エピソード11『戸惑い』”The Right Thing to Do”
あらすじ
ジャック夫妻は新居を決めた後で、お腹の子が三つ子だと知らされる。新居は三つ子を育てるには明らかに不都合。不安がるレベッカに、ジャックは何とかすると誓うが…。
ネタバレ感想
ジャックは母親や自分に対して高圧的な父を反面教師にしてきたんですね、なるほど。
お腹の子が三つ子だと聞かされた後のシーンで、実際にお産に立ち会う事になるとは思ってもいないK医師が「担当が君でよかったよ」と呑気な事を言っている入り方がお洒落ですな。
レベッカはもちろん予期せぬ三つ子に不安が募り取り乱しがちなところをいつものようにジャックが「必ずなんとかする」と宥めております。
この二人も良い夫婦ではありますが、本当に羨ましく思うのはやや気難しいランダルをかるーく大らかにいなすベスの仲良し夫婦ですかね。見ていて楽しい気分になれます。
トビーは不整脈だったらしく命は助かったものの、心室の間に小さな穴が開いている事が原因らしく担当医師から強く手術を勧められました。
怖がって手術に応じようとしないトビーに呆れて出て行ったケイトでしたが、「至急戻れ」のメールで病室に駆け付けてみれば「今やらないと怖気付きそうだから」とあと1時間後に手術をする事にしたらしく準備がなされあれよあれよという間に運ばれて行ってしまったトビー。
待合室にはケイトからの招集がかかったのか、いつのまにか集合するビッグ・スリーの姿が。
ケイトはトビーの手術のこと、ケヴィンはオリヴィアが急に戻ってきたこと、ランダルは父親がゲイだと分かったこと、それぞれ三者三様の混乱を抱えているみたいです。
ケイトは無事に手術を終えたトビーと添い遂げる覚悟を決め、トビーも拍子抜けするほどサラリとプロポーズ。
ランダルはウィリアムにジェシーと再会してから自分たち家族が置いてけぼりに感じている事を話し、ウィリアムからはもう治療をやめたいと明かされまた一つ絆が深まった感じがしました。
ケヴィンだけは残念ながら、しっかり決めたはずが気持ち的にも言葉的にも中途半端に余計な事を言ってしまい二兎追うものは一兎をも得ず状態。
隠れてレベッカが泣き崩れるほど追い詰められている事に気づくや否や、結婚している事を隠しているほど嫌いで疎遠な父親に頭を下げに行き金を借り、三つ子を育てるのに相応しい立派な家を購入したジャック。
お金の出所については車を売ったり貯金を掻き集めたと誤魔化していましたがこれほどまでに優しい嘘があるでしょうか。
レベッカももちろんジャックと父親の仲は知っていますし、それでも同じように折り合いが悪い母親から同居の圧力を受けたレベッカを救うためになりふり構わず自分が嫌な役目を買って出たのだと分かれば少なからず罪悪感だとかの複雑な気持ちが芽生えてしまう。これを言わずに通したジャックからは凄まじい覚悟を感じました。
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