海外ドラマ≫≫the good wife グッド・ワイフシーズン5　13話ネタバレ感想

第13話『運命の境界線』“Parallel Construction, Bitches”

あらすじ

フロリック・アゴスとロックハード&ガードナーはルモンド・ビショップをクライアントとしてキープすることで争っている間、彼は麻薬関係の告訴で摑まる。しかもアリシアの事務所が情報を漏らした可能性がある。一方、知事選挙の投票詐欺の調査は進み、マリリンは公共健全局のエージェントから連絡が来る。

ネタバレ感想

グッド・ワイフはシーズンがそこそこ長い上に1シーズンあたりのエピソード数も多く、忘れた頃にやって来るような伏線が多いのも特徴です。

今回も忘れた頃にNSAの盗聴絡みの話題が発展しております。シーズン5エピソード2でアリシアやダイアンの電話を盗聴していたNSAですが、その後マークは続いていたようです。

アリシアが盗聴の事実に気付いた経緯には顧客でもある麻薬王ルモンド・ビショップが大きく関係してきます。

久しぶりにビショップの顧問弁護士である脅迫じぃさんレスターも出てきて、麻薬取締局DEAにフロリック&アゴスとの会議の時にしか出していない情報が漏れていたと事務所内からの密告を疑われているようです。

会議に同席したケイリー、ヘイデン、ロビンを個別に聴き取り調査したアリシアとレスターでしたが、当然のように密告者などおらず…。

レスターがアリシアに「明日の15時には取引のため空港に行かねばならないんだもし何かあった時のために事務所で待機しといてくれ」と、裏取引のスケージュールを教えたあたりでピンときます。

翌日、レスターを助手席に乗せたビショップが15時にご丁寧にDEAを引き連れた警官に危険運転で車を停められます。

ビショップが大量の麻薬を積んでいるのを知っていたかのように車内の荷物を押収しようとしたDEAでしたが、トランクの底からは大量のパンケーキミックスの空き箱が。

ビショップ達はフロリック&アゴスからの密告者が誰なのか確かめるためにトラップを仕掛けていたようで、それぞれのメンバーに別々の時間を教えていたようですが、これに当てはまってしまったのはなんとアリシア。

どう信頼回復に漕ぎ着けられるのか、下手したら報復として殺されかねない状況ですが、アリシアが「誰にも話していないけれど自分の留守電にメッセージは残したわ」との一言からすぐに盗聴に気付いたビショップがすぐさま部下へプリペイド携帯を事務所に届けるよう手配しました。

この時点でビショップやアリシア達はDEAから盗聴されていると確信しておりますが、本当のところはNSAが盗聴して知り得た情報をDEAに横流ししていたという『並行構造』だった訳です。

まぁ、どちらにせよピーターの汚職疑惑が湧いている今、アリシアが盗聴に気付きプリペイド携帯に変えようが電話相手のイーライからも番号を辿れるようで、どんどん嫌な事実が芋づる式で明るみに出て行ってしまっております。

保全命令を請求して盗聴を隠すため証人に偽証させた事を明らかにしてやろうと考えたケイリーにアリシアが言った「今のウィルに似てた」もウケましたが、それに対するケイリーの「君もだダイアン」にニンマリしてしまいました。和訳は「君もだ」でしたが、実際には「Thank you,Diane」と言っていてより流れるような会話の中での小粋な返しが最高です。

同じくビショップの合法ビジネス部門を担当しているLGに親切心から盗聴の事実を教えに行ってやったケイリーですが、ダイアンはこれを罠かと疑いカリンダに探らせ、カリンダもそこまでするか？と言いたくなるような手段でわざわざ身体を重ねてまでケイリーに真偽を問います。

ケイリーは本当の事しか話しておりませんし、疑いにも軽く笑って「嘘じゃない」と言い切ったにも関わらずカリンダは何故かガセネタ認定してダイアンに報告してしまいました。

ここ最近カリンダのキャラが崩壊しているように感じます。

忠告はしてやったのに信じなかった方に責任があるだけなので後はもう知りません。

ビショップを訴えていた側のアッシャーが辞職した事で彼を証人として引きずり出すと「有罪となる恐れがあるので黙秘権を行使します」という発言からの心証により令状の不当性が認められる事となりました。

盗聴と汚職疑惑の絡み合いですが、汚職調査局の〈ネルソン・デュベック〉がマリリンに揺さぶりをかけ例の映像を入手しアリシアにも見せに押しかけてくるのですが、サラリと追い払ったアリシアが事態を知らせるべくプリペイド携帯でイーライに電話で報告した内容も盗聴の対象となっております。

そこでイーライが「ピーターにあの映像を見せに来たのはウィルなんです」と発言してしまい、その情報を得たデュベックは早速LGに出向きます。

「何故顧客を奪った同僚の夫である知事を庇うのです」なんて分かりやすく焚き付けようとしてきますが、ここは意外にも守秘義務を重んじる確固たる姿勢を見せたウィル。

捜査の手がだいぶん迫ってきており、もはやジム・ムーディ一人の責任で終われるような雰囲気ではないのですがここからどうなるのでしょうか。

グッド・ワイフ彼女の評決シーズン5