。
事務所ではスターンが出て行きウィルと派閥争いで一騎打ちのような関係性になったりと孤立というか不安定さが見えてきました。
法廷に立って正々堂々と犯罪者相手に戦うってある意味かなり恐ろしいことだよなぁ…と再認識させられます。
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