エピソード20『ホールパンチ』“Hole Puncher”
あらすじ
フェニックス財団で傍受されたある通信により、新手のテロ集団が大規模な攻撃に出ようとしており、殺し屋を雇って、「アーキテクト」と呼ばれる人物を狙っていることが判明する。その殺し屋とはマードックだった。マードックの特徴や彼が逮捕されたことを知る者はフェニックス財団のメンバーだけであり、マクガイバーはこれを好機ととらえる。
ネタバレ感想
4ヶ月前から活動しているテロリスト集団“オナムス”が大規模な攻撃を予定しているという情報と、1000万ドルを払いコードネーム“アーキテクト”という謎の人物を殺す気だという情報が同時に入りました。
アーキテクト暗殺に雇われた人物の情報だけは掴めたらしく、マクガイバーではお馴染みになりつつある殺し屋マードックです。
マードックの服役は公にされていない極秘情報だそうで、闇の世界ではまだ現役扱いのマードックに依頼が入った、と。
アーキテクトの特定を進めたいものの、そのためにはオムナスが雇ったマードック相手に情報提供するという点と、マードックが未だに本名すら分からないほどの秘密主義者で誰もその正体を知らないという点を利用していきます。
馬鹿正直に自分が成りすますからアドバイスをくれと言うマックに勝算はあったのでしょうか?笑
マックを外させたマティは、さすがは切れ者本部長だけあってマードックが隠していた息子の存在を抑えており、協力すれば息子に父親の職業を明かさないと痛いところを突いてサイコな暗殺者を操る事に成功しました。
冷酷で凶悪な殺人鬼指南を受けるマック。効果があるのかないのか微妙なところですが、早くもオムナスから指令があり危険な本番に挑まねばなりません。
完全に殺し屋になり切って豹変するマックは、オムナスからの信用を得るため待機していたジャック率いる部隊を全力で撒きにかかります。
しかし、オムナスに殺しを指示された標的のアーキテクトこと〈ジョシュア・A・カーン〉を拉致して脅してみても明らかに何も知らない様子で、何故大金を払ってこの男を始末したがるのか謎が増えてしまいました。
ジョシュアから命を狙われる要因はないか、とにかく一つでも多くの情報を聞き出しながら死体の写真をオムナスに送るため偽装工作を同時進行で進めるマック。
IT関係で電話のノイズを除去する仕事をしているジョシュアは数ヶ月前に何度もクレームが入った件で、回線に埋め込まれていた高周波音が原因だと判明し、発信源が分かるかもしれない診断プログラムを作り上げたばかりだったそう。
暗号通信を使っていたオムナスはジョシュアの診断プログラムにより、自分たちの使っているシステムがバレる事を恐れて暗殺依頼を出していたのです。
発信源を見た途端、マティはオムナスが実は新しいテロ組織ではなく、ソーントンも寝返ったあの組織だったという結論に辿り着きます。
携帯の雑音は4ヶ月前に始まっており、それはソーントンが捕まって通信手段が暴かれたのと時期も重なり代替システムとして暗号通信が採用されていたと考えると辻褄も合います。
“アーキテクト”というのはコードネームではなく、ネットワークの構築者というそのままの意味だった、と。
マックはジョシュアを守るために偽装死の写真を送りますが、ライリーの警告が一歩間に合わず、写真についたGPS情報で即座に居場所がオムナスに伝わってしまいました。
写真を送らせるため見逃していたのも偽者だとバレていた上で居場所を特定し始末するためだったのです。
組織の殺人部隊が一挙に押し寄せてくる中、ジョシュアを連れて霧を作り出し目眩しとお得意の爆発物で時間稼ぎをする安定のマック、そして部隊を率いて駆け付けてきたジャックの頼もしさが半端じゃない。
本筋とは関係ありませんが、マードックですら無償で殺しを引き受けようとしていたゲス男に制裁を下すため小忙しそうだったライリーとボーザーの暗躍も良かったです。
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