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海外ドラマ≫≫NUMB3RS NUMB3RS ナンバーズ ~天才数学者の事件ファイル シーズン4 5話ネタバレ感想

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エピソード5『ロビン・フッドの誘導』“Robin Hood

あらすじ

銀行の貸金庫室に強盗が侵入して金庫の中身を強奪するが、その犯人は一種の“義賊”だった。一方、物理学者のラリー・フラインハート(ピーター・マクニコル)は、僧院を出て生活することを考え始める。

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ネタバレ感想

いい感じのウェルカムモードでコルビーが正式復帰となっていたように思えましたが、メーガン曰く再結成後のバンドのように噛み合わないデビッドとコルビー。

まぁ喧嘩するほどなんとやらですし、変にぎくしゃくして避けるより、言いたいことを言い合って痴話喧嘩している方が元のチームワークに戻る近道なのでしょう。

今回の事件

パシフィック・ウエストワード銀行で4度に渡り警報が鳴った上に警備員との無線連絡が取れなくなり駆け付けた市警とFBI。

鉢合わせした犯人2人組のうち1人には先手を打たれて逃げられるも、15分も貸金庫の中に居てこじ開けた形跡はゼロで謎が残ります。

逮捕した男はフランスやロシアで主に美術館や画廊に押し入っていた強盗の前歴があり、恐らくその道のプロだそう。

銀行の代表〈ピート・フリシア〉によれば、セキュリティは万全で最新型指紋認証システムを搭載しているし2000もある貸金庫の顧客全員に強盗が入ったことを説明し、金庫の中を確認してもらうなど無理だと話します。

例えば指紋をセロテープに転写させれば指紋認証システムの裏をかいて金庫を壊さずとも簡単に開くことが可能で、開けた形跡も残さずに立ち去れるわけです。

事件解決の方程式

 

金庫に残されたアセトンの汚れを経路予測とリスティングの法則を使って調べ、2000個あるロッカーの中のどこがターゲットだったかを予測。

 

計算で割り出した〈ピーナー〉を呼び出して立ち会いの元金庫を開けてみると、数枚入れてあったという50万ドル近くの価値がある金貨がまるっとなくなっておりました。

しかし、追跡の難しいクルーガーランド金貨をどういった経路で入手したのか、という別問題があり犯罪の匂いがプンプンです。

ピーナーは第二次コンゴ戦争で傭兵となっていた過去がある他には詳細不明で謎の多い人物。

 

ロス市内でクルーガーランド金貨を換金できる両替商は10軒のみで、そのうち4軒が12万5000ドルずつ預かり、換金して送金するよう指示があった事が判明。その送金先というのが孤児院や青少年のための基金で、50万ドルを貸金庫から盗んでチャリティー団体へ寄付するというまるでロビン・フッドのような行動です。

労力や経費、リスクの大きさの割には50万ドルという半端な額の犯行には、盗む相手が悪党である事が条件にあったからなのかもしれません。

 

他にも開けられたと思われる金庫は2箇所あり、イラクの骨董商アリ・カリミは博物館所蔵の古美術品の窃盗容疑をかけられており、盗品を売買していたと思われます。

もう1人は市警も捜査中の麻薬の売人〈ロドリゲス〉でモロの犯罪者。

盗品の美術品は返却され、その報奨金は基金へ振り込むよう指示されたり、金庫に預けていた2キロのヘロインを盗まれたロドリゲスは買い戻すよう連絡が来て襲撃に向かったところを、予め麻薬売買の匿名通報があった事から逮捕に。

ヘロインは現場にあり、犯人は本当に自分の懐に何も入れておりません。

 

チャーリー調べによると指定された基金は全て地元の若者向けで、医療や食事、相談はすべて共通して“プロミス・ハウス”という施設を通していた事が分かりました。

プロミス・ハウスは5年前に全焼した家出人保護施設で、関係者の犯行なのでしょう。

フリシアはFBIが止めるのも聞かずに犯人からの要求をのみ金を桟橋へ持っていき、用意されていたロープに括り付けます。

尾行していたデビッドとコルビーが止めに入るも一歩遅く、現金の入った袋は水中に引き込まれ、咄嗟に飛び込んだコルビーもあっさり撒かれてしまいました。

水中にはアタッシュケースが用意されてあり、その中に入っていたナンバープレートを調べると放火の前歴がある〈アレックス・エバンス〉の登録が分かります。

まるでロビン・フッドが誘導したかのようで、エバンスもすんなり同行を受け入れ調子が狂うFBI。

エバンスの証言では、フリシアからの依頼でかまど近くにパイプ爆弾をセットしたそう。

以前不動産会社を経営し、複合施設を計画していたフリシアは、予定地にあった“プロミス・ハウス”が立ち退きに応じなかったために火をつけたというのです。なかなかにとんでもない野郎だ。

エバンスは保身のため、放火請負い時の会話を全て記録してあり即逮捕となりました。

 

チャーリーはどうしても限られた時間で無駄な初動をした犯人の行動に腑が落ちず、わざわざ遠回りをして最初に開けた金庫は中に何が入っているか知っていた…つまり犯人自身が金庫のオーナーだったのではないかと気が付きます。

南アフリカ領事館からの資料には最初に被害に遭ったピーナーこと〈スティーブン・バックリー〉の詳細が書かれており、海軍特殊部隊所属の監視チームである偵察特殊部隊に居たようで、その経歴なら金庫破りなど朝飯前だ、とコルビー。

実はスティーブンの弟〈レイファー・バックリー〉は消防士で、“プロミス・ハウス”の火事の際に殉職していたのです。

弟は放火のせいで亡くなり、そのおかげで億万長者になったフリシアが許せなかったレイファーの復讐でした。

あくまでも正義のため、フリシアの逮捕と弟が命をかけた施設の活動を支えるためという動機にはさすがのドンもベネズエラに逃げるよう見逃してやります。これには共同捜査中のウォーカーも異論はない様子。

上に立つ者同士アドバイスを貰えるウォーカー警部補とドンのやり取りも良かったし、最終的にドンは自分が部下と友人のような関係でありたい事も自覚し、珍しく仕事終わりにチームで飲みに出るのもほっこりしました。

 

アミタの両親が来るという日に、講義を休んでまで迎え入れようと紹介される気満々だったチャーリーに対して、アミタの父親はインド人以外の男との交際は認めない主義らしく、ユダヤ人のチャーリーを会わせるのを尻込みするアミタ。

こちらも最後には、父親同士も会わせてはどうかというアミタからの提案で上手くいきそうな気配です。

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▼次回、エピソード6

axxi.hatenablog.com

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