第11話『陪審員室の謎』“What Went Wrong”
あらすじ
ダイアン、アリシア、ジャスティンは、保険金目的で夫を殺したとされている女性警官ローリン・フィッシャーの弁護に当たる。弁護側に同情的な担当判事が「第2級殺人で懲役4年」と取引を持ち掛けるがローリンは納得せず、陪審員の評決に懸けると言う。そんな中アリシアは子どもたちを寄宿制の私立学校に入れるために動く。キャプストーン校の校長がステータスに弱いと感じ取ったアリシアは、ピーターとともに校長に会いに行き…。
ネタバレ感想
保険金目的で夫を殺したと容疑のかかっている婦人警官〈ローリン〉の弁護を担ったアリシア、ダイアン、コイン。
判事は弁護側に同情的で、ピーターも動機の弱さを認め『第二級殺人で4年』との司法取引を指示します。
この取引を電話連絡で聞いたダイアンとコインの喜びようが笑えます。
しかし、ローリンは自分は無罪だとして、取引を蹴って陪審員の評決を待つ方に賭けたのです。これは嫌な予感しかしません。
結果、出た評決は満場一致で「第一級殺人で有罪」という検察側からしても予想外の展開でした。
すぐさま陪審員一人一人に評決の確認を取り、意見を流された人物が居ないか特定にかかり、判決が下るまでの僅かな時間に『逆転無罪』『審理無効』『評決無視』のいずれかを狙うために動き始めます。
評決が下ってしまえばそれまでと思っていましたが、正式な判決までに多少の時間があるものなのですね。
陪審員のナンバープレートを控えたりゴミを漁ったりと違法スレスレなのはいつもの事ですが、これにケイリーとデイナはいやに厳しい姿勢で警告してきます。
これまで検事局寄りだった判事がやけに弁護側に同情的な事をまたしてもウィルの買収かもと目をつけたデイナはこれをウェンディに報告。
ウェンディからウィルとのバスケの件と汚職に対する威圧的な質問を受けた〈ダナウェイ判事〉は「あなたはご自分の立場を利用して継続中の裁判で有利な判決を求めている」とスカッとするような事を言ってくれたものの、やはり弁護側に肩入れし過ぎる事を控え守りに入ったよう。
最終的に、陪審員の一人が裁判中にSNSでダナウェイ判事に友達申請を承認されていた事が発覚し、『判事は公判中と評議中、法廷外で陪審員とは接触できない』という法に基づき、審理無効の申し立てが通りました。
自分の選挙支持者だと思ってうっかり承認してしまっただけの判事でしたが、理由はどうあれ重大な倫理違反には変わりないという若干間抜けな終わり方でした。
陪審員に対する嫌がらせ行為と称してカリンダを逮捕するケイリーに唖然とします。
が、ケイリーに凄まじい勢いで食ってかかりこれを助けたのがアリシアだと言うのが亀裂の入っていた二人の関係に光が射しそうな予感です。
お礼を言うのにも躊躇うカリンダでしたが、ジミー・パトリックに「娘に近付くな」と警告しに行った際、カリンダがグレースを迎えに来て「次にグレースに会ったら殺す」と釘を刺されていた事実を聞いていたアリシアもまた「娘を見つけてくれてありがとう」とお礼を言います。まだまだぎこちなさの残る二人ですが、少しずつ信頼関係を取り戻していって欲しいものです。
子供達を寄宿舎付きの私立学校に編入させようと取り合うアリシアは、女性校長が権威に弱いと感じ取りピーターと共に面談に向かいます。
かなりの好感触だったものの、「例外を認めてしまう事に抵抗がある」と断りの電話を貰ったアリシアはすぐさまピーターに相談。
一人校長の元を訪れたピーターは職権で調べ上げた教員の犯罪歴を武器に「私は州検事です ノーとは言わせない 特に子供の事に関してノーは禁句です」と圧力をかけ『イエス』の答えを貰っておりました。
これではただの脅しですし職権濫用ですし、何がクリーン作戦なのかと感じてしまいます。
ピーターからウィルの汚職を調べるよう任を受けていたウェンディは、ウィルと接触し真の狙いはピーターだと明かすわでこの女もますます強かかつ威圧的でおっそろしいドロドロ劇に発展しつつあるようです。
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