海外ドラマ≫≫the good wife グッド・ワイフシーズン5　12話ネタバレ感想

第12話『ダブル審判裁判』“We, the Juries”

あらすじ

アリシアとウイルは麻薬の密輸に訴えられているカップルの一人に代わり、被告人達が別々の陪審員候補者グループに主張し法廷内がごった返しになる。一方、ケイリーがロックハート&ガードナーのクライアントに言い寄ろうとし、カリンダは壊れた関係を回復し、そしてマリリンは知事選挙中の投票詐欺の捜査を始める。

ネタバレ感想

大学教授〈ヘンリー〉と美女〈ダーラ〉という一見不釣り合いなカップルが麻薬密輸の容疑で御用となってみたいです。

元々L.Gの顧客だった二人ですが、今回の独立騒動を踏まえてヘンリーをフロリック&アゴスが、ダーラを引き続きL.Gが分裂して代理人を請け負うことに。

同じ立場でありながら仲違いしている両事務所は別々の審議を望むもスペンサー判事からダブル審判裁判を言い渡されます。

また新しい手法ですが、一つの裁判に対し、陪審員グループが2組用意されるというシステムでややこしい上に窮屈そうで陪審員も口を開けばお互いのグループへの待遇の違いに不平を漏らすわで、判事や廷吏からすればさっさと片付けたい審議でしかないことでしょう。

お互いに協力すれば良いものを、ギスギスの私情を惜しみなくねじ込み相手方を蹴落とそうとするばかりで検事局サイドも身内で潰し合いをさせておけ、といったスタンスです。

偶然見かけたお互いの陪審員同士が会話をしている様子を見たアリシアとウィルでしたが、アリシアが裁判官室でこれを訴えるもウィルは「見ていません」と平気な顔でとぼけてきますしほんとになんなんですかね、この男の精神年齢の低さは。

調査員ロビンが麻薬王が着ていたTシャツのロゴがCAの被っていたキャップと同じものだと気付き、意外な接点が見つかります。

この経緯を経て、陪審員に任せるよりはと2年で仮釈放という取引を飲み終結となりました。

またしても事務所同士のやり合いにもつれたエピソードでしたが、こんな一幕も。

カリンダがケイリーの居るバーに現れ一緒に飲むも、店員がケイリーに酒をこぼしてしまいトイレへ汚れを落としに行った際、残されたカリンダが偶然鳴った携帯の通知で見てしまったのはロビンからの連絡です。

今や友情でしか成り立たない関係のケイリーを出し抜く行為に迷うもやはり長年の習性なのかメールの内容を盗み見てしまったカリンダに、もしかして店員に酒を溢すよう頼んでいたのかも？なんて疑惑が生じましたが、実際には騙していたのはケイリーの方だったよう。

騙していた…というのはカリンダが携帯を盗み見なければおきなかった誤解なので『試していた』が正解かもしれません。

ロビンのメールにあった「ペイズリー社に関する緊急用件」には、「ペイズリー社のCEOがヘイリー・エリオットの売春幇助で逮捕されたわ LGはまだ知らないから顧客を奪うチャンスよ」と書かれていたのです。

これをすぐさまウィルに知らせたカリンダは、ウィルと共にCEOに直接接触しにいきます。

ウィルの対応が不満で乗り換えたいと噂のあったペイズリー社CEOでしたが、「フロリック&アゴスも検討したが今は乗り換える気はない」との事。ここでやめておけばよかったのにウィルとカリンダは、「ヘイリーの売春幇助の事で力になれます」と逮捕の事実を揉み消せるなんて話までしてしまうのですが、それを聞いたCEOは「ヘイリーは私の孫でホジキン病で車椅子生活をしている」と言われのない中傷に激怒した様子。

ここでやっとカリンダはケイリーにいっぱい食わされたと気づいたわけです。

カリンダにしては裏付けも取らずまんまと引っかかるなんて意外でしたね。

騙された事に文句を言いにいったかと思いきや、ケイリーの行為はそもそもカリンダの仕事上での裏切りから来ていたわけでもあったので、二人はお互い様の痛み分けという事で少しは関係が回復したようです。

倫理委員会のマリリンは投票箱の映像に関して、不正があったのかなど徹底的な調査を敢行しておりますが、映像をピーターの元に持って来ていたウィルを呼び出してもピーターが『秘匿特権』を破らせず隠し通そうとした事から連邦裁判所に報告書を出さねばならないという事態にまで発展しそうな模様。これはまた大ごとになると厄介そうです。

グッド・ワイフ彼女の評決シーズン5