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海外ドラマ≫≫The Man in the High Castle 高い城の男 シーズン2 9話ネタバレ感想

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エピソード9『爆発』“Detonation”

あらすじ

田上は家族のいる世界に残るか、元いた世界に戻るかで悩んでいる。ジュリアナは帝国から脱出するために、レジスタンスと危険な取引をする。エドからレジスタンスの作戦を台無しにする秘密を明かされたフランクは、親友の裏切りにどう対応すべきか決断を迫られていた。

爆発

爆発

  • メディア: Prime Video
 

ネタバレ感想

ルーシーを人質に取り、夫のヘンリーをジョージが銃を手に待ち構えるホテルの一室に誘い出してきたジュリアナは立派な裏切り者ですな。

ナチス帝国において重要な役割を担う職につく男がただでは靡かないだろうと考えていたのか、コリンズ夫妻が何より守ろうとするであろう子供の存在まででっち上げます。

ルーシーが不妊について深刻に悩んでいた様子を間近で見ていたのにそれを利用してありもしない妊娠をチラつかせるとは…自分も命懸けとは言え、ちょっとジュリアナ嫌な女過ぎませんか?(笑)やり方がこれでもかと言うほど悪どい。

作戦が滞りなく終わればジュリアナはレジスタンスに中立地帯へ逃してもらい、人質にとったルーシーは解放してもらえるそうです。

ヘンリーが標的になったのは、彼が宣伝省で次官を務めており、テレビの内容を操作する事が可能だから…つまり、それなりの権力を保有するヘンリー自身に国家を揺るがす総統の死の隠蔽を明かさせるのが目的でした。

生放送中、原稿を読み上げたヘンリーはその場でナチスに撃たれてその光景が中継されるという異例の事態に。

ヘンリーが始末される事など想定内の上で作戦に加担した癖に必要以上に繊細な表情を見せるジュリアナにはなんだかイラッとするものがありました。全てはこやつの暴走から始まっておりますし。

この失態でホイスマン首相からお叱りを受けたスミス大将は、信用回復のため後がありません。

総統代理として声明を出したホイスマン首相は、国民に向けて総統の死を語り、更には毒殺された可能性と、『最も親密な関係にあった同盟国』の関与を特定、暗殺された総統の報復を辞さないと発表します。

ついに日本を打ち滅ぼすべく表立っての動きが始まってしまいました。

と、同時に長い間別世界に旅立っていた田上大臣も向こうの世界のジュリアナから譲って貰ったフィルムを持ってついに戻ってきます。

こちらの世界換算で何日くらい不在だったのか分かりませんが、誰よりも内心修羅場だったのは琴道で間違いないでしょうね。

そしてやはり琴道は別の世界から来た人物だったそう。あの火傷は長崎で被爆した際の痕だと気付いた田上大臣。

琴道は原爆で身近な人を失い、悲しみから逃れようと瞑想を繰り返すうちにこちらの世界に迷い込んだそうですよ。

 

憲兵隊本部ビルの中心に爆弾を仕掛ける作戦を立てるゲイリー達。

フランクはエドに裏切られていた怒りと、エドに密告させるほど拷問して脅した木戸に対する憤怒に支配されており、危険を承知で復讐のため自分が爆弾設置に行くと志願しました。

エドとジュリアナの初対面時の回想が入るのですが、親友がいきなりあんな儚げ美女連れて来たらそりゃエドも秘めたる想いを抱え込んでしまいますわ。入院仲間ですしね。

とにかくフランクが心配性で面倒見が良い奴だった事も思い出させてくれて、復讐の鬼と化した今現在の姿とのギャップにやるせない気持ちが出てきます。

模造品のカフスを売った金を三等分に分けますが、自分の取り分をまるごとエドに渡しジュリアナを捜して伝言するようにと頼み、「引き受けるけど金は要らない」と返そうとしたエド「俺には必要ない」と断固受け取らず死にに行く気満々のフランク

チルダンとエドが中立地帯行きのバスに乗っている頃、フランクはカモフラージュのサラと大量の爆弾を乗せて憲兵隊本部ビルの駐車場に潜り込みます。

時限爆弾を作動させ、首尾よく正面玄関から出て行くはずが受付で止められ、その間に「戦争を止める唯一の方法がある」と話した田上大臣との約束があった木戸と吉田も出てきてフランクの姿を見られてしまいました。

もはや爆発まで1分を切っており、フランクはそのまま木戸に向けて発砲。

銃声が響いた直後、ビルは大規模な爆発に見舞われました。

建物は吹き飛び、辺りには巻き込まれた憲兵隊の無残な姿が転がっております。

こんな爆発に巻き込まれてはひとたまりもないと思いきや…木戸、生きとるんかーーーい!

右腕だった吉田は駄目そうですし、バスの中から爆発で上がった煙を見るエドの回想からしてフランクも駄目そうです。

あんな描写を挟まれたらここ最近の鬼人化暴走もチャラになるってもんですし、フランク…惜しい男でした。

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▼次回、エピソード10

axxi.hatenablog.com

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