海外ドラマ≫≫the good wife グッド・ワイフシーズン4　9話ネタバレ感想

第9話『結婚防衛法』“A Defense of Marriage”

あらすじ

ロックハート&ガードナー事務所は、詐欺事件の裁判で高名な弁護士から協力を得ることになるが、その弁護士の狙いは詐欺事件を踏み台として結婚防衛法を覆すことだった。アリシアの母が訪ねてきて、亡くなった夫の遺言を巡って法律事務所の助けを求める。

ネタバレ感想

元々は還付金詐欺の弁護だったはずが、問題は同性婚に結婚防衛法ドーマが適用されるか否かという論争に発展していった本件。

本来夫婦間の会話というのは配偶者間での秘匿特権が発動し証拠として適用されないものなのですが、今回槍玉に上がったのはそれが同性婚をした夫婦ならどうなるのか、というお話です。

同性婚が認められている州で婚姻届を提出し夫婦関係を築いていても、配偶者控除などといった社会保障に関しての権利が認められていないというので驚きました。矛盾を感じずにはいられない現状ですが、そこに異を唱える大物が参入してきます。

突然ロックハート・ガードナーに訪ねてきたのは最高裁のスーパー弁護士と称される〈ジェレミー・ブレスロー〉で、エイズで亡くなってしまったゲイの兄のために反ドーマを高らかに叫んでいます。

この大物がタダで力になってくれるというので有難いお話だなぁ、なんて思っていると、ジェレミーには今回のケースの勝ち負けなどどうでもよく、いやむしろ今回敢えて負けて最高裁に持ち込むという事が目的だったらしく事務所の方針とは全く方向性の違った援護となりました。企みを見抜くと同時に大物にも臆さず怒鳴りつけるダイアンがこれまたお見事でした。

プライベート面では、本件のゲイ繋がりでオーウェンが久しぶりに登場したかと思えば、アリシアとオーウェンの母〈ヴェロニカ〉まで登場です。

3度目の再婚相手〈マルコム〉が旅行中に亡くなり、遺産相続を巡ってマルコムの息子から浮気を指摘され召喚されていたヴェロニカ。

また厄介な事を持ち込んできたヴェロニカですが、さすがのキャスティングで見た目はどことなくアリシアとの親子関係を感じさせます。

中身はちゃらんぽらんの恋多きおばさんでアリシアがいかに反面教師にしてきたかが分かる人物ですが。

アリシアは家族法部門のディヴッドにヴェロニカを紹介した訳ですが、この二人が間違ってくっついてしまわないかと違ったハラハラもありました。

母親の浮気を知っていたオーウェンも証人として召喚され、自身の証言でヴェロニカの遺産相続がなくなるか、自分が偽証罪を被るかで葛藤しますが、最終的には母の浮気はなかったと嘘をつきヴェロニカは遺産を勝ち取れる事となって終わります。

この時期がちょうど感謝祭前だったようで、ラストには絶対に相性の悪いであろうジャッキーやピーターもお呼ばれして皆でホームパーティをするという流れになるのですが、オーウェンからアリシアがウィルに惚れていたと聞き面白がるヴェロニカに反発する形でアリシアはピーターに誘いをかけておりました。

今さらウィルとまたどうこうというのはここ最近の流れでなさそうですしね。

綺麗な御尊顔に傷をつけたケイリーは「バスケでぶつけて」なんて言っとりますが、ニックにしっかりと牽制をかけます。

州検事局で勤めていた事やその時のツテがある事をシレーッと話し、ニックの部下である〈ビル〉にドラッグの前歴がある事は色々と不利になるぞと忠告したりと。

そのうちケイリーへの執着がカリンダに伝わりそうですが、ニックと微妙な関係を続けてしまっているカリンダもこの件で愛想をつかしきってくれれば良いのですがどうなることやら。

グッド・ワイフ彼女の評決シーズン4＜トク選BOX＞ [ ジュリアナ・マルグリーズ ]