海外ドラマ≫≫CALL THE MIDWIFE コール・ザ・ミッドワイフ　ロンドン助産婦物語シーズン5　1話クリスマススペシャル前編ネタバレ感想

第1話クリスマススペシャル前編

あらすじ

クリスマスが近づくある日、英国テレビ協会（BBC）のプロデューサーが教会での礼拝の撮影の交渉にやって来る。クリスマス当日の全国放送のため、華やかな演出を望むプロデューサーにトムとシーラは辟易しつつ、子どもの聖歌隊や降誕劇の準備に奔走する。教会の清掃をしているアイリスも準備の手伝いをするが、姪の出産が近づくにつれ、複雑な感情が芽生える。彼女は以前、生後３か月の娘を亡くしていたのだ。一方、風邪をこじらせていたシスター・モニカはクリスマスが楽しみなあまり、予定より早く飾りつけを始めようとしてしまう。まだ早いと言うエヴァンジェリーナらとの意見が合わず、ある夜ノンナートゥス・ハウスを抜け出してしまう。(C)CTM 5 Productions Ltd 2015

ネタバレ感想

恒例のクリスマススペシャルはいつにも増してクリスマス感溢れている気がします。

平和なオープニングも束の間で、シスター・モニカがプディングを火にかけたまま忘れてしまいハラハラするわ、大した事故は起こらずともシスター・モニカの方が倒れてしまうわで波乱の予感が。

高熱と酷い咳以外にも、錯乱状態でうわ言を繰り返している症状の方が深刻そうですね。

鎮静剤としてターナー医師から処方されたのは、出ましたディスタヴァル…！

axxi.hatenablog.com

▲前話のシーズン4最終エピソードでも触れましたが、やはりサリドマイド関連の危険性を掘り下げてくれるのでしょうか。

トムの元に、英国放送協会“BBC”から手紙が届き、ロンドンの一般的な教会でクリスマスの礼拝を撮影したいと要望があったようです。

興奮気味にノンナートゥス・ハウスをその撮影現場にしたいと申し出たトムに、シスター陣は神聖な教会内を撮影するのかと渋い顔でしたが、牧師のトムは「礼拝を共有すればクリスマスの意義を皆が再確認できます」と前向きなだけでなく、産院の新生児を使って降誕劇をしてはどうかと提案してさらに顰蹙を買ったりとどこか空回り気味。

いつの時代もテレビマンというのは派手で映えにこだわるあまり無神経なように描かれるのが笑えます。

やって来たプロデューサーに「庶民は映さない」と悪びれる様子なく言われ、あまりの敬意のなさにトムもその場に同席したシーラも目が覚めたかのようにご立腹ですが、グッと堪えて聖歌隊のソプラノメンバーを募集しオーディションを行う事になりました。

教会の清掃を担う〈アイリス・ウィレンズ〉は、姪っ子で双子を妊娠中の〈ローズマリー〉に請われて参加検診に付き添いますが、その場で破水し、そのままお産に立ち会う流れになります。

ウィレンズ夫人自身はかつて4ヶ月だった愛娘の〈ローナ〉をクリスマスに亡くしており、未だ消えない悲しみに複雑な想いを抱えているようです。

デリアの母親から手紙が来ず、彼女の現状すら分からないままで悶々としているパッツィーは、ある日ロンドンでバスの窓越しにデリアの姿を見かけます。

しっかり彼女とも目が合い、一瞬のことながら時が止まるとはこういう事を言うんでしょうねぇ。

母親に連れられてロンドンに来ていたらしいものの、パッツィーにとっては訳が分からずデリアを想うあまりに自分が幻覚でも見たかのような気分だったかもしれません。

デリアの表情を見るともしや記憶を取り戻しているんじゃ？と感じましたがどうなのでしょうか。

ポプラーでは幼い子供の間ではしかが流行ってきており、この時代はワクチンも試験段階との事で気掛かりです。

気掛かりと言えば、クリスマスの飾り付けを止められ、エヴァンジェリーナに手厳しく叱られたモニカが失踪してしまいました。

必死の捜索虚しく、揃えておかれた靴が発見されたり、脱ぎ捨てられたシスターのベールが道に落ちていたりするばかりでシスター・モニカの行方は分からないままクリスマススペシャル後編に持ち越しです。

Call the Midwife [ Jennifer Wort］