第4話『憎悪犯罪』“Don't Haze Me, Bro”
あらすじ
大学での新人いじめが死亡事件に発展し、ロックハート&ガードナー事務所は、大学側を訴えた両親の代理人を務める。アリシアとイーライは、ピーターと関係を持ったとする選挙スタッフの主張を覆そうとする。
ネタバレ感想
仰々しいタイトルがついておりますが、『憎悪犯罪』というジャンルが存在するのですね。
シカゴ工科大の水球チームのパーティー中に一年生だった〈トレイ〉がチームメイトからプールに沈められ溺死させられるという事件で、アリシア達は被害者家族の代理人として大学側の監督責任を追及します。
『沈める』の意味を持つ『ダンク』と称されるこのパーティーは50年の歴史を持つチームの中でも伝統行事だったらしく、大学もコーチも黙認していた事を厳しく訴えますが、大学側の代理人〈アンドリュース〉は事件の原因がトレイの『ゲイ疑惑』による偏見と嫌悪によるもので、あくまでもパーティーに原因があった訳ではないので大学側は予想出来なかったものだと論点をすり替えてきます。
トレイはゲイな訳ではなく恋人も居たようですが、彼の性的嗜好が実際にどうかではなく、彼の仕草や雰囲気がオネェっぽかったかどうか、つまりゲイっぽく見えたかどうかが重要だとやり返されオネェ感のある判事が担当なのもなんだかなぁ、という感じ(笑)
今回ダイアンが燃えに燃えておりましたが、怒ったダイアンはやはり恐ろしい。
加害者のゲイの幼馴染を証言台に呼び、ゲイに対する偏見が動機ではなかったと証明されるも今度は黒人同士の憎悪からくる人種差別という動機があったと言い始めたアンドリュース。
そろそろいい加減にしてくれよ、と思っていたところにケイリーがナイスな助け舟を出した際のダイアンの不敵な笑みがこの後の華麗な勝利を約束してくれます。
ケイリーは被害者が事件の一週間前に入会した〈パイ・ガンマ・ファイ〉という社交クラブと、加害者が所属していた〈オメガ・デルタ・オメガ〉という社交クラブの間で対立があった事に対し、この対立をコーチが知らないはずがなくそれならば都合が良いとアドバイスしたわけです。
意気揚々と再度コーチを召喚する事でアンドリュースの揚げ足を取りちゃっかり希望額の600万ドルをもぎ取りました。
選挙スタッフ〈インディラ〉のでっち上げで終わったかと思われたピーターの不倫騒動ですが、ややこしい事はまだまだ続きます。
アリシアがキッパリと否定したお陰でガセネタが記事になる事態は避けられそうではあるものの記者の方はようやく手にしたビッグスキャンダルをどうしても諦めきれない様子。
またしてもカリンダ調査員が続投される事となりますが、カリンダにはお茶の子さいさいで、ホテルの従業員から15階のスイートは特別フロアでコンシェルジュカードが無ければエレベーターも止まらないと裏を取った上でインディラへのインタビュー中にカードの存在すら知らなかった彼女の嘘を暴いてくれます。
この録音データを聞いてなおインディラの言っている事は本当なのでは、と疑念を残している記者を見ているとだんだん不穏な気配がしてきたようにも感じます。
カリンダがホテルで調査中に、隣の部屋を取っていたイーライが部屋の間のドアを開けていたと言っていたはずが、特別な要望がなければドアを開く事はなく、宿泊者が勝手に開けることも出来ないと言われておりましたし。イーライが何かしらの嘘をついていたのは確定です。
イーライといえば、退院したジャッキーが揉み消しに必死になっているピーターの女性関係についてスピーチで言及したりと勝手な事をしてくれてブチ切れております。
ジャッキーの出番を減らすもピーターにも圧をかけられ仕事とはいえ他人のために必死になっているのにくだらない板挟みに巻き込まれてやや不憫です。
ジャッキーはジャッキーで虫の幻覚が見えているらしく、これは一時的なストレスから来るものなのか脳の障害だとか深刻なものなのかどっちなのでしょうか。
グッド・ワイフ 彼女の評決 シーズン4<トク選BOX> [ ジュリアナ・マルグリーズ ]

グッド・ワイフ 彼女の評決 シーズン4 DVD-BOX part2
- 出版社/メーカー: パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
- 発売日: 2014/12/10
- メディア: DVD

グッド・ワイフ 彼女の評決 シーズン4 DVD-BOX part1
- 出版社/メーカー: パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
- 発売日: 2014/11/12
- メディア: DVD
▼Amazonプライム・ビデオでも視聴できます。
月額500円でプライム会員になれば、会員特典対象の映画やドラマ、アニメ、Prime Original 作品が見放題。30日間のトライアル期間でお試しも可能。
▼次回、エピソード5