エピソード15『マードック+手錠』“Murdoc + Handcuffs”
あらすじ
マクガイバーはいつもの仲間たち、ジャック、ボーザー、マティ、ライリー、そしてライリーの母親ダイアンとともに楽しい夜を過ごしていた。ジャックも久しぶりにダイアンと再会し、いい雰囲気である。ところが、ある訪問者によってせっかくの夜が途端に台無しになってしまう。なんとあのヘンリー・フレッチャーが現れたのだ。
ネタバレ感想
教師のフリをして偽装生活を送っていたところ、マードックのビジネスに勧誘されていたフレッチャーが突然マックの自宅に丸腰で訪ねてきます。
フレッチャーが囲まれながら見せた動画には手錠をかけられたマードックが暴れている様子。
罠の可能性も大いにありますが、平穏に良い暮らしを送っていたのに無理矢理共同体に勧誘されて台無しになった復讐だと話すフレッチャー。
12時間後、フェニックス財団にマードックを引き渡す代わりに現金1000万ドルと共同体の全員の無罪放免、そして取引現場にはマックとジャックの二人だけで来るよう要求してきます。
意外とまともな感覚のジャックだけが大反対で、マティやマックまでもが大物のマードックを捕まえられるチャンスがあるなら賭けるべきだと主張した事で、マックがそう言うなら…と渋々納得してフレッチャーとの取引が現実になりました。
大量の武器とお手製の爆弾探知機を引っ提げ取引現場に入る二人。本部との通信は途中で遮断されてしまい、孤立無援な状態ながらもマードックと現金の交換は滞りなく終わります。
脱出地点まで車を走らせて用意してあったヘリに乗り換えようとしたところ、マックが念を入れて持ってきていた爆弾探知機が激しく反応。
仕掛けられた爆弾に気が付いて咄嗟に踵を返した瞬間にヘリは大爆発して吹き飛ばされる3人。
乗ってきた車も使えず、一台の車が発砲しながら近づいて来て、マードックを連れてとにかく逃げるマック達。
マードックが仕込んだものでもフレッチャーの裏切りでもなく、恐らくはマードックに恨みのある第三者がフレッチャーから話を聞いて尾けてきたと考えられます。
追手の名前は〈ニコラス・ヘルマン〉。
なんとヘルマンはマードックに殺しのイロハを教えた師匠であり、マードックはそんな男の妻を目の前で殺しているそうで命を狙われるのも納得です。
さすがはマードックの師匠なだけあってジワジワと先手を打たれつつ追い詰められていくマック達。
車では逃げ切れないので列車に乗り込みヘルマンを撒きたいところですが、この作戦もバレて列車を降りて逃げる道中で扉に巻かれた鎖を壊すためにやむを得ずマードックにかけられた手錠を外して使う事に。もういっそヘルマンに引き渡してマードックは亡き者にしてもらった方が良いと思いますがやはりそれは人道的にNGなのか、そもそもマードックのキャラに愛着がわいてきているのも事実。
追い詰められた先ではマックが工作を作り上げる前にヘルマンに殺された警官の銃を手にするマードック。ジャックがヘルマンを誘き出そうとマックのそばを離れたタイミングで、背後からマードックに銃を向けられている事に気が付いたマック。
しかし、その正面にはヘルマンが居て、ヘルマンに撃たれたマックと、マックを守るかのようにヘルマンを撃ち抜いたマードック。
マックは大事には至らずヘルマンは死に、マードックは勾留されましたが、マードックが望んだ取引は何だったのでしょう。
母親のダイアンを家に呼んでジャックと復縁させようとしていたライリーですが、その現場にフレッチャーが訪ねてきていた事もあり、マティは特例でフェニックス財団がただの研究機関ではなく政府の諜報組織だと明かします。
任務中にダイアンとの復縁を心に決めていたジャックからしたら嘘がなくなり多少はやりやすくなった事でしょう。
マードックの望みは財団に保護されている息子と会う事で、ここまでなら親子愛ですが、息子を連れ出して再び逃げ出してその足でフレッチャーに復讐しに行くというのはマードックらしさが戻ってきた感じです。
フレッチャーは殺したのか、それとも再び弱味を握って駒にするのか。フェニックス財団はまだまだマードックに振り回される日々が続きそう。
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