海外ドラマ≫≫ MR. ROBOT ミスター・ロボットシーズン3　5話ネタバレ感想

エピソード5『ランタイムエラー』”eps3.4_runtime-error.r00”

あらすじ

Ｅ・コープがカオスに。逃げるエリオット、助けようとするダーリーン、突っ走るアンジェラ。もうどうなる？

ネタバレ感想

何かが抜け落ちているという違和感だけはあるもののそれが何かまでは分かっていないエリオットと、自分とタイレルを一瞬でも見た事を覚えているのか疑心暗鬼気味なアンジェラ。

E・コープに出社してきていつものタスクを自動的に処理しようとするエリオットに非日常なランタイムエラーが発生する事となります。それは週末を思い出せない脳内メモリーの破損と、会社のアカウントからログインができないアクセス制限から解雇を知るという形でエリオットの前に表れました。

隣の席のホラ吹き下ネタ男〈サマール〉にパソコンを借りて状況を確認するも、既に今朝の時点で第二段階が決行されている事に気付きます。エリオットが施した修正のおかげで一旦は阻止できたようですが一度の失敗で諦めるような相手ではありません。

自分のアクセス権が剥奪された事と、人事部の責任者が警備員を引き連れてフロアに来たことで自分がクビの対象だと即座に把握したエリオットは、根はいい奴のお調子者サマールに気を引くよう頼みラップトップを盗んで逃げ出します。訳も分からないまま言われた通り引き止めを買って出てくれるサマールに惚れそうです。

ミスター・ロボットやタイレル達がどのように突破しようとしているのか確認するまでの時間稼ぎとして大企業のどでかい自社ビル内を平静を装いながら逃げ惑う事になったエリオット。ハラハラが止まりません。

まずはネットに接続しない事には話にならないため、別フロアのおばさん職員〈イーディ〉に不正アクセス疑惑をかけてデスクから退かせようとしますが、意外にも全力で反抗かれ見込み違いだった事にやってしまったという表情のエリオット。しかしイーディが「犯人に心当たりがある、フレッドはよく外部からアクセスを」と目ぼしい人物をわざわざ紹介してくれるナイスアシストを見せてくれました。

フレッドをデスクから追い出したエリオットは、ものの数秒でタイレル達が使っているアカウントを割り出すと、23階に置かれてあるHSMを破壊するためまた警備の目を盗みながら動き始めます。

運悪くロビー行きのエレベーターに駆け込んでしまい、警備員から社外に放り出されてしまったエリオットは、ちょうど下に来ていたダーリーンと合流しました。

ダーリーンからはFBIから相関図を見せられアンジェラ達のことまでバレていて何ヶ月も自分たちはマークされていたんだということ、そしてダーリーンがFBIに協力する内通者となっている事実を聞かされます。

妹に欺かれハッキングまでされていた事に怒りながらも、尾行の結果アンジェラと会っていたのだと教えられ気を失うまでの一瞬の出来事を思い出したエリオット。

アンジェラを止めるためにも一層酷くなっているデモ隊の暴動に紛れて再び社屋内へと侵入します。

その頃社内に居たアンジェラは、眼鏡オヤジこと〈アーヴィング〉から連絡を受け、今すぐに受付に届けてある小包を受け取ってHSM装置のある場所に行きバックアップをエリオットに取らせるよう指示を受けます。

小包の中身はメモ書きとデトロイトの内部監査員のIDでした。

社内を荒らして回る暴徒から逃げ、目的のHSMが置いてある部屋に辿り着いたアンジェラはメモを見ながら自力で対処しようと急ぎます。

USBケーブルが見当たらないという凡ミスに焦る上、本物の特殊アクセス権を持つ女性社員と鉢合わせし疑われたり、仮面を被った暴徒がガラスを割って押し入ってきたりとしっちゃかめっちゃかながら任務を遂行したアンジェラ。

黒パーカーのフードを被り、倒れている男の仮面をつけて暴徒に偽装してエレベーターに乗り込むと、アーヴィングに完了の報告を入れます。爆破予定の施設内の人命を気にかけているアンジェラですが、普通に考えてこの類の人物や組織が目的遂行のために関係ない人々を避難させたりといった遠回りをするはずないですよね。どこかでそれを分かっているだろう、と思うので突っ走りながらも口では気にしている素振りを見せる部分に小さな偽善を感じてしまいます。相変わらずアンジェラの事はあまり好きになれていません。

緊急事態発生警報が鳴り響く中、目の前に現れたエリオットから「アンジェラ、何か隠していないか？」と問われます。さて、アンジェラはアーヴィングの信用出来なさに目を向けてエリオットにしでかした事を打ち明けるのでしょうか、はたまた…。

『1917 命をかけた伝令』が全編ワンカット風として巷で話題になっていましたが、こちらのシーズン3エピソード5も1話まるごと通してビル内を逃げ回るエリオットを俯瞰視点で追いかけ続ける構成となっています。

普段の『ミスター・ロボット』と違って時系列は飛ばないし、エリオットとアンジェラの視点が切り替わるタイミングも暴徒化したデモ隊に紛れてかなりスムーズでいつも以上に見ていて時が過ぎるのが早く感じました。

ミスターロボット Mr. Robot フィギュア