第7話
あらすじ
学生のジャネットが母親に付き添われて定期健診にやって来た。ジャネットは大学に進学する予定で、生まれた子供は、養子に出すことを決めていた。母親は何でも取り仕切ろうとするが、ジャネットは逆らえない。
ネタバレ感想
〈オーウェン夫人〉は、16歳にして妊娠間近の娘〈ジャネット〉を連れて産院への検診に訪れますが、支配的な雰囲気に溢れています。
妊娠高血圧腎症の可能性で入院する事になったジャネットは子供の父親〈グレン〉と会う事を禁止されているのだとか。
ナース・コリガンはそんな母娘関係の中で抑圧されるジャネットに肩入れしますが、自分の感情を優先し過ぎるのも助産婦としてはNGだとたびたびシーラから注意を受けます。
2人目を身籠る〈ベラ・サンズ〉のまだ幼い娘〈エレイン〉は年齢に見合わないベビーサークルに閉じ込められて表情のない様子が育児放棄を予感させましたが、両親には溺愛され大切に育ててはいるようです。
にも関わらずオムツが取れず、歩けず、言葉の発達も見られないエレインの事を相談されたターナー先生は早急に彼女を診る事に。
シーラの何気ない一言もあって、PKUと呼ばれるフェニルケトン尿症への疑いが高まり検査をしてみればやはり結果は陽性。
遺伝性疾患であれば生まれてくる子もPKUなのではないかと出産を怖がるベラでしたが、ジュリエンヌと夫のサポートで出産は無事に終わります。
エレインの方は食事療法が上手くいったようで、弟にあたる赤ん坊の血液検査の結果は陰性でした。
エディンバラの歴史ある医学部に見事合格したティモシーは、やはり偉大な父親の背中を見て育っているのですね。
ちなみに、ジャネットの恋人で赤ん坊の父親でもあるグレンとティモシーはカブスカウトで一緒だった仲で、3年ぶりに再会した彼らは自分たちが徐々に大人の世界へ入って行く現状を戸惑いながらも受け入れようとしている空気がありました。
ジャネットとグレンは無事に産まれた赤ん坊を〈オリバー〉と名付け、養子に出されるしばらくの間を施設で共に過ごせると喜びます。
しかし、ジャネットの母親が養子縁組協会の人間を連れて来た事で別れは突然に。
泣き叫ぶジャネットには鎮静剤が打たれ、引き裂かれるような別れとなりましたが、オリバーが行く乳児院が良い施設だとわかっている事がせめてもの救いでしょうか。
雇っている乳母に手を焼いてノンナートゥス・ハウスに電話で助けを求めたマシュー。
トリクシーは後任の乳母選びまで懇切丁寧に面倒を見ます。
世話になったトリクシー宛てでハウスにモンステラが送られてきたもので不思議がるシスター達でしたが、仕事上感謝はしているけれどそれ以上の気持ちでは無いという事をアピールするために花のない植物を選んだそう。
それを敢えて口にすると言う時点で意識している気もしますが…先のことは誰にも分かりません。
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▼次回、エピソード8