海外ドラマ≫≫the good wife グッド・ワイフシーズン1　19話ネタバレ感想

第19話『風刺画の波紋』“Boom”

あらすじ

報道の自由とイスラム過激派が絡んだ訴訟で、アリシアは事務所の元パートナーと闘うことになった。アリシアは彼の反対尋問を崩す秘密を握っていた。一方、ピーターはアリシアを失うことを恐れ、ある行動に出る。

ネタバレ感想

新聞社に爆弾が投げ込まれ編集長が死亡する事となった事件でまとまりかけた示談交渉の場に新たな弁護士として突如現れたのは元パートナーのスターンでした。認知症の薬を飲んでいた例のお爺ちゃんです。この事実を唯一知っているアリシアに「気分はどう？」と挨拶程度に声を掛けられると別室に呼び出し『守秘義務』をしつこい程に主張してくる神経質具合から見てもまだ他には漏れていないようですね。

スターンは元自分の事務所から新しい事務所に何人か引き抜きをかけているようで、ケイリーにもお声がかかります。

というのも、スターンのアシスタントのようなポジションに居た新人の女性がどうやらケイリーと学生時代イイ仲だったようで、彼女と偶然再会した翌日にスターン事務所の面々が対立する形で割って入ってきたというちょっとしたドロドロ展開。

ケイリーは彼女を上手く使って自分の他に誰に声が掛かっているのか聞き出そうと自慢のチャラさで相手をし、パートナー候補のジュリアンとアソシエイトが10人居るとの情報を得ました。一気に12人も引き抜こうとは本気で潰しにかかっているというか強欲というか。

ケイリーはウィルとダイアンを天秤にかけた結果ウィルにこれを報告し、最終的にはジュリアンを呼び出しスターンの出した条件をこちらでも揃えるとした上で他の裏切り者10人の名前を書かせました。下っ端の10人に関しては事務所一つ移ろうとするのにもなかなかリスキーな選択でしたね。

今回ケイリーの他にもグッジョブだったのはアリシアです。

過去にスターンの弁護人になった際に認知症の事を知ってしまったことから守秘義務が生じていますが、明言しなきゃオッケー理論を使い、スターンの証人尋問中に何度も何度もしつこい程に異議を申し立て、話を中断させ集中力を削ぐことで相手を撹乱させ完全にスターンを黙らせる事にも成功します。これはスターンからすれば姑息な手ですが、そもそも姑息な爺さんを相手にしているのでオールオッケーですわな。

ピーター方面では、コスコがついに姿を現しアリシアの事務所にも相談に来たりと意外と普通そうなおじさんの風貌に拍子抜けです。

もっと裏社会と通じるドン的なワルを想像していました。

チャイルズに弱みを握られただかなんとかで逆にピーターを売ることになりそうなコスコは、教会通いのピーターにその事実を伝えに来ます。

何だか凄い勢いで確信を持ったピーターがコスコの服を思いっきり剥ぐと密かに会話を録音していたようで、ピーターがボロを出す音声を狙っていたのです。

これに対し、信仰心に目覚めたはずのピーターはこっちはコスコの息子〈アンソニー〉のネタを握ってるんだぞと『目には目を』理論で逆に脅し追い返しました。

席を空けた夫の帰りが遅い事を気に掛けたアリシアは逃げ帰るコスコの様子と出てきたピーターを見てまた隠れてコソコソと何かしらのよからぬ事をしでかしたピーターにいよいよ愛想を尽かします。

自宅で隠そうともせずウィルとの約束のディナーについて話し、ピーターが止めるのも聞かずに『友達との夕食』に出掛けて行くのでした。

グッド・ワイフ彼女の評決シーズン1＜トク選BOX＞ [ ジュリアナ・マルグリーズ ]