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エピソード20『DNAボマー事件』“Burn Rate”

あらすじ

連続爆破事件で使われた爆弾は、服役中の爆破犯がかつて犯行で使用した爆弾に酷似していた。一連の事件は服役中の男が画策したものか、それとも別の人物によるものか?

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ネタバレ感想

ミリーとアランはいつの間にやらお互いの無駄遣いを窘める夫婦のような関係性になっています。

今回の事件

37歳の記者〈ジョン・ウォルトンがメール室を経由した手紙爆弾で部屋ごと吹き飛ばされ亡くなりました。

 

FBIよりも早く、アルコール・タバコ・火器局“ATF”のジェシカ・マロイ〉から捜査協力で呼び出されたチャーリーは現場でドンと遭遇。

ATFと言えば、ドンの元カノで亡くなったニッキーですが、ジェシカからドンに対して彼女の名前が出ると敏感に反応を見せるリズ。

 

被害者の妻によれば、研究所の爆弾を使った連続襲撃事件を記事にした際に、ある男から犯罪の疑いをかけられた事を理由に訴えると脅された事があったようです。

3年前の『DNAボマー事件』では、バイオ研究所に手紙爆弾が送りつけられ、ジェシカの同期だった爆弾処理班を含む4人が死亡しています。この事件で犯人とされた大学生〈ジェイソン・アロノー〉終身刑で服役中。

国防総省の顧問もしていた程の元物理学教授で、アロノーを指導した〈エメット・グレイザー〉が、バイオ研究所を批判してクビになった直後にネットに声明文が公表され、それをアロノーが実行した、という経緯があったようです。

実行犯のアロノーと違い、罪を逃れるも報復行動に走っているという見方が強まります。

事件解決の方程式

 

回収した破片を基に爆弾を再現し、FBIデータベースにあるDNAボマーの事例と照合。

 

国防総省の元職員〈レナード・トビン〉が同じ手口の手紙爆弾の新たな犠牲者に。

当局しか知らない署名入り爆弾の痕跡が出たことから、模倣犯ではなくグレイザーの犯行だと裏付けられます。

グレイザーの実家を訪ねると、本人は行方不明なものの部屋には大量の資料とトビンや捜査官ジェシカの写真入り記事が。

更には設計図と部品も残されており、これらは犯行に使われた爆弾と一致しました。

 

分析していた次のターゲットは、DNAボマー事件の判事でしたが探知機で爆発前に発見でき、全員避難の上でロボットが処理。

しかし、何度も同じ手口を使えば失敗する事など分かりきっていて、犯人の狙いは全員が避難した裁判所に侵入するだったよう。

案の定、避難中にDNAボマーの資料が盗み出されており、関係者の名前と住所が判事や証人に至るまでマルっと漏れてしまい、犯人のターゲットになり得る人物が多過ぎて守る事もままならない状況に。

 

コルビーの淹れたコーヒーは不人気なのが笑えます。確かにコーヒーを丁寧に淹れるようなタイプではなさそう。

 

ジェシカは、同期の〈ビル・レーガンを殺された恨みが相当にあるみたいで、またしても熱くなりすぎた捜査官の決め付け展開な雰囲気。

実際にグレイザーを捕らえてみてもなんだか違いそう。極め付けは、全ての証拠はグレイザーが犯人だと示唆しており、他の可能性が見えないのはあまりにも不自然でグレイザーは犯人ではないとチャーリーが気付いたのです。

天才仲間を擁護したいだけだと相手にしないドンでしたが、父親から「今までチャーリーが数学より感情を優先したことがあるか?」と問われハッとします。

グレイザーを容疑者から外して再捜査の方向でいくと、これまで標的にされたのはグレイザーの敵ではなく、グレイザーの無罪に関わった人物だった事や、アロノーがネット上で爆弾の製造法や署名についてもやり取りしていた相手がグレイザー以外に存在する事が明らかに。

改めてアロノーに話を聞きに行くも、アロノーは刑務所内では手に入れられないはずの薬品を用いたお手製爆弾で自殺。

刑務所内の人物の経歴を洗うと、アロノーの看守は、アロノーの爆弾の最後の被害者でもあるレーガンの元同僚〈リー・ケトリック〉だったのです。

レーガンの死をテレビの報道で知り、爆弾処理班を辞職して看守に転職しております。ケトリックもまた、グレイザーを疑っており、グレイザーを無罪にした人物を恨んでいるのは明らか。

グレイザーに罪を着せながらアロノーに報復したと思われるケトリックはすぐに逮捕されますが、既に次の標的であるジェシカの車に爆弾を仕込んでいたのです。

急いで連絡を取った頃には時すでに遅く、車に乗り込みタイムリミットは20分という緊迫した状況の中、FBIオフィスに押収品を取りに来ていたグレイザーを見つけて協力を頼み込んだチャーリー。

グレイザーとチャーリーの知識、全てを信頼して捨て身で行動するドンのチームワークで何とか誰の頭も吹っ飛ぶ事なく爆弾の解除に成功したのはアツかったです。

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▼次回、エピソード21

axxi.hatenablog.com

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