海外ドラマ≫≫CALL THE MIDWIFE コール・ザ・ミッドワイフ　ロンドン助産婦物語シーズン2　5話ネタバレ感想

第5話

妊婦のメイヴには強い絆で結ばれた双子の姉、メグがいた。300年前の自然療法を信じる彼女たちは助産婦の手助けを固く拒絶する。出産のときを迎え、あまりの難産に母子ともに命の危険が迫る...。

人手不足のノンナートゥス・ハウスにやって来た新人〈ジェーン・サットン〉は助産婦ではなく看護師助手でした。

ジェーンもロンドンの病院にヘルプとして派遣される事となっており、ますます人手不足の中補充されたのが、助産婦としての経験が無いたった一人の戦力というのはやや不安が残ります。

ジェニーが派遣されたロンドンの病院ではまさかのジミーが盲腸疑惑で入院しており、そんな偶然あるか！と思いますが、実話を基にした物語なだけにここが演出という名のフィクションでなかったら凄いな…と話の内容そっちのけでボンヤリ考えてしまいました。

すぐに退院が決まったジミーを迎えに来た〈フランシーン〉も相変わらず活気に満ちてあけすけで、美人だけど陰気よりなジェニーとは真逆のタイプに見えます。

その後もジミーが修道院を訪ねて来て新居を買うための頭金にするため愛車を売るとかで最後のドライブデートの約束をしたりするのですが、一体ジェニーの脳内はどうなっているのか。

ジミーが遊び相手とは言え子供が出来たことで責任を取ろうと決断したのなら、自分から終わらせた…というよりむしろ始まらせなかった関係の相手に介入の余地などないでしょうに。

愛とセックスは別だのなんだのと正論ぶってますが、「彼は他の人のものになるのよ、そろそろ解放してあげないと」と諭したシンシアがとにかく一番倫理的に見てまともです。

ジミーにデートに行けないしこれからも会えないと別れを告げる電話にしても構ってちゃんが全面に押し出され過ぎて、どうもこの主人公は大丈夫なのか？という気にさせられます。

病院では慣れない手術助手をすることになり緊張するジェニーですが、ナース〈パッツィー〉が婦長と違って話しやすく人の良さそうな女性で安心しました。

展開が早過ぎてたった1日だけの派遣だったのか？と一瞬勘違いもしましたが、どうやら1週間経っているようで、横暴なドクターの〈トレイシー先生〉にいびられ、身をもって彼の部下になる気持ちを痛感したジェニーは、パワハラに嫌気が差して花屋に転職すると話すパッツィーにも納得です。

ある夜、ジェニーとパッツィーが夜勤中に運ばれて来た急性腹症で要手術の患者は「先週トレイシーが退院させた患者」だというではありませんか。

先週「何の心配もない」と小馬鹿にされながら退院させられたジミーは脂汗まみれでもがき苦しみながら搬送されて来ます。

ジェニーが手術助手を務め、腸閉塞を起こしていたジミーは助かり彼は複雑な思いを抱えながらも心は前に向いている様子で、ついにフランシーンとの結婚式を挙げたのでした。

露店で八百屋を営む双子のカーター姉妹の妹〈メイヴ〉は妊娠中なのですが、双子の姉〈メグ〉は300年前の自然療法を盲信しており、妊娠・出産も科学医療の力を借りずとも薬草やらなんやらでどうにかなると頑なです。

膀胱炎の辛さを訴えるメイヴに渋々メグが付き添い産科健診に訪れるも、医療の発達を信用しないメグは不信感を露わに捲し立てながら当事者の妊婦を連れて帰って行ってしまいました。

彼女達ですら初老の年齢なわけですが、シスター・モニカは現役の頃にこの双子を取り上げた助産婦だったらしく、行き過ぎな程に強い絆は彼女達の母親が二人を産みそのまま亡くなってしまった出生の過去にあると話します。

メイヴは姉を気遣いながらも産むのは自分で、お腹の中の赤ちゃんに対する責任もあるとちゃんと分かっているのか一人ノンナートゥス・ハウスに相談に来て、対応したエヴァンジェリーナは怒りながらも分娩を手伝いに行くと約束します。

いざ、陣痛が始まった夜、当直だったのはトリクシーとベルナデッドで二人が駆け付けてくれますが、やっぱりこういう厄介な相手にはピシャリと言ってくれるトリクシーが一番(笑)

普段はハッキリし過ぎている性格が故に嫌味や言葉のキツさが目立つ節もありますが、結局頼りになるし逆らわせない雰囲気があっぱれです。

ターナー医師も付き添いのもとであっさり赤ん坊は産まれて来て一息ついていると、やはりお腹の中にもう一人残っておりこちらの体位が悪く胎盤を先に出してしまわないよう三人がかりで大奮闘。

このままでは彼女達双子の母親と同じ状況で、最悪の結末まで同じになってしまいます。

とんでもない難産の末、出てきた二人目は息をせずベルナデッドの緊急蘇生、母体の方も胎盤と共に大量出血ですぐに救急車を呼びますが…しばらく緊迫した時間が続いた後、赤ん坊はようやく産声を上げ、メイヴもメグの力を受け取ったかのように目を覚ましました。

ここ最近で一番ハラハラと感動のある強烈な出産シーンでした。

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▼次回、エピソード6

何かとサバイバル。