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海外ドラマ≫≫ MR. ROBOT ミスター・ロボット シーズン3 2話ネタバレ感想

Mr. Robot: Season_3.0 [Regions 2,4]

エピソード2『帳消し』”eps3.1_undo.gz”

あらすじ

エリオットは5/9をCtrl+Zするために燃える。窮地に追い込まれるダーリーン。ミスター・ロボットはパニックを引き起こす。

ネタバレ感想

自分のしでかした世界経済を揺るがす過ちを帳消しにするためアンジェラのコネで悪魔・コープで働き始めたエリオット。何がどうなったらこんな事になるのか(笑)

シーズン1や2で誰がエリオットの悪魔コープ入社を予測できたでしょう。

まあ、悪魔だと思っているという事実に変わりはなく、「監視すればいいだけの必要悪かも」という心境の変化から「迎合ではなく大人になった」とエリオット自身も考えているようですが。

「自分が壊した世界をよりいい状態で元に戻す」と決意し復旧計画を考えるエリオットは、上司に紙の書類を一箇所に集めるのではなくデジタル化すべきだとひとまず上司に掛け合ってみるも無能感溢れる上司には取り合ってもらえておりません。というかデジタル化ってそれはどうなんでしょう(笑)こんな不安定なエリオットがミスター・ロボット化したら全てをデジタルにした事が簡単に仇になりそうです。

相変わらず自分の計画を進めるためには手段を選ばずハッキングを使って上司の不正を見つけると早速FBIにたれ込んで逮捕させ、そのまた上の上司との接触を試みます。すこぶる調子良さそうですね。

その後もハッキングからの不正発覚、FBIのコンボで汚職にまみれた上司を刑務所送りにすると、ようやくエリオットの主張を認めてくれる上司に辿り着けました。

「完璧ね、技術担当副社長とのミーティングでも説明して」と言われ、いよいよ上層部を説得しデータベースを再構築できるかというところ。

しかしノリに乗っているエリオットはこれで終われません。まるでシーズン1の1話でコーヒーショップのオーナーをタレこみ、正義のヒーロー気取りだった頃のエリオットが戻ってきた感じです。住宅ローン詐欺や出資金詐欺、年金横領にセクハラといった社内のクソどもの粛清を繰り返し、悪魔コープ内から次々に逮捕者が出ております。

それでも実際にはエリオットに過去最悪の孤独感が戻り、空虚感を抱えるあまり一人部屋の片隅で涙を流すエリオット。

クリスタの所にカウンセリングに行ったエリオットは「妹と話すのをやめたらヤツが消えた」と打ち明けます。ミスター・ロボットもろとも、復讐心や使命感を失ったエリオットは大きな喪失感を抱えているようです。

ダーリーンはCHS〈秘密情報源〉となりFBIに捜査協力する事で収監を免れる司法取引のような感じになっています。エリオットからタイレルに関する情報を引き出すよう迫られるも、兄とタイレルの間に関係がないと言い張るダーリーンにディピエッロさんが聴かせたのは、エリオットが刑務所で受けたタイレルからの電話の録音データでした。

 

一方、逆上したスコット・ノウルズから暴行を受けたのをいい事に、不倫相手のバーテンダーの愛情を利用しノウルズ夫人殺害に関する虚偽の証言を迫ったヨアンナは、自身もノウルズに暴行を受けながら殺害を認めていたと証言したようです。以前から夫と確執があり嫌がらせをされていて、タイレルに罪を被せたように見せかけています。

ただ、テレビ番組にも出演しノウルズ批判と夫の潔白を主張し世間を味方につけようとするヨアンナは、離婚協議中という餌でバーテンダーを釣っていましたが、それも撤回して自分が愛するのは生涯タイレルだけだと言い切りました。これは逆恨み買いますよ、間違いなく。

