海外ドラマ≫≫CALL THE MIDWIFE コール・ザ・ミッドワイフ　ロンドン助産婦物語シーズン5　9話ネタバレ感想

第9話

あらすじ

ブラッカー家は荷船で各地を回り生計を立ててきた。自分たちの手で４人の子供たちを産み育ててきたが、学校には通わせていない様子。妻デイジーは５人目の子を妊娠中だが高齢出産のため、しばらく船を停泊させポプラーの産院で出産することになった。パッツィーとウィニフレッドが協力して子供たちを身ぎれいにし学校に通わせはじめるが、家族の様子が変化していくことにデイジーは居心地の悪さを感じてしまう。記録的な台風がロンドンを襲い、各地で停電が起きたり建物に被害が出たりするなか、次々に妊婦が出産を迎える。息子ロバートを出産したばかりのジーナも急激に体調が悪化しノンナートゥスに彼女の夫から助けを求める連絡が入る。(C)CTM 5 Productions Ltd 2016

ネタバレ感想

既に現代と大して変わらないエレベーターがある所にはあるというのが新鮮です。

経口避妊薬も認可間近だとかで、近代への過渡期を学べるのがコール・ザ・ミッドワイフの楽しいところでもあります。

荷船のモリー・ベルに住むブラッカー家の〈デイジー〉は5人目を妊娠中ですが、いつもの力仕事中に倒れてしまった事でパッツィーとウィニフレッドが往診に向かいます。

次の目的地へ向かうからと最初は診察をも断られた程で、長距離を旅して回る根無し草的な生活をしている一家の幼い子供達はもちろん学校にも通っておりませんし、長女の〈ルー〉は11歳にして読み書きもあやしいという現状です。

まさかとは思いましたが、これまでの子供達も船室でたった一人で産んできたらしく、しかもそれが代々続いているスタイルのようでとんでもないガッツだな…と呆然。

貧血が酷いデイジーは安静のためにも産院への入院手続きがとられ、子供達の通学の手配もシスターが済ませてくれたりで毎度ながら至れり尽くせりです。実際にも行政や医療体制はこんな風に親切なものだったのでしょうかね。

悪臭と服のせいでブラッカー家の子供達が学校で虐められていると知ったパッツィーは子供達をノンナートゥス・ハウスで風呂に入れてやり、寄付のものなのか、清潔でキチンとした子供服を用意してやります。

しかしこれがデイジーの逆鱗に触れ、「干渉し過ぎよ」と怒りを露わに産院を出て行くと船に戻ってしまいました。

恐ろしく目の大きな赤ん坊を生んだ〈ジーナ〉は、交際3ヶ月での妊娠発覚に伴う結婚だったらしく、計画的ではなかった子供に自身も戸惑いながら、夫の〈レスリー〉も望んでいなかったと話します。

そんな彼女は産後間も無く激しい不調と目に閃光が走ると訴え、怪しい雲行きに。

ロンドンでは秋の高潮で夜中にとんでもない暴風が吹き荒れており、そんな日に限って産院では複数の妊婦が今にも生まれそうな状態でトリクシーが派遣され、荒れ模様の停泊船の中で産気づいたデイジーの元にパッツィーが出向き、ジーナに救急車を呼ぼうにも途中で電話線が切れてしまいナース・クレインが自らネルソンタワーへ駆け付けます。

出産後稀に起こるという妊娠高血圧腎症だったジーナですが、夫に付き添われ無事救急車で運ばれ病状も安定し、これをきっかけにレスリーにも夫として、そして父親としての自覚が生まれたようです。

ブラッカー家はパッツィーの助けで産まれた新生児を連れてロンドンから北へ船を進めました。

当初6ヶ月という約束で沈黙の行に赴いたエヴァンジェリーナですが、その6ヶ月を過ぎても音沙汰が無いらしくシスター達は彼女が助産婦を辞める決断をして戻ってこないのでは、と心配しております。

しかし、過ぎ去った嵐の後にお馴染みのやかましい声が。シスター・エヴァンジェリーナが帰って来てくれました。

電話が断線していた事で予想外のサプライズ帰還となったエヴァンジェリーナは更にパワーアップしており嬉しい限り。

ただ、シスター・ジュリエンヌには違和感を見抜かれており、エヴァンジェリーナは心臓発作を起こして療養に入って2ヶ月だと白状しました。

口に麻痺まで出て死線を彷徨いながら6週間でにわかには分からないほど回復したというのがエヴァンジェリーナらしいですが、今後も元気でいて欲しいものです。

Call the Midwife [ Jennifer Wort］