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海外ドラマ≫≫GORTIMER GIBBON'S LIFE ON NORMAL STREET ゴーティマー・ギボン ~ふしぎな日常~ シーズン2 12話ネタバレ感想

メルとママの絆

エピソード12『メルとママの絆』“Mel vs. the Future”

あらすじ

ローラの死に打ちひしがれたメルは、過去に戻って母親を救おうと、タイムマシンを作ることにする。すると未来から大人のメルがやってきて、計画をやめるよう説得する。

ネタバレ感想

11話では初めての鬱エンドとBGM無しエンディングに動揺しておりましたが、いつも通りのオープニングでややホッとします。

「変な人」と呆れながら母親に言った最期の言葉を思い返しながら現実を受け入れられず打ちひしがれるメルと、そんなメルをなんとか励ましたい不器用な親友二人。

しかし二人がメルへの差し入れを持って行った頃にはベッドから出てやけに忙しそうにしていました。

メルが作ろうとしているのは、過去を変えて母親を救うためのタイムマシン。

ヤケになってしまったメルに唖然とするゴーティマーとレンジャーでしたが、「今はどうしたって変になるのは仕方ない」としばしソッとしておきます。僅かな希望にしがみつきたくなりますが、「いくら天才のメルでももしも可能な事なら他の誰かが完成させてるよ」とたまにズバッと正論を言うレンジャーの言葉でゴーティマー共々我に返りました。

メルの母親ローラとは親友だったゴーティマーのママも静かな悲しみに浸りながら「私たちは自分を責めることで状況を変えられると思ってしまうの、誰も悪くないわ ただ、起きてしまったの…」とゴーティマーを諭します。

その頃メルは、父親と葬儀用の遺影を選んでいる間に何者かが部屋に侵入して装置の部品が盗み出された形跡を見つけ、物音のする倉庫に足を踏み入れました。

中に居たのはなんと26年後のメル自身。

その言葉を聞いた途端、自分がタイムマシンを作り上げた事を確信して「成功したのね!」と素直に受け入れたメル。

ただ、未来のメルは「ええ、でも間違ってる、時間は超えられたけど人の運命は変えられない」と話し始めました。

母親が死んでからタイムマシンを作るという悲願だけに全てを捧げ没頭し、ついには成功したもののその先にあるのは失望だけだったと話す未来のメルは、26年の月日を有意義なものにするために過去のメルを止めにやってきたそうです。

「人生は贈り物よ、全ての瞬間が貴重なの無駄にしないで」と説得するも、母親を失ったばかりのメルにはそんな言葉だけで受け入れられるはずもなく…。

意外にもこの時間軸に残り続ける未来のメルは街でレンジャーを見かけ声をかけます。タイムマシンが成功した自分は未来から来たメルだと話し、信じないレンジャーにメルでしか知り得ない話をします。

助けを求める未来のメルに、レンジャーはゴーティマーも引き合わせ何としてもタイムマシン作りを阻止して欲しいと頼まれるもメルは二人に会ってはくれません。

とうとう父親とも喧嘩になって落ち込むメルに声をかけたのは未来のメル本人。

「ゴーティマー達を避け続けある日電話も途絶えた」と信じたくない未来まで聞かされますが、それでもメルは閃きます。26年分先行した未来の自分の知識を使えば今母親を救う事が出来る!とリスクを承知で一度26年後に行き、完成したタイムマシン装置を使わせてもらう事に。

メルが居なくなったことに慌てた父親がゴーティマー家に捜しに来たことでゴーティマーとレンジャーもメルを捜します。

きっと過去を修正しに行こうとしているんだとピンと来た二人は急いでメルとメロディーの居る湖へ走りました。

ギリギリのところで間に合うも、メル達は二人の力を合わせればなんとかなるのでは、と一度きりのチャンスに賭けようとしています。

装置が起動している2分間のタイムリミットの間に、未来へ向かおうとしている親友をなんとか引き止めようと必死で声をかけるゴーティマーとレンジャー。

「きっといつの日か傷は癒える、それまで僕たちがついてる頼むよ、僕たちは親友だし君が大事だ」と畳み掛ける二人に泣きながら「私も二人がとても大事よ」とハグをしたメルでしたが、それでも行くんだと装置に乗ってしまいます。

そこにようやく到着したメルパパ。

「家に帰ろう」と言う父親に「ダメよ、私の間違いを修正しにいくの」とメル。

修正するのは母親の死そのものではなく、メル自身の間違い…メルは自分が母親に投げかけた最期の言葉が酷いもので、気分を害されたから事故を起こしてしまったのだと強く自分自身を責めていたのです。

「愛してる」と言うべきだったのに言えなかった事を悔いるメルに「決してお前は悪くないしパパにはお前が必要なんだ、一緒に家に帰ろう頼む」と伝えた父親のもとに思わず駆け寄りママの死への嘆きをようやく吐き出せました。

葬儀を終えて作りかけの装置を片付けていたメルは、母親からメル宛への写真を見つけてそっと微笑むのでした。

 

目で見ないと信じられない出来事がある

見て驚き、見て喜び、そして息をのむ

逆の場合もある

例えば人と人の絆は信じないと見えないものだ

それは心ない言葉や口論よりも強く、死にも負けない

壊れずに永遠に残る

メルとママの絆

メルとママの絆

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▼次回、エピソード13

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