海外ドラマ≫≫THIS IS US THIS IS US　36歳、これからシーズン5　11話ネタバレ感想

エピソード11『小さな一歩』“One Small Step ...”

ベトナムから戻ったニックは、ジャックと疎遠のまま、ひとりトレーラーで暮らしていた。そんなある日、部隊の上官の婚約祝いに誘われたニックは、ジャックがくると知って勇気を出して出かけるが...。

あのニックが飛行機に乗って遠路はるばる甥っ子夫婦のところに生まれた双子に会いにくるだなんて相当です。

しかも初めてのネットショッピングをして自作のプレゼントまで持参するとは…やはりケヴィンとの絆は強いし、ケヴィンもまた我が子に叔父の名をとるぐらいですし相思相愛な二人。

コロナ禍でズーム洗礼式だったはずが、さすがにそれは通じておらず招待状を文字通りの招待状と受け取ったニックとの間で小さな誤解はありましたが、嬉しい再会には変わりない様子。

ベトナムの救護ヘリ以来の空旅は不安だらけで、ニックにとって決して簡単な事ではなかったはずなのに、荷物検査で無惨にも包装を破き開けられた上に小粋すぎるスノードームのプレゼントが台無しになり取り返しがつかない事態になるところは不憫過ぎます。

パニックを起こしながらも、ここからよくトンボ帰りせず飛行機に搭乗できたな…と感動しました。

しかし、ジャックへの複雑な罪悪感を抱えたままのニックにとって、飛行機に乗る事よりも“ジャックの息子”が子供に自分の名前をつけた事や、“ジャックの孫”にとっての祖父扱いしようとしている事の方が逃げ出したくてたまらない程恐ろしいらしいのです。

兄に恨まれているような、ここに居るべきは自分ではなく兄の方なのだと感じる気持ちはなんとなく理解出来ますが、逸れた道から大きく踏み出して家族との縁を取り戻していっている今のニックの歩みを見ていたらジャックはさぞや喜ぶのでしょうね。

特別な贈り物はなくても、ニックのその努力とそこまでして会いに行こうと思い立ち行動した結果に、何より気持ちの大きさが表れています。

あと、若かりし日のサリーとの記憶は、ジャックとレベッカの馴れ初め以上にロマンチックさに溢れておりました。ニックやりおる…。

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▼次回、エピソード12

何かとサバイバル。