第11話『奇跡を信じて』“Hail Mary”
あらすじ
ケイリーは監禁の覚悟で牢獄のコンサルタントを呼ぶ。フロリック・アゴス・ロックハートのチームは彼の為に全力で力を貸す。 クリス・エリオット、ドミニク・ロンバルドッジ、ゲスト主演。
ネタバレ感想
ここ最近地味なダレを感じていましたが、ようやく面白さに満ち満ちたエピソードを堪能できました。
まさかここまでケイリー冤罪?事件が引っ張られるとも思ってませんでしたし。
前話で法廷で有罪を認めたケイリーは、服役に備えて刑務所コンサルタントを雇います。ほんと色んな職業があるもんだなぁ、と感心します。
刑務所内では特に人種差別はまだまだ根深く、頼れる家族や友人が中に居ないのならとにかく白人の味方を見つけろとアドバイスを受けたケイリーは困った時のカリンダに連絡し、誰かアテはないかと尋ねます。
カリンダもケイリーのためならとなりふり構わず、前回苦し紛れに脅しをかけたビショップにこれを都合してくれないかと直接頼みに行くのです。息子と会えなくするぞと脅した記憶も浅いうちからよく顔を出せたものです。殺されなくて良かった。
ただ、この頼みにより紹介された男にケイリーの名前を伝えたところ、「輸出の件で捕まった弁護士か」との一言。これにカリンダは食いつき聞き返します。それもそのはず、ケイリーの罪状は「麻薬の輸入に関するアドバイスを行った共謀罪」だったわけで、ヘロインが国内にあったのならいくらケイリーが警察を出し抜いて国内に麻薬を持ち込む方法を教えようが今回の立件は出来ないのです。
すぐにダイアンにこれを伝え、約6時間という迫り来る期限内に事務所総出で求められた証拠を探す事に。
問題となったケイリーの会話が録音された時期がヘロイン輸入の二週間後だったと証明できた時点でケイリーは無罪放免となるのかと思いきやそう甘くもなかったですね。
検察側が事実を知りながらケイリーを嵌めた証拠を求められ、カリンダはツテを使って当時の担当者に送られたであろう証拠になりうるメールが残っているかデータを調べます。
メタデータから出てきたのは、確実に送られてはいるものの迷惑メール扱いで未開封のまま削除されたというあての外れた事実でした。
迫り来るタイムリミットの中、どうしてもケイリーを大切に思うカリンダはかなりアウトなところへ踏み込んでしまいます。
メールの未読を既読に書き換えるという犯罪行為を犯したカリンダでしたが、その書き換えが済むと同時に、聴取の内容を洗い直したゼップスの方のケイリーからこの件を担当した刑事は一人じゃなかった事を見つけたと聞かされ、何らかの理由で突如捜査を外れた〈ケヴィン・ロドリゲス〉が何か知っているはずだと手掛かりを掴んだのです。
あと1時間のタイムリミットの中、カリンダはケヴィンに接触し、カストロの権力は今や弱まっているからと念押しし証言台に上がってもらえるよう話をつけます。
こうしてやっとの思いでケイリーの罪を晴らせる証人に恵まれたカリンダが遅れて法廷に辿り着いた頃には、なんとダイアンがカリンダの捏造したメタデータの写しを証拠として判事に提出した後だったという取り返しのつかない展開に。
このデータの書き換えを信じたクエスタ判事は検察の発言すら許さずケイリーに対し全面的に冤罪を認め深く謝罪し、ケイリーは無罪放免、加えて今後の起訴も不可と決定してくれます。
ケイリーの憔悴しきった表情からのダイアンやカリンダのハグは本当に心の底から良かったと思う反面、カリンダが犯した決定的な違法行為とビショップからの着信が不穏な気配も感じさせこれぞグッド・ワイフといった感じ。
ダイアンからの連絡で大逆転無罪を勝ち取ったアリシアは喜びのあまり選挙参謀のエルフマンに熱烈キスをかましましたが、まさかここが男女の関係として発展していくのですか?
個人的にエルフマンはなんだかゲイっぽいなぁと思いながら見ていたのでまさかまさかのお相手です(笑)
それにしてもこんな現場をパパラッチされていたら…とかアリシアの自覚のなさには心配しっぱなしです。本当に大丈夫なんでしょうか。
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