海外ドラマ≫≫the good wife グッド・ワイフシーズン3　9話ネタバレ感想

第9話『事実の重み』“Whiskey Tango Foxtrot”

あらすじ

アリシアとウィルは再びヒックスの要請を受けて、軍事法廷に立つことになる。依頼人は無人機プレデターの女性オペレーター、エルキンス軍曹。命令に逆らってミサイルを発射し、アフガニスタンで民間人12人を殺した罪に問われていた。これまで無人機による誤爆でオペレーターが責任を問われた前例がなく、男性であるパイロットも上官も起訴されていないことから、ウィルは性差別を争点にしようと提案し……。

ネタバレ感想

アリシアとウィルは二度目の軍事法廷での弁護を請け負う事に。軍事法廷といつ性質上いつもより窮屈感と小難しさを感じますが、要約すると無人機プレデターの女性オペレーターである〈エルキンス〉軍曹が敵の戦闘員を攻撃しようとして、周囲に子供を含む民間人が居たことで任務中止命令が下ったにも関わらず誤爆してしまいターゲット諸共民間人12名が犠牲になったという経緯で起訴されたとのこと。

アフガニスタンの無人機攻撃でこれまでに民間人が巻き込まれた事は多くある事象でありながら彼女だけが起訴された事について『女性差別』を武器に、これまた軍人から成る陪審員へ訴えかけますが、女性を含む陪審員が出した答えは全て『有罪』の判決となりました。

今回も前と同じくウィルが自ら法廷侮辱罪となるよう衝突していった女性大佐が判事だったわけですが、判決後一人座っていたアリシアに声をかけ軍事法廷で性差別を持ち出してくる事自体が女性軍人に対する侮辱であんな弁護は聞きたくもないとキッパリ言い、更には今回犠牲になった6人の子供たちにあなたは言及しなかったけれど、亡くなったのはあなたや私の子供と同じなのよ、と核心をつかれるともう何も言えないアリシアなのでした。

ジャッキーが隠れてパソコンの中身を調べようとしていた様子がバッチリカメラに映っており、自分達を守るためと急ぎ家の鍵を取り替えたアリシア。

アリシアは事情を話さないもののザックがピンときて「お婆ちゃんがパソコンを見ようとしたの？」と。相変わらず鋭いです。

これにはグレースも「お婆ちゃん最低」と言っておりましたが、実際にアリシアにもやましい事が大有りなところが何とも言えません。

婆さんのやり方も良くないけどアリシアが潔白な訳ではないのでモヤモヤが残るばかり。

今回はダイアンのとことんカッコ良い姉御肌さが目立ちましたね。

大口顧客でもあるチーズ組合の地位確立のため奮闘していたものの、甲高い声の農務長官秘書〈ステイシー〉がチーズ組合から果物組合へつく流れがありそのままアメリカではかなりの重要度を持つコーンやパンといった組合をも巻き込まれてしまった事で初めての敗北に愕然とするイーライ。

取り乱し項垂れるイーライに対し「取り返すのよ鼻を明かしてやりましょう」と諭し激励しながらも「愚痴に付き合うわ一緒に飲みましょう」と懐の深さも見せてくれました。

ピーターが自分の調査に対し、アリシアの利害衝突を懸念して降りたと聞きもう大丈夫だろうとタカを括っていたウィルですが、検事局はなんとこの調査にスーパーバイザーとしてウェンディ・スコット・カーを投入します。

ケイリーはやはり乗り気ではなさそうなものの、調査は引き続きケイリー・デイナ、そしてウェンディで行われるよう。

早速ウェンディは事務所を訪ね、ウィル不在の中ダイアンにウィルが水曜の法曹バスケで判事たちを違法賭博に誘い、その負けが温情判決で賄われる買収があったためダイアンが潔白なら調査に協力するよう要請します。

もうダイアンのブチ切れっぷりがそりゃそうだ、としか言えないんですよね。

ウィルがいくら濡れ衣だと宣おうが、「だとしても困るのケリをつけて」とバッッサリ。この汚職疑惑うんぬんの話ではなく、ウィルとアリシアの間に問題があるからピーターに目を付けられたとしっかり分かっているダイアンはさすがです。