エピソード8『緩衝材+火』“Packing Peanuts + Fire”
あらすじ
マクガイバーたちはマティからある任務を言い渡される。それは闇の美術商エンゾ・ルメールを拘束すること。ルメールは盗品を扱っているうえにその利益をテロ集団にもたらすというとんでもない男だ。各機関が執拗に追っているが、用心深いルメールはすべての取引をポーンと呼ばれる男を通して行うため、現場には姿を現さないのだ。
ネタバレ感想
ライリーの父〈エルウッド〉が初登場。
ウィリアム・ボールドウィンは確かゴシップガールでもセリーナの実父役でしたっけ。
セラピーの一貫で屑だった自分を変えるためにどうのこうのとの事ですが、ライリーは信用し切れずに監視カメラを仕込んで父親の一挙一動を後から見られるようにしておきます。
信じたいけれど信じてまた裏切られるのはこりごりという感じ。その道の専門家であるケイジにも父親の素振りに嘘がないか見抜いてくれとは頼むものの、父親同然のジャックには実父と会った話はやはりしにくいらしく黙っててくれるように頼みます。
利益を要注意のテロ集団に還元しており各機関が長年追っている盗品専門の闇の美術商〈エンゾ・ルメール〉。
取引は全て鑑定士のような存在“ポーン”を介しており、かなりの慎重派だそうですが、今回ポーンに接触する方法と、ルメールを誘き出すエサとなる美術品リストを入手。
オークションの落札者〈トドール・ジャンセンズ〉がベルギーの豪邸に保管しているフランツ・マルクの絵画を盗み出してポーンに接触し、ルメールと会うチャンスを作り出すというのが今回の任務です。
マックとジャックが絵を盗みポーンに届け、ルメールを誘い出し捕まえるという計画で、盗み自体はうまく行きポーンとの接触も叶いますが、鑑定の隙に贋作とすり替えられた上にポーンとルメールとの接点も失ったマック達。完全にしてやられました。
ポーンがルメールに報告の連絡を入れた記録を辿って廃墟の商業施設にやって来ますが、蓋を開けてみれば廃墟のはずのそこは美術品の保管場所であり、闇のオークション会場も兼ねている様子。
ライリーの異変に気付いて心配性が暴走気味のジャックは分かりやすく二手に分かれて自分の相棒にライリーを指名。
マティも実はライリーと父親の動きに気が付いていて、自らエルウッドの元へ出向いてライリーを傷付けるようならタダじゃおかないと警告。ここまで言われる父親だなんて相当ヤバい感じです。
マティからもジャックからも心配されるライリーは皆んなの娘的な愛されキャラで心配な反面微笑ましくもあります。
絵画の方は、現れたポーンとルメールに拷問されるジャックは持ち前のタフさで乗り切り、いつも通りマックが奇襲を仕掛けてなんとかしてくれました(笑)
しっかり盗んだ絵画を持ち主の元へ戻すのも忘れないところがいいですね。これで盗られっぱなしではあまりに持ち主が不憫で、財団の方が窃盗犯になってしまいますし。
さて、今回面白かったのは大筋の話よりも極秘の秘密活動訓練校に送り込まれたボーザーサイドのお話。
鬼訓練教官〈グローヴァー〉の元で極秘の訓練に参加する日々の中、同期とフラグが立っているボーザーです。
訓練中、ゴミ箱から何かを取り出して標識を動かすという怪しい行動をする男を尾行した先で、倉庫内に高性能の監視装置があるのを見てしまったボーザーは男がスパイだと確信。
証拠を掴もうと倉庫に侵入してみると、中は空っぽで全ての機材が撤去された後。
その後もどうしても諦めきれないボーザーは訓練をサボって男を待ち伏せし、同じゴミ箱に小さな小箱を投げ入れるのを見るとそれを回収します。
中身のUSBにはなんと訓練性と教官の情報がこれでもかと入っており、極秘なはずの訓練校の存在を知っているのです。
何故かその男は訓練校にまで入ってきてボーザーを狙っているあたり、抜き打ち訓練のようなものかと思いましたが、実際にこの男はスパイだったというオチ。
訓練中の諜報員のIDを特定するために雇われていた元ドイツの連邦情報局員〈カール・ワイスラー〉を倒し、その存在を明らかにした事で巨大スパイ組織を壊滅するというお手柄です。
同期の女の子は訓練校が終わっても何かしら縁のある存在だといいですね。
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