案の定、というか予想以上に早くバーテンダーの若造は全国ネットのテレビで“まだ夫を愛してる”といった彼女に騙されていた事を怒りながらも「本当は俺を愛してるんだろ?一緒になる約束だ!そのために証言したんだぞ、警察にウソをつかせたな、事実を話してやる!」と荒ぶり、ヨアンナの運転手から「証言を撤回すれば殺す、お前の命なんて取るに足らない」と脅され二度とヨアンナには会えないと宣告されてしまいました。相当入れ込んでいたみたいですがよろしくない相手でしたね。純粋な気持ちを利用されるだけ利用されて不憫でしょうがない…と思っていましたがその純粋さが仇となり思いっきり逆上したバーテンダーは運転手に向かって発砲。さらにはヨアンナに向けてもう一発。

運転手は一命を取り留めるもヨアンナは頭に弾を受け即死するという衝撃展開に。

 

プライスは、『5/9経済協定』を締結し、E・コインを基準通貨と定めた事を大々的に発表すると同時に「遺憾な事に中国は非公式ながら“偽造通貨”ビットコインを採用しました」とホワイトローズも見ている前で、中国の締結拒否により世界経済は弱体化するだろうと痛烈批判。

フォーラムでの発表後に「中国は通貨戦争を始めたのです」とまで言い切ったプライスの元に呼び出されたホワイトローズは「通貨戦争は終わらせて政府に協定を締結させろ、中国によるE・コイン承認を世界が求めてる このままでは他国も降りてしまう」とかなり強気に上から話しますが、ホワイトローズには「あなたが成功を果たすのは常に私の後です、国連での決議までは協定など眼中にない」と冷静に返されてしまいました。この二人はお互いに脅し合い譲る気配が全くない訳で、どちらが勝ってもおかしくない紙一重感がありますが、意外にもアンジェラの存在が命運を分けるのかも…という話しぶりでした。やはりアンジェラがかなりのキーパーソンとなってくるのでしょうか?E・コープではそれなりの地位を築き、ダーク・アーミーにも協力する女。そして親友のエリオットを騙くらかす女。ただの自己啓発イタタタ系女子ではなくなってきてしまいました。

 

しばらくぶりにダーリーンからの連絡を受け入れたエリオットは妹を部屋に招き入れます。

早朝にこっそりパソコンを触るダーリーンの行動を怪しんだエリオット…ではなくミスター・ロボットは何をしていたのか問い詰めましたが、ダーリーンはそのまま逃げるように部屋から出て行ってしまいました。

やはり幼少期を共有した妹の存在がミスター・ロボットを起こすトリガーになっているというのはあながち間違いでは無いのかもしれません。

久方ぶりにミスター・ロボットが出てきた気配を感じ取ったエリオットは、クリスタに「ヤツと話して欲しい」と頼みます。

自己催眠の末、呼び出されたミスター・ロボットは「前は二人が一体でもっと自由に動けたのに今は何も共有できない、引き裂かれてる 俺たちの邪魔をするな」と言いたいことだけ言うと「話は終わりだ」と早々に切り上げました。

一連の流れを全く覚えていないエリオットは「クリスタ、いつ始める?」と問い、クリスタからミスター・ロボットと話した事を聞いたエリオットはもちろん大混乱。

自宅に帰れば扉の前でワンコを抱えたマイケルが待ち伏せていますし、刑務所にぶち込んだはずのエリオットがあり得ないスピードで出て来た事でこの男はまだ恨みを昇華し切れてないどころかますます逆恨みが募っていそうです。

 

ダーリーンがパソコンに細工を施した事で、エリオットの操作するパソコンモニターがそのままFBIに筒抜けになった状態に。

しかしエリオットなのかミスター・ロボットなのか定かではありませんが、しっかり監視の目に気付き、ダミーのURL付き暗号化メールを送信するという罠を仕掛けFBIはまんまとそれに引っ掛かってしまいます。

 

「第二段階は国連決議の当日に実行するんだ、可決されても」と秘書に話すホワイトローズは、「実行はプライスが約束を反故にした時では?」と問い返され「プライスを張り倒す時が来た」と静かに言い放ちました。

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MR.ROBOT/ミスター・ロボット

▼次回、エピソード3

axxi.hatenablog.com

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