![NUMB3RS ナンバーズ 天才数学者の事件ファイル シーズン2 Vol.1(第1話、第2話) [レンタル落ち]](https://m.media-amazon.com/images/I/51t8kCo6D9L._SL500_.jpg "NUMB3RS ナンバーズ 天才数学者の事件ファイル シーズン2 Vol.1(第1話、第2話) [レンタル落ち]")
エピソード20『狂った使命感』“RGuns and Roses”
あらすじ
アルコール･タバコ･火器局（ATF）捜査官が突然自殺し、捜査にかかったドンをショックが襲う。死んだのはドンの昔の恋人だったのだ。彼女は本当に自殺したのか？
ナンバーズ 天才数学者の事件ファイル シーズン2 ＜トク選BOX＞ [ ロブ・モロー ]
ネタバレ感想
今回の事件
アルコール・タバコ・火器局“ATF”の女性捜査官〈ニッキー・デイビス〉が頭を撃って拳銃自殺し、連邦捜査官の死亡事件が管轄のFBIに通報が入りました。
事件解決の方程式
人生における特定の出来事に数値を割り当て、社会最適応評価尺度でストレスを測り、ニッキーの死が自殺だったのかを探ります。
偶然射撃場で会った検事補のロビンを口説いてお楽しみが始まろうとしていたタイミングでドンに事件の連絡が入ります。
血の気の引いたような表情で、現場についてからもかなり私情の入った顔をしていたドンですが、それもそのはず、なんとニッキーとドンは過去に恋人関係だったようです。
どう見ても自殺という状況の中、殺人事件でも起きたような姿勢で捜査にあたろうとするドン。ATFの自殺者はこの2年で3人目という点からも、彼女の単純な自殺を認めたくないのでしょう。
身近な人物の自殺を受け入れられず躍起になるというのはシーズン1の4話でチャーリーも通った道。
プリティ・リトル・ライアーズでスペンサーの母〈ヴェロニカ・ヘイスティング〉役をしていたレスリー・フェラがATF捜査官〈アニー・ウィルソン〉役で、同じくPLLでエミリーの父親役をしていたエリック・ステインバーグもATF捜査官の〈ロー〉役としてゲスト出演しております。
アニーの証言で、ATFの同僚でもあり夫の〈リチャード〉と何らかのトラブルがあって悩んでいた事が分かりました。
これでまた一つ自殺の線が濃厚になりますが、ドンから調査を依頼されていたチャーリーは、優れた捜査官で地域のリーダーになったばかりだった彼女は一時的なうつで自殺に至るとは考えづらいという見解を示します。
ニッキーの夫は妻が死んだというのに仕事先から飛行機に乗っていない事が乗客名簿から分かりその行動も不可解ですが、事件当夜はメキシコシティに居たアリバイが通話記録から判明。
逆に亡くなったニッキーの最後の発信履歴はなんと何年も音信不通だったドン宛のもので、ますます思い詰めるように考え込んでしまうドン。
リチャードが潜入捜査先のテキサスではなく、借金を抱えかなり困窮していたらしい経済状況の中メキシコまで繰り返し自費で通っていた謎がありましたが、ようやく見つかった本人から事情を聞くと、癌だと診断されたニッキーのために食品医薬品局が未承認の治験薬を調達しに行っていた、と。
癌だと知られれば任務から外されるのは確実で、ニッキー自身の望みで内緒にしていたそうです。
麻薬密売人を追ってた警官が無線連絡中に銃声を聞いた際の無線記録が残っていると知ったチャーリーは、「撃った場所は分かっているから、もしこの銃声が複数の無線記録に残っていて同じ銃を使えるなら同じ変数を再現してこの銃声の音声指紋が作れる」と進言。特定できれば正確な死亡時刻も判明します。
ラリーとチャーリーによる再現実験ではどうしても銃声が無線記録と同じ音響パターンにならず、ニッキーが亡くなったと思われる銃声があがった当時、部屋に別の誰かがいた事を裏付ける結果に。
ニッキーが最後の半年間捜査していた連続武装強盗事件の犯人は、暴走族“アウトロー・レネゲーズ”で、トップの〈ロイ・ミッチェル〉を容疑者として監視していたものの、情報屋の裏切りがあったのか、情報が漏れていて現行犯逮捕に至れなかったそう。
アウトロー・レネゲーズは検事局からも盗聴対象にされており、ドンはロビンに頼み込んで情報屋〈ダリル・クラーク〉の情報を手に入れました。
しかしダリル宅を訪ねた頃には時既に遅し。ダリルは窒息死させられており、庭のプールでニッキーの夫も2発撃たれて亡くなっているのが発見されます。
どうやらニッキーは、薬を買う資金のため夫がアウトローな連中に銃を売ろうとしている事実を掴みドンに知らせようとしていたようです。
暴走族のトップ、ダリル・クラークが一番に疑われますが、取調べの反応からしてどうも犯人ではなさそう。
チャーリーが現場に残されたDNAの起源を辿り、当てはまる人物像の絞り込みを成功させると、ATFの捜査官でニッキーの部下だったローに似ているではありませんか。
元海軍特殊部隊のローが、強盗集団の黒幕だったのです。なんてこった。
今まさにトンデモナイ手段で現金輸送車を襲って強盗しようとしていた強盗団は駆け付けたFBIに一掃され、ドンも執念の追い込みでローを確保。
BGMのない銃撃戦の尺がやけに長かった。
事件が解決しても携帯の電源を切ったまま姿が見えなくなったドンを心配するチャーリーでしたが、父親の言う通りロビンの元を訪ねしっかり気分転換する気になったようです。
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▼次回、エピソード21
