『第8話』“Episode 8”
あらすじ
レオたちはホブの手中に落ちてしまった。強制捜査に納得がいかないホーキンス一家は、レオたちを救出するため警察車両からパソコン奪還を試みる。カレンは人類の未来を左右するプログラムを、起動させるべきか迷っていた。レオに説得されて彼女が選んだ道の先に、レオたちの、そして人類の希望はあるのだろうか?
ネタバレ感想
レオとシンス達はホブ教授に捕らえられ、ホーキンス家では中身を調べるために精密機器の全てを押収されてしまいます。
ローラがここまで率先して動くのが意外でしたが、警察がいる表面上では「シンスはただの所有物だからどうしようもない」と言っておきながら家族を招集して殺されるであろうミアを助けるために「意識の存在を世間に公表すると言えばホブを脅せるわ」と提案。
一般人にはコードは読めなくとも、レオのデジタルの記憶があればエルスター博士が意識を作った証明にもなる、と思い付くマティー。
マティーのパソコンの中に保存されたレオの記憶のファイルが必要になる訳ですが、どういう算段で奪取しにいくのか…。
ミア達を『救出』したいホーキンス家と、カレンの件で『答え』を求めるピートが出会い、協力し合うことに。
警察内部の人間のピートに時間稼ぎをしてもらっている間に押収品が積まれたバンの中からお目当てのパソコンを探すという何とも古典的なやり口でデータもろとも回収に成功。
ローラの方もホブ教授を脅してミア達を解放させる事に成功し、ホーキンス家とシンス達はとある広場で落ち合う事に。
ホブ教授は、エルスター博士のコードで意識のあるシンスを作り、自分の作ったコードで従順に仕立てる、という考えでいたそう。
既に捕らえたフレッドのコードに自分を第一ユーザーと認識するよう手を加えており、フレッドは意思とは裏腹に、ホブ教授に対し危害を加えられないよう強制制御されている状態です。これは屈辱的であり、倫理的にアウト過ぎですな。
フレッドがホブ教授の言いなりになるよう操作されてしまっている事も口止め命令があるので本人の口から他の皆へは伝えられず、フレッドの存在があるからこそホブ教授はすんなりローラの要求に従ったのでしょう。
案の定フレッドから位置情報の送信が。
解放されたレオ達の着替えやアニータの補償金を逃亡資金として渡していると、すぐに警察が近付いてきます。
ホーキンス家も一緒に逃げる事になり大所帯での移動はなんとなくシュール(笑)
トビーはすぐにフレッドのせいで居場所がバレた事を見抜き、フレッドも自分が制御出来ず近付いてきたレオの手を捻り上げた事で細工は早速バレてフレッドの電源が落とされました。
もう自分達を追うなとホブ教授に電話で直接警告し、側にいるカレンに代わって「教会の地下に居るから来てくれ」と頼んだレオ。カレンがホブ教授に嘘をついてくれたから良かったものの、丸ごと全員を危険に晒す賭けにもうちょっと迷いはないのか(笑)
一応は、全員をリンクさせるのに必要だったらしいカレンが揃えば意識を目覚めさせるプログラム起動に繋がり、瀕死の状態が続いていたマックスを救う事が出来るという考えがあったようですが。
よく分からん精神攻撃で意識を破壊しにかかるカレンをアニータが説得し、プログラムの起動まで成功させてしまい、マックスも無事に戻る事が出来ました。
使えば世界はどう変わるか分からないほどの未知数なプログラムはハードディスクに保存され、『信頼できる人物』のローラに託される事に。ニスカがローラを信頼できると一番に選んだのはなんとなく感動です。
ホブ教授の支配下にあるフレッドは連れて行く事が出来ず、自分の人生を歩むと告げたニスカとも別れ、レオの思い描いた家族一緒の未来ではなかったものの、とりあえず今はミアとマックスと逃亡生活を続ける他ありません。
ローラはようやくジョーにトムの話を打ち明け全てを受け入れて貰い、元の平和なホーキンス家が帰ってきつつある…のか?
単独行動をするニスカはなんとマティーのハードドライブをくすねており、そこにもプログラムをコピーしていた様子。ローラに心を許したと思えたあの感動を返せ。
ピートはカレンを迎えに行き、彼女の孤独に理解を示してまた一緒に過ごすよう。シンス嫌いの設定だったピートですが、この二人もまだまだ謎が多そうです。
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