海外ドラマ≫≫the good wife グッド・ワイフシーズン5　5話ネタバレ感想

第5話『波乱の幕開け』“Hitting the Fan”

あらすじ

アリシアとケイリーがロックハード&ガードナーから独立の計画が突然ばらされ、クライアントを保持する為、必死なバトルが始まる。

ネタバレ感想

ダイアンからウィルへと独立計画がバレてめちゃくちゃな急展開に突入してゾクゾクが止まりません。

まずはウィルの我も忘れてブチ切れアリシアの机上の物にダイビングアタックをかましたのはおいおい…と笑える部分でもあります。

そこからの早いこと早いこと。あれほど執着し愛したアリシアを「恐ろしい女だ」と罵りクビ宣告をするも、パートナーという立場上ウィルの一存では辞めさせられない事を指摘されればすぐさま幹部会議を開き同時に警備員を呼び寄せます。

こんなタイミングで「まだサインはしてない」と散々な態度を取り追い出し中のダイアンを手のひら返しで会議に参加させるウィルは本当に信用なりません。

この少ない時間で、アリシアは「自分で考えて判断するように」とロビンに仲間達への伝達を頼み、自らはオフィスの入居を一週間早める算段をつけ、ザックへ電話をかけるとクラウドに保存した住所録などを自宅で見れるようにして欲しいとハッキングを依頼します。ザックが居て良かった！

独立メンバーの中でもバレている者とまだバレていない者が即座に自分の置かれた状況を把握しすべき事を全うしようと動く様子が最高です。

資料のダウンロードがバレて即刻追い出された方のケイリーがロビーで出勤してきたアゴスの方のケイリーに階上で起こっている騒動を伝えるかのように大声で警備員に対抗する様もニヤリとしてしまいました。

正式な採決にて解雇が決まり、エレベーターに乗せられたアリシアが一人涙してしまうシーンなんて欲しくないので、その分ガリガリと各方面への根回しでもして奮闘している姿が見たかったと一瞬残念に思いましたが、しっかり解雇されたメンバーと合流しカフェで迅速な指揮を出していたので安心です。

一足遅く出勤してきたカリンダもオフィスの荒れようで薄々自体を把握し、ウィルから全てを聞かされ「誰が仲間でどの顧客を盗もうとしているのか調査してくれ」と依頼されました。

ウィル達は躍起になって四年目のアソシエイト全員にクビを言い渡していき、対抗策を練っております。解雇の理由を「業績に不安がある」と顧客に説明したり、金銭の横領を暗に示してみたりと汚いやり方で顧客の囲い込みが始まりました。

活気溢れるカフェに辿り着いたカリンダは「ロックハート・ガードナーはボロボロよウィルは反撃に血眼になってるもう一人調査員は必要？」と自ら乗り換えの意思を示します。ダイアンの居ない事務所に先がないとの判断だったようでなんという棚ぼたでしょうか(笑)

これで一気に風向きが変わり、「本気ならチャムハム社のファイルを手に入れて」というケイリーでしたが、届け先を聞いたカリンダに少々違和感を覚えました。悲しい事に潜入スパイ的なやり方で新事務所の住所を手に入れたのかな、と。

嫌な予感は的中し、カリンダは情報を横流し…この場合事務所側の人間なので横流しという表現は間違っているかもしれませんが。

顧客への接触禁止命令が出たアリシア達は法廷でウィル達と戦い、ディヴッドが吐いた暴言がきっかけとなり「すべての顧客を奪う彼らに尽くしてきたのは私達だから当然よそっちに残るのは豪華なオフィスだけ」とビシッと宣戦布告してくれます。あれほど尾を引いていたウィルの汚職事件の判事への接触も思いつきもはや手段を選ばず徹底抗戦の構えです(笑)

ピーターにも早速解雇の報せが届き、アリシアから取り上げた携帯に入った着信をウィルが受けるという修羅場も。「忠告ありがとう馬鹿野郎」との名言も繰り出され、州知事の妻を解雇したとなれば最高裁判事への影響が出るか不安が残るダイアンにはイーライが笑顔の圧をかけており心強いばかりです。

それにしても誰がここまでの泥沼合戦を想像したでしょうか。

チャムハム社の奪り合いに負けたフロリック&アゴスは設立直前にコケてしまったかと思った矢先、ピーターが州知事としてIT企業への課税を検討するような派手な脅しをかけた事で、卑怯ながらも起業に不可欠な年3500万ドルの大口顧客をようやく掴むこととなりました。

ピーターの妻の敵への憎悪は思った以上に激しくダイアンの選任を白紙に戻す考えまで浮上しやり過ぎ感は否めません。そこまでやってしまうとしっぺ返しでどえらい事になってしまうような…。

グッド・ワイフ彼女の評決シーズン5