第13話『黒い金』“Dark Money”
あらすじ
コリン・スウィーニーが自分の人生に基づいていると思われるテレビ番組のプロデューサーを非難する。ダイアンとケイリーはアリシアが州検事選挙に集中している間自分達だけで取り扱えることを示そうとする。そしてアリシアは州検事キャンペーンにとって重要な献金のためにフランク・プレーディーと競い合う。
ネタバレ感想
妻殺しの容疑では無罪判決を言い渡されているのに、コリン・スウィーニーの事件に何もかも寄せてきているテレビドラマ内でコリンに当たる役柄が実際に妻を殺した描写が入りこれは名誉毀損だと訴えるチームFAL。
もちろんアリシアは選挙に忙しく構っていられませんが、裁判を担当するダイアンやケイリーを差し置いてアリシアにばかりヘルプを出す困った男コリン。
役名が決まる前のテレビ局の内部資料に当時の検察から妻キャロリン、そしてコリン本人に至るまで全て実在の人物名が充てられていた事で、テレビ局側はコリンに似せていた事が証明されましたが、すると今度はあくまでも『事実』で名誉毀損には当たらないと意見を翻してきます。
事実、ということはここに来て無罪判決が出ていた妻殺しを今度こそ立証してみせるという事でまさに藪蛇展開になってまいりました。
なおかつ当のスウィーニーがほぼほぼやってるんですよね(笑)
名誉毀損だなんて無理めな訴えはアリシアの忠告通り起こさなければよかったものを、この人も刺激がないと生きていけないタイプですから。いろんな面で。
世間の嫌われ者への風当たりは強く、いくら見え見えの同情買い作戦を繰り広げても立場は危ういままです。
ここからが論点のすり替えといいますか、弁護士の腕の見せ所でもあります。
同ドラマ内に同じく顧客のチャムハム社のマスコットキャラクター〈チャーミー〉が5回、計3分以上に渡り写っていることに目をつけ、著作権侵害の上、妻殺しの殺人犯のシナリオでチャーミーが使われるのはブランドイメージを損なう恐れがあるとして最低でも5000万ドルの賠償金を請求する事になる、それが嫌なら名誉毀損の件で公式に謝罪せよと迫り事件は丸く収まったようです。
一方、選挙の資金繰りに悩むアリシアは、莫大な資産を持つ経済界の大物〈レッドメイン〉という女好きジジィに会いに行き、スリスリと気色の悪い触られ方をしながらも荒波に揉まれてきたタフさを発揮ししっかり気に入られております。
そもそもゲイ嫌いらしいレッドメインは、隠れゲイが発覚したプレイディを嫌悪しており敵の敵は味方理論でアリシアにつく気だったようですが。
ただなーーんか嫌な金ですね(笑)
このセクハラ爺さんが身体を差し出さずとも最後まで意見を翻さず資金を提供してくれる保証はありませんし。
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