エピソード14『マルディグラ+椅子』“Mardi Gras Beads + Chair”
あらすじ
マクガイバーとジャックが指令室へと入ると深刻な顔のマティが待っていた。デューク・ジャコビーなる男が再びニューオーリンズに現れたという。それを聞いたジャックは凍り付くが、マクガイバー、ライリー、ボーザーには初めて聞く名前だ。マティたちの反応から相当な悪党かと構えるが、状況説明で画面に映し出されたのは笑顔のジャックだった。
ネタバレ感想
10年前に葬ったはずの〈デューク・ジャコビー〉の名前を呼び出されたマティから聞いて渋い顔のジャック。
他のメンバーはどんな大悪党なのかと身構えますが、スクリーンに表示された男の写真はジャックそのもの。
それもそのはず、CIA時代のジャックの偽装IDで、予算削減のために暗殺された事になっていましたが、デューク名義の銀行口座が2日前に開かれクレジットカードや免許証の再発行まで成されているそう。
真相を調べるためにマックとジャックはマティ同行で情報源の場所へ向かい、ライリーとボーザーは残って、財団とCIAのネットワーク上からハッキングの痕跡を辿ります。
情報源かつ、かつてデュークが消息を断った町の裏社会の事ならなんでも知っているという情報通〈ウィリー〉を訪ねて話を聞けば、身に覚えのないデュークの妻〈ディキシー・リー〉の存在が上がり、小銭を積んで新居の場所を教えてもらいました。
〈ディキシー・ジャコビー〉名義の家は不在で、リビングには新品のスマホとパソコンが。
パソコンの隠しフォルダにはデュークの他に16人分の偽装IDの情報があり、中には現在進行形で使用中のものも。
想像以上に情報が漏洩しており、早くディキシーをとっ捕まえないと情報を盗まれた偽装中の諜報員が危険です。
ATMで大金を下ろしている記録があった事から、持ち歩きには適さない額を家のどこかに隠しているはずだと金属探知機を作って紙幣の山を探すマック。
探し当てた封筒の中には現金の他に詐欺に使う用の顔写真が入っており、ライリーに照合してもらうとジャックの偽妻の本名は〈ダーリーン・ヘイゲン〉で、顔だけが同じの異なる7つのIDが見つかります。
防犯カメラ映像から直近の行動を辿り、彼女が入ったジャズバーへ。
財団のハッキング形跡を調べていたライリーは、無許可の人間が毎日少しずつ外部へデータを送信している怪しげな動きを見つけ、財団にスパイが居るのでは…と疑いまずはボーザーに相談。
ただ、これはリアーナと秘密裏に連絡を取るためにボーザーが財団に内緒で彼女と暗号化通信をしていただけだとすぐに認めます。
偽妻と接触している間に、敵が多すぎるデュークを追ってきたマフィアに追われてジャックとヘイゲンは拉致されてしまいました。
ヘイゲンは根っからの悪人というわけでもなさそうで、カモにしていた政府のIT請負人のパソコンを見た時に口座やカード情報、社会保障番号を見つけてそれが政府が作った諜報員の架空のIDとは知らずに盗んでいたよう。
デュークに恨みのある〈リトル・レイモンド〉が拉致の首謀者でしたが、更にデュークを殺したいと熱望するブラジル人の密輸入兄弟がその身柄を100万で買い取りたらい回しになるジャック。
ジャックの行方を辿っていたマックとマティは、SWATを出動させてリトル・レイモンドらを捕らえますが、ジャックは既に連れて行かれた後。
残されていたヘイゲンからの情報で〈マテウス〉と〈グスタヴォ・バルボーザ〉の兄弟がジャックを殺す気だと割れて、彼らが所有している不動産の中にある墓地で待ち伏せする事に。
読みは当たって、火葬場で生きたまま棺に閉じ込められ火炙りにされかけているジャックを助けるためにマックが取った行動は、車で火葬場に突っ込み燃え盛る棺から素手で助け出すというマックらしからぬテンパリ具合と同時に、相棒への愛が感じられるものでした。
あのマックが何も対策を立てずに咄嗟の脳筋行動に出るとは…感慨深いですね。
デューク・ジャコビーはあのまま脱出できずに殉職した事になり、ヘイゲンに関しては、偽装IDの改善に協力する約束で容疑を取り下げるとの事。
ヘイゲンから本名が〈ドーン〉だと教えてもらえたジャックはようやくサラ以来の運命の相手に出会えたと思ったのも束の間、詐欺が天職の彼女にはスルリと逃げられてしまいました。それでもどこか爽やかな別れで悪くない。
ライリーは恋するボーザーのために一肌脱ぎ、財団のネットワークでも検知不能なアプリを作ってやりました。
【送料無料】 冒険野郎マクガイバー シーズン1〜7 <トク選BOX> [DVD] セット
▼Amazonプライム・ビデオでも視聴できます。
月額500円でプライム会員になれば、会員特典対象の映画やドラマ、アニメ、Prime Original 作品が見放題。30日間のトライアル期間でお試しも可能。
▼次回、エピソード15