エピソード19『ハイスクール乱射事件』“Dark Matter”
あらすじ
高校で乱射事件が起き、チャーリーは無線ICタグのシステムを利用して犯人2人の動きを再現する。その結果、3人目の犯人の存在を示す証拠が現れる。
ナンバーズ 天才数学者の事件ファイル シーズン2 <トク選BOX> [ ロブ・モロー ]
ネタバレ感想
今回の事件
高校に2人の発砲者が乗り込んできて8人が殺される6分間に及ぶ乱射事件が起こります。
事件解決の方程式
“追跡回避”の方程式を使って、逃げた生徒の動きから犯人の動きを予測。
犯人グループのうちの1人で17歳の最終学年だった〈ポール・エリンズ〉も射殺された遺体が見つかり、仲間割れがあった模様。
ポールは数学とコンピューターに優れ、複数の名門大に合格していたような成績優秀児ではあったものの、去年両親が離婚し情緒不安定だったとの記録が。
PCマニアだったポールは“ダーク・マター・ギルド”通称DMGというオンラインゲームギルドのメンバーだったそう。
メーガンに取り調べを受けるDMGについて学校新聞で記事を書いた〈カレン・キャンデン〉は『ゴシップガール』の〈ブレア・ウォルドーフ〉役でお馴染みのレイトン・ミースターですね。めちゃくちゃ特徴的な顔という訳でもないのに、全く正反対に近い役柄でもすぐにブレアだと分かるのは何故なのか。時期的にはこちらがゴシップガールシーズン1の前年にあたるようです。
カレンの証言からいつもポールと一緒だった〈ジャスティン・プライス〉が危険な思想の持ち主だった事も分かってきました。
更に使用された銃の持ち主を調べたところ、既に他界しているジャスティンの叔父〈ジョン・プライス〉のもので現在は行方不明になっている事も判明。
ラリーの助言で見つけ出したジャスティンはFBIを見るなり持っていた銃を乱射し、その結果射殺されて容疑者死亡に。
チャーリーが実際に校舎を歩いて生徒達の動きを検証してみると、障害物もないのに犯人であるジャスティンの方に逃げた生徒達の不可解な動きが気になります。総合して考えてみると、ポールとジャスティンの他にもう1人犯人が居たのではないかという可能性が出てきました。
ポールとジャスティンとは違い、計画的にカースト上位の生徒達だけを狙って撃ち殺している3人目の犯人。
被害者3人の共通項を分析してみると、とあるパーティーで騒音騒ぎで通報された記録があり、その参加者の中にはカレンの名前が。
DMGの殺人への欲望を利用する形で裏で糸を引いていた上で、ジャスティンにポールを殺させそれを自らFBIに密告するという魔性の女っぷり。
しかし、彼女の母親に話を聞きに行くと、ご本人登場で真相が語られます。
意図的に殺された3人のうち2人は運動部のキャプテンで、ドーピング疑惑があり疑いは晴れたものの、その疑惑のせいで奨学金を取消しになった生徒もいたそう。
ドーピング疑惑を学校新聞の記事にしたことでカレンは逆恨みされ、殺された〈ベッキー〉からパーティーに呼び出されたカレンは、これまた殺されたスケボーの〈ロブ〉に薬を盛られて〈ジェイク〉にレイプされ写真に撮られたと明かします。
学校のスターからレイプされたなんて誰も信じてくれないと通報も出来ず、それでも泣き寝入りする事もなかったカレンの強硬策が、今回の乱射事件を引き起こしていた、という負のスパイラル。
何故かレイプ犯のジェイクは乱射で標的にはされておらず、しかしロブが撮っていた写真が証拠となってあえなく逮捕。相変わらず腕っぷしには自信のあるコルビーがいい仕事をしてくれました。
学校社会という狭い世界で生きなければならないティーンにとっては他のやり方を見つけることも出来なかったのかと思うと、どうしてもやるせなさの残る事件でしたがとりあえずは解決という事です。
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▼次回、エピソード20