海外ドラマ≫≫NUMB3RS NUMB3RS ナンバーズ～天才数学者の事件ファイルシーズン4　11話ネタバレ感想

エピソード11『危険な報道』“Breaking Point”

社会派報道記者が失踪した事件で、うっかりテレビの取材に応じてしまったチャーリー（デビッド･クラムホルツ）。何者かに付け狙われて命の危険を感じ、得意の数学に集中することができなくなってしまう。

女性記者〈ボニー・パークス〉の失踪から約1週間が経ち、FBIも捜査に乗り出します。

この件に関して、報道リポーターから質問をされ当たり障りのない答えをするもドンから怒られるチャーリー。

その夜、やり残した仕事を終わらせるために大学に向かう運転中に、ハイビームで運転手の姿が見えないトラックから尾け回される恐怖を味わいます。テレビの件で怒られたばかりでドンに相談も出来ないまま大学で夜を明かす事に。

硬派な記者のボニーは、この6年メキシカンマフィア、汚職役人、悪徳警官を追っていた背景があり28の企業や個人に動機があるという敵だらけな存在です。

非対称脅威度の判定で脅威だけでなくそれぞれの動機の強さを計算して容疑者を絞り込み。

物思いに耽りがちなコルビーでしたが、イラクで戦死したらしいボニーの弟とはアフガニスタンで一緒だったよう。ただし、それだけではないような…。

チャーリーは2日連続で待ち伏せされていた例のトラックに尾け回され、今回は車は当ててくるわ、停車した際に降りてきて銃をぶっ放すわで明らかな殺意が。

機転を利かせたチャーリーが車の防犯ブザーを鳴らしたおかげで近隣住民が出てきて難を逃れますが、どうやらチャーリーを襲ったトラックにあった特徴からして、ボニーが最後に確認できたモールの駐車場の監視カメラに映っていたのと同じ車だと分かります。

迂闊にテレビで捜査協力について語ったもんだから犯人に目をつけられ始末されかけたようです。

ドンの指示でチャーリーにはデビッドの警護が24時間体制でつくことに。顔見知りに護衛されるというのは安心な反面、油断しがちになりそうですが大丈夫でしょうか。

ボニーの自宅で捜査を続けていたコルビーは、電気料金の支払いが2箇所契約してある事に気が付きます。自宅とは別の、仕事場にしていた可能性の高い倉庫に行ってみるとちょうど怪しい男達が荷物を運び出している最中で、銃を向けると相手も撃ってきて1人死亡、1人負傷に至らしめますが逃げられてしまいました。

コルビーに撃ち殺された男はチャーリーを狙った犯人と同一人物で、男達が置き去りにして行った荷物の中には男と〈テイラー〉が写っている写真が。

テイラーは、レストランや映画館の入る複合施設を再開発しており、テイラーの手下に立ち退くよう脅された住民達がボニーの取材対象でした。

何枚か出てきた数字の羅列が書かれた暗号が事件解決のキーを握っている事は間違いないものの、恐怖心とショックを引き摺っているチャーリーの分析は思うように進みません。

チャーリーを狙い、コルビーに殺された男は逮捕歴が10回以上ある〈ランダル・プラット〉で、義兄の〈ソニー・レイバ〉が保釈金を支払っています。

例のトラックが停まってあるレイバのアパートに突入したところ、逃げようとしたソニー・レイバは逮捕、コルビーに撃たれて負傷していた男は亡くなっているのが見つかりました。

チャーリーはついに根を上げ、「どうしても頭が働かないから協力は頼まないでくれ！」と声を荒げましたが、そんなチャーリーに死線を潜ってきた自分の原動力はチームを信じる気持ちだと話し、だからこそ他に誰も頼れる相手のいないボニーを見捨てる訳にはいかないのだと諭すコルビー。

ある意味で自分と重ねて見ていたからこそボニーへの肩入れが大きく表れていたのですね。

チャーリーの心のつかえを取るため、襲われた時の恐怖心を話すよう言い、チャーリーが秘めていた気持ちを聞いてやります。

感情を吐き出してまた一から分析する気になったチャーリーは暗号を解読し、数字の羅列は不動産関連の暗号化だと導き出しました。

どうやらテイラーは査定を操作して開発する土地の評価を下げる事で買い叩こうとしていたらしく、これは立派な不動産詐欺にあたります。

テイラーの所有する区画の一つにポツンと古家が建ってあるのを衛星写真で見つけると、すぐに急行したFBI。地下に監禁されていたボニーは見つかり無事に保護されました。ソニーから供述も取れてチャーリーを襲わせた黒幕テイラーも逮捕。

珍しく被害者に感情移入していたコルビーの奮闘とチャーリーのトラウマ克服が印象的なエピソードでした。

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▼次回、エピソード12

何かとサバイバル。