海外ドラマ≫≫the good wife グッド・ワイフシーズン1　22話ネタバレ感想

第22話『よみがえる悪夢』“Hybristophilia”

あらすじ

妻殺しを疑われた依頼人が、女性の死体と手錠でつながれた状態で立ちつくす現場に、アリシアが居合わせる。この殺人が正当防衛か否か、見極めねばならない。また、ピーターの弁護士は起訴を取り下げるため奔走する。

ネタバレ感想

傷心のケイリーはやさぐれが止まりません。アリシアがコネを使っただけでなくウィルに対する枕営業をして出し抜かれたと思っているようで、それで自分のクビが切られればそりゃ怒るよなぁ…と仕方ない気持ちになります。

そんなケイリーに近寄り悪魔のささやきと言わんばかりに仕事を餌に誘惑するチャイルズ。

アリシアに対する半ば逆恨み的怒りを持つケイリーは、ピーター絡みの事件を扱う仕事があると誘われ、昨日までの同僚であるアリシアの敵に回る事を承知で食い気味にこの誘いに乗ってしまいます。弁護士から検事になるということですね。これからもケイリーが健在でいてくれるのは面白いのですがこうも真っ向から敵対関係になるのか…と複雑な気持ちも拭えません。ケイリーにはこれからも程よくおバカを保っていてほしいものです。

カリンダに連れ出され事務所残留祝いにテキーラを煽るアリシアに、ウィルから一本の電話が入りリストラでゴタゴタ中のウィルに代わりコリン・スウィーニーの元へ契約書を受け取りに行く事に。

以前妻殺しの容疑をかけられていたあの偏屈親父です。

タクシーで乗り付け、さっさとサインを貰って帰ろうとするアリシアでしたが、そこにはなんと血塗れで倒れる女性と手錠で繋がれた返り血だらけのコリンの姿が。こんなバイオレンスなドラマでしたっけ？(笑)

なんだかよく分からないままに警察が到着しアリシアは弁護をするハメになるのですが、コリンの言い分としては死んでいた彼女はストーカーで、お得意の異常性癖でお楽しみだったものの今回は彼女が殺意を持って襲ってきたから正当防衛だとの事。

なんだかなぁ…という流れの中、ウィルとダイアンはこの一件に関して無罪放免ではなく司法取引を勧める方針でいくようジュリアスに告げます。

と、いうのも事務所の合併のためにもコリンの弁護をしていた訳ですが、CEOが殺人罪の容疑者では事務所の評判はガタ落ち、元より世間の嫌われ者として有名なコリンはこの際切ってしまった方が有益だという判断な訳です。

今回の件に関してはきっとコリンは無実だと確信しながらもジュリアスと事務所の方針に従い司法取引を勧めるアリシア。

45年から8年に減刑されたとはいえ、一度も裁判をする事もなく司法取引で決着を付けさせようとするジュリアスに対し、全てを悟ったコリンはアリシア一人だけ残し事務所の合併話がある事や自分が居ない方が事務所の価値が上がる事を言い当てた上でこの司法取引以上に良い選択はないのか尋ねます。

ここで妻殺しのバチが当たったんだな〜なんてサラッと自白するコリン。相変わらず食えないおっさんですが、雰囲気的に司法取引を受ける事にしたのでしょう、きっと。

初登場時には、突然現れ保安官のミスを指摘し見事にザックの偽装工作をフォローしてくれたエルズベスはなかなかに有能なイメージでしたが、いざピーターの弁護に回るとなるとパソコンが不得意なようで本当に大丈夫か…と不安になるような『おいおい感』を出しております。

ノートパソコンに花柄のシールを貼り付けているあたりがいかにも感を演出しています。

イーライも彼女を見てやれやれといった感じでしたが、マイペース過ぎる物言いに裁判長からの反感を得ようが御構い無しな上、そもそもコスコの自殺自体が偽装で未だ生きているという証拠まで調べ上げてきます。蓋を開けてみればパソコンが苦手なだけでとことん有能な人材でした。