海外ドラマ≫≫NUMB3RS NUMB3RS ナンバーズ～天才数学者の事件ファイルシーズン5　11話ネタバレ感想

エピソード11『脱獄犯』“Arrow of Time”

以前ドンが逮捕した危険な重罪犯が脱獄し、ロスへ向かっていた。恋人をドンに射殺されていた彼は、ドンに復讐を企てているのではとチームは警戒する。

3人の囚人が塀を越えて脱獄しますが、そのうちの1人は以前ドンが射殺したクリスタルの恋人〈バック・ウィンターズ〉だったのです。

タイミングの早過ぎた射殺とバックに対する取調室でのやり取りは処分に相当するものだったとは言え、その後も遺恨を残し過ぎなドンの暴挙扱いをされていたあの騒動…この報復の予感しかない続きのための伏線でもあったのかもしれません。

他の2人は三流犯罪者の〈グレイ・マクロフリン〉と、あらゆる人種に雇われている殺し屋〈レイフ・ランスキー〉。

マクロフリンの恋人〈ディアン〉が頻繁に面会に訪れていたらしく、意外とフェミニストな一面のあるコルビーらによって連行されてきた彼女は、駄目だと分かっていながら恋心に抗えず逃亡用の車を用意したのだそう。

シンプレックス法を使って、脱獄に使われた大量のデンタルフロスで出来たロープの製作期間を計算。

フロスで作られたロープは8〜9ヶ月かけて製作されており、千切れてもおらず、血痕なども付いていない事から、一定の能力や知識が必要な設計の末に作られたものだと判明しました。

マクロフリンの件で話を聞きに行った〈ピンチョン〉によれば、自身が釈放前に計画していた脱獄計画を同房だったマクロフリンが〈ネスター・ルイス〉が手配した5000ドルで買った、との証言が。

その後、FBI4人がかりで派手な発砲騒動になりながら逃げようとしたマクロフリンと彼を匿っていたピンチョンを確保。

ドンが狙われている状況に不安と憤りを隠せないロビンは真っ向勝負な脅しでマクロフリンの口を割らせ、共に脱獄した2人がスターラインモーテルに居たという情報を得ます。

重装備でモーテルに踏み込むと、中では殺されたレイフの姿のみ。どうやらバックに捨てられた様子。

ドンの元にはバック本人から連絡が。ドンは今回の件に関して口を開きたがらず物思いに耽りがちで、リズにも説教される始末です。

チャーリーが隠された状態のもっともらしい経路を探るビタビアルゴリズムで予測したバック・ウィンターズの次の動きは、“身を隠す”と“銃を持つ”、“ドンを狙う”という大層な数学を使うほどの事もないような分かりきった事実でした。

ドンはバックの番号まで聞いていたようで、自ら誘い出すような危険な賭けに出ていながら何の報告もせず、モーテルでドンが来るか監視していたであろうバックの捨てられた携帯に残っていた着信履歴から部下にこの事態がバレる事に。ドンって奴はなかなか横暴なボスなのです。

まんまと単独で現れたバックは武装したFBIに囲まれる事になりますが、そもそも時間と場所をドンに選ばせた時点で復讐を遂げる事よりも恋人の後を追って自分も死ぬ覚悟での決断だったよう。

それでも思うようにはいかず、19歳にして心の支えを失いながら懲役250年という終身刑に耐えていかなければならない生殺し状態のバックには少し同情してしまいました。

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▼次回、エピソード12

何かとサバイバル。