エピソード4『正直なところ』“Honestly”
あらすじ
映画監督から何度も要領の得ない駄目出しを受けていら立つケヴィンは、昔ランダルに教えてもらった暗記カードを使って芝居の勉強をする。エリーの健診につき添ったケイトは、ある過去を思い出す...。
ネタバレ感想
貰った役で意気揚々と顔合わせからの台本読みに向かったケヴィンでしたが、監督の〈ジョーダン・マーティン・フォスター〉は相手役の〈エヴァ〉を大絶賛するもケヴィンにはかなり厳しい態度。
赤ん坊の頃からいつでもケヴィンに甘かったレベッカと、その影響で少々ヤワに育った息子を心配して敢えて突き放して育てようとしたジャック。
息子の可能性を信じているからこそ甘やかすな、というジャックの言葉通り、ケヴィンは基本的にはヘタレていてもやる時はやれる本質を持っているのは少年の頃から変わらないのですね。
今回も一波乱ありそうな予感もしましたが、母親のためにも覚えていられるうちにアカデミー賞を獲って思い出を作ってやりたいという気持ちを糧に前進していくようです。
幼い頃にランダルから教えて貰った暗記法を、40歳になった今でもケヴィンが使っているというのが見えないところでの兄弟の大きな絆を感じさせました。
ランダルの元で職業体験をする事になったマリク。娘の彼氏に仕事現場を見せるという非日常な経験にランダルの方が浮かれて見えます。
議員として地域の情報をライブ配信しているランダルですが、マリクは「デジャが毎日見てる」とうっかり口を滑らせ、父親として嬉しいでしょうね。
しかし、このライブ配信の開始と終了の操作を任されたマリクが娘を見てくれている母親からの電話対応でうっかり配信終了のタイミングに気付かぬまま、ランダルは生着替えシーンをネット上で中継されてしまう羽目に(笑)
この大惨事にマリクへ説教するランダルでしたが、マリクは娘を育ててる以上、自分のしたい事は二の次だし、娘が最優先だとハッキリ伝えます。
いや、分かるんですが。なんだか生意気に映ってしまいました。遅刻、居眠り、任された仕事のミス、と3連発やらかしているのは事実ですし、確かに立派でやらかしも仕方のない状況を作ったのは娘ファースト故かもしれませんが、それを踏まえた上で仕事なら仕事とキチンと向き合うべきだったと思ったり。
大きな夢も結構な事ですし、そのために箔のつくインターン経歴が欲しいから雇ってくれと頼める大胆さもフレッシュさを感じましたが、娘の事が一番だと言い切った時のマリクには、それで開き直られてもなぁ…と思ったのが正直な感想です。
まぁ、ムキムキの身体を披露してハミングしながらダンスをかまして着替える議員の愉快な姿は案の定バズりまくりで、ある意味マリクに感謝なのですが。アングルも最高ですしね(笑)
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▼次回、エピソード5