海外ドラマ≫≫the good wife グッド・ワイフシーズン5　2話ネタバレ感想

第2話『口外禁止命令』“The Bit Bucket”

あらすじ

ロックハード&ガードナーはある元クライアントとのつながりによって事務所のコミュニケーションが国家安全保障局（NSA）に監視されてるのを知らず、アリシアとケイリーは検索エンジンのチャムハムに代わってその情報機関を訴える。一方、アリシアの母は娘を支持し、そしてイーライはダイアンの最高裁判所の指名を確保する。

ネタバレ感想

専門用語の飛び交う小難しい題材ながらも、海外ドラマ『シリコン・バレー』を視聴済みの方ならニヤニヤして見れる場面もおりこまれていたのではないでしょうか。

NSAによる通信傍受なんて憲法違反にはあたらないのかと不思議ですが、今回まわりまわってダイアンやアリシアまでもがその対象となってしまったりよろしくないですね。

ついでに言うと、NSAを訴えようとする動きをケイリーがカリンダに電話で調査を依頼したため早速当のNSAに訴訟を起こす事が筒抜けになってしまったり、アリシアの素性が次期州知人夫人だと早々にバレてしまったりと複雑に絡み合っていきます。

通信傍受で面白いのが、ティーンエイジャーの痴情のもつれすらも危険人物との関係性に結びつけてしまえるところです。ザックの元カノであるニーサが何度も何度も自宅の電話に着信を残すのですが、ニーサの父親が『ソマリア人』だったという情報がここでも活きてきたのが秀逸でした(笑)州知事一家がテロリストと密な関係を持っていると疑われているのでかなりいい迷惑ではありますが。

ザックの元カノ関連で久しぶりにお騒がせベッカも登場してまーたイーライと真っ向対決しておりました。

ピーターはというと、ダイアンを最高裁判事に指名するため最高裁長官の推薦をお願いしたいところですが、「彼女は完璧な経歴の持ち主ではあるが、彼女は私の前で腐敗したパートナーを全面的に擁護したんだ」と言葉を選ばずウィルを痛烈批判。

イーライもウィルの過去を認めて公式に謝罪するようにと進めますが、やはりダイアンがあっさりウィルを売り渡すはずもなく交渉は決裂かと思えましたが、最後にはピーターがお得意の脅しをかけ「決めるのはあなたではなく私だあなたは私の指示に従う他ないんだ」と強気に出たのです。

最初からこうしといてくれよ、とも思うのですが、記者に対してウィルへの悪意を露呈させるためのインタビューをもう受けなくていいとイーライが連絡を入れた頃には時すでに遅く、なんとダイアンは一度は拒否したインタビューに答えた後だったようで取り返しのつかない雰囲気すらありました。ダイアンには信念を曲げてウィルを裏切る事などして欲しくなかったのですが、一体何を話したのでしょう。

独立の件では、なくては成り立たない大口顧客のチャムハム社がケイリーに不信感を抱いているとパートナーとしてウィルから聞かされたアリシアは本当にチャムハムを囲えているのか不安に思っております。

それだけではなく、融資を受けられるはずだった銀行が意見を翻し、14万ドルの支払いをしなければ手付金として払った6万ドルすら返ってこないというどうしようもない状況に。1500万円相当が突然必要だなんて言われてもそりゃ困ります。

が、しばらくしてケイリーから感謝の電話がかかってきたアリシア。

事態が飲み込めないものの、アリシアの差出人で14万ドルの小切手が届いたと。

アリシアの母であるヴェロニカが、オフィスでケイリーと話す娘の会話をチラッと聞いただけで色々と把握し出資してくれたらしいのです。

これは驚きでもあり嬉しくもある救世主が出てきました。ヴェロニカに気があるらしいディヴッドが突発的で莫大な投資に気付き心配しておりましたが、キチンと撃退してくれていましたし。顧客と言えど、ディヴッドをここまで黙らせる事のできる人物ってヴェロニカぐらいかもしれませんね。いい気味です(笑)

グッド・ワイフ彼女の評決シーズン5