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海外ドラマ≫≫NUMB3RS NUMB3RS ナンバーズ ~天才数学者の事件ファイル シーズン2 16話ネタバレ感想

NUMB3RS ナンバーズ 天才数学者の事件ファイル シーズン2 Vol.1(第1話、第2話) [レンタル落ち]

エピソード16『追憶』“Protest”

あらすじ

1970年代の過激派反戦団体のメンバーが、30年以上雲隠れした後に活動を再開したのか?陸軍募集事務所で起きた爆破事件の手口は、長年行方不明となっている過激派メンバーのものに似ていた。

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ネタバレ感想

今回の事件

陸軍募集事務所そばのATMを利用した夫婦の夫が、近くに停めてあった陸軍の車に仕掛けられていた手製爆弾の被害に遭って亡くなるという事件が。

事件解決の方程式

 

同一犯によるものと思われる過去の事件と今回の事件を統計的に評価するため、ソーシャル・ネットワーク分析を使って集団の構造を読み解き容疑者周辺の人物関係を洗い直します。

 

 

35年前に起こった予備役将校訓練団“ROTC”事務局爆破事件にそっくりだという事で、元捜査官の〈トーマス・ローソン〉が刑事局長に呼ばれてヘルプにやって来ました。

トーマスによれば、35年前の事件と今回の事件は同一人物の犯行の疑いが強く、1969年〜71年まで過激派団体に所属していた〈マシュー・スターリング〉が容疑者だとのこと。

なんとチャーリーとドンの父親もかつて平和団体に所属していたらしく、マシュー・スターリングと共に活動した事があるそうで、チャーリーには驚きの新事実です。ドンの方はFBIに入る際に行われた身辺調査で過去の逮捕歴を知っていたようで、それでも父親と言い合いになり精神的なダメージは受けている様子。

この父ちゃんがマシューを全力で擁護するあたり、真犯人は別に居るのでしょうな。

ドンはローソンから「君の父は過激派を組織し、スターリングの友人だったが、君は今回の件に適任か?」と気分が滅入るけれどごもっともな指摘を受けており、やや不憫になってしまいます。

それにしてもスターリングへの固執が半端なく、いくら現役のドンが模倣犯の可能性を示してもお構い無しでスターリングが犯行を再開したに違いないと断言するローソンの時代錯誤感が凄まじい。もはや偏屈老人に片足突っ込んでいるタイプで、ドンが否定すればするほど「やはり私情が入っている」と父親の事を仄めかされ、現場責任者としてドンはやりづらい事この上ないでしょうな。

アランの協力の元、当時の連絡網名簿を含む膨大な書類を手に入れたFBIが改めて容疑者を洗い直したところ、すぐに当時医学生で研究室から爆弾の材料を手に入れることが可能だった〈サラ・ケンプル〉の存在に気が付きます。

これまで冤罪を恐れて逃亡したスターリングだけを犯人だと決めつけていた事が捜査を大きく難航させていたのは明らか。

サラは素直に同行に応じ、当時の爆弾事件を自白した上でスターリングの関わりは一切無かったと証言するのですが、それでもスターリングを庇ってる」としつこいローソン。こういう頭でっかちのせいで組織が上手く働かないどころか冤罪の被害者までいると思うとやりきれません。

チャーリーがスターリングについて関係性や行動を分析した結果、スターリングの団体とFBIの捜査に相関があり、団体が活動を始める前に何故かFBIが捜査を始めており、まるで同じ組織のように行動が繋がっているという不自然さが浮き彫りに。

という事はつまり、サラ・ケンプルもキーパーソンとして名を挙げていた〈シスコ〉と呼ばれる男こそが潜入捜査官だったのでは?と辻褄が合ってきました。

そしてシスコについては機密情報で明かせないと意固地になるローソン…案の定ローソン自身がシスコだった訳です。

当時、団体のメンバーに爆弾の作り方を話しておきながら自分のせいで悲劇が起こったとは微塵も感じていなさそうな上に、まだ「実行犯はケンプルかもしれんが、スターリングも関与した」と譲らない老害っぷり。

 

サラの身柄は確保されているにも関わらず、同じ製法、同じ材料を用いて作られた爆弾事件がまた起こり、完全な模倣犯である事が確定。

当時の爆弾に使われた残りの爆薬を隠していた場所を知っていたのはサラ曰くスターリングだけとの事で、オリジナルの爆弾の製造法が記された本と共に爆薬の捜索が行われますがスターリング家からは何も出ず。

これまで告訴を恐れて逃亡したと思われていたスターリングについては、次の事件を未然に防ぐために爆薬を回収したのでは?という仮説が立ちます。

不安定で衝撃に弱いニトロを運ぶという無謀な行動パターンを仮説とした上で、チャーリー達数学チームが71年と現在の道路状況からルートを分析。

緑が生い茂るルートを調べてみれば、大破した自動車が見つかり、中には人間の頭蓋骨が。

ニトロの爆発によるものと見られていますが、頭蓋骨はえらく綺麗に残っております(笑)

死んだ男が今回の事件を模倣できるはずもなく、真犯人捜しが続けられたところ、序盤でかつては活動家だったものの足を洗ったと言い切り息子を自慢していた〈ジャック・ベネット〉の名義で反戦団体に1000ドルの寄付がなされた記録が見つかりました。

どう考えてもあの“賢い”息子です。

どうやら、父親の活動家時代の古い荷物の中から例の本と爆弾の製法を見つけて過激な行動に出ていたよう。

しかもこの本に書かれた製法というのがローソンが書き記したもので、これをきっかけに複数の犠牲者が出たという事実に向き合う事もなく「市民の命を守るためだった、誰も文句は言わんさ」と宣える元捜査官はやはり胸糞でした。

それでも、お互いの事を認め合った上で「過激派め」「政府の犬が」と罵り合うエプス親子のおかげでスッキリ笑えるラストです。

ナンバーズ 天才数学者の事件ファイル シーズン2

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▼次回、エピソード17

axxi.hatenablog.com

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