エピソード21『シガーカッター(シーズン1最終回)』“Cigar Cutter”
あらすじ
数年前、マクガイバーとジャックはカイロである任務に就いていた。そして現在、あのカイロでの地獄をどうにか切り抜けた2人だったが、当時の話を語ろうとしない。ジャックにいたっては「カイロの日」には任務を受けないことに決めていた。ところがその「カイロの日」にマティから呼び出しがかかってしまう。
ネタバレ感想
もうシーズン1が終わりです。1シーズン20話超えで1話も40分以上のフル尺構成なのにそれを感じさせない軽さがありますね。
シーズン1の最終話にしてようやく序盤から言及され続けていた“カイロ”の任務で何があったのかが語られるようです。
2人にとってカイロの話はタブー扱いでしたが、あのジャックさえ毎年『カイロの日』には“呪い”があるから任務を受けないと言い張るほど。一体何があったのか。
マティから招集がかかったチームは、財団の新メンバーでメタマテリアルの専門家〈ミルトン・ジト博士〉を紹介されます。
ボーザーが博士をラボに案内している間に、NYの〈モリーナ刑事〉から電話が入り、昨夜起きた殺人事件の被害者の発信履歴にマティの番号があったこと、そして片道のLA行き航空券の購入メールがあったとの事。
被害者の名前を聞けば、ミルトン・ジト博士だとの返答があり、その場の全員が凍りつきます。
マックとジャックは急いでラボへ駆け付けますが、そこにはナイフで刺されて血塗れになって苦しむボーザーの姿が。
マックが応急手当てを、ジャックは全部隊を率いて館内の捜索を急ぎます。
取調室に入ったジトは、前話のラストでマティに敢えて捕まったと挑発的な態度を取っていたあの組織の人間とグルで、この建物内に侵入する事が目的だったよう。
ライリーが指紋をデータベースで照合した結果、ジト博士に扮していたのは元英国特殊空挺部隊の〈ジェイソン・テナント〉という傭兵経験もある男だと判明。
テナントが銃の密輸で15年間入れられていたのはカリフォルニアの重警備刑務所…そうです、マードックと同じ刑務所どころか隣同士の独房だったとなれば、奴の関与がないはずもありません。
至急ビデオ通話してみればやはりマードックの差金には違いなかったものの、話の途中で侵入者二人組がサーバー室からネットワークを乗っ取り全ての通信が無効化されてしまいます。
復旧のためデータセンターに行きたいライリーはジャックの護衛付きで館内を移動していくも、ドアを閉ざしているセキュリティロックを開くIDも無効化されスムーズに辿り着けません。
財団では生物兵器的な研究か何なのかよく分かりませんが温室が備えられており、ジャックは長年連れ添ってきた相棒の影響をモロに受けて、データセンターの隣に位置する温室の壁を肥料爆弾で吹き飛ばそうと提案(笑)
爆破は成功し、ジャックはその場に残ってネットワークを再構築しようとしていた組織の男を追いますが、作業中のライリーに忍び寄る影が。
ソーントンとの訓練の成果か、しっかり戦えるライリーに感動すら覚えます。銃の奪い合いになり、死闘の末鳴り響く銃声。
ジャックとマックが駆け付けると、銃を握ったまま茫然とするライリーの姿が。正当防衛とはいえ初めて人を撃ってしまった動揺は計り知れません。
平静を装ってシステム復旧作業に戻るライリーが心配ではあるものの、まだ逃げたテナントと駆け付けてきた組織側の部隊という難題が残っております。
部隊は地下9階へ向かったらしく、そこには任務で回収した危険物が保管されているらしいのです。
敵は8ヶ月前、マック達と組織の因縁の始まりとなったあの太古のウイルスを持ち出そうとしていました。
カイロと同じくハッタリをかますも組織の隊員から相手にされないマックに笑い、更にただのハッタリではなく本当にフロアを火の海にしてしまうマックに笑い、爆風で耳がイカれて会話になっていないコンビに笑い…。
人質を取ったテナント相手にマティは容赦なくその射撃の腕を見せて撃ち込み、しっかり丸っと解決です。
マックの手でウイルスはシベリアの谷底に葬られ、「死んだらクビよ」と命令されながらテナント確保に大きく貢献したボーザーは入院して大出血を乗り越えてくれました。
【送料無料】 冒険野郎マクガイバー シーズン1〜7 <トク選BOX> [DVD] セット
▼Amazonプライム・ビデオでも視聴できます。
月額500円でプライム会員になれば、会員特典対象の映画やドラマ、アニメ、Prime Original 作品が見放題。30日間のトライアル期間でお試しも可能。
▼次回、S2エピソード1