エピソード18『アス』“Us”
あらすじ
ビッグ・スリーは、人生について新たな理解に至る。
ネタバレ感想
ビッグ・スリーがまだ幼い頃の休日の一幕とレベッカの葬儀の日が交差します。
本当に良かったのは前回の17話でしたが、やはり両親を失って新たな人生の一歩を踏み出そうとするビッグ・スリーが描かれないと駄目なのですね。
一足先の反抗期に入り大人ぶりたい兄2人は、限りある子供時代を年相応に楽しもうとしていたケイトの事を子供染みていると呆れさえしていましたが、ジャックの言う通りその瞬間瞬間をしっかり楽しんでゆっくり成長していったケイトが最後には一番頼もしく見えるものです。
母の死を受けて虚無感でいっぱいになるランダルと張り詰めてきた緊張が解けて活気を失っているケヴィンを、母さんの希望通りこれからも勇敢に生きていくのだと道を示したのはケイトで、でも逆に繊細に絆を大切に思っている故に両親という主軸を失ってこのまま3人がバラバラになったら…と心配するケイトに絶対に大丈夫だと安心させるのはランダルとケヴィンにしか出来ない役割です。
ケイトは国境を越えた盲目の子供達のカリキュラムに今まで以上に精を出し、ケヴィンは非営利活動に専念しもっと家族との時間を、もうすぐお爺ちゃんになるランダルはついに大統領選への立候補を現実的なものに。
レベッカが生き絶える直前、繋がれていたランダルの手をギュッと握り返した理由の答え合わせと、なんだかんだで最後のカットがジャックの横顔アップで終わると言うのが最高でした。
あぁ…ついに終わってしまいました。
どのシーズンをとっても素晴らしいヒューマンドラマで、時に笑えて時に考えさせられる、そして何より心温まるシリーズでしたね。
最初は脚本の入り組んで考え抜かれた構成が凄いなぁと感心する気持ちが強く、シーズンを追うごとに毎度しっかり感動させてくれる信頼感まで芽生えてくるほどでした(笑)
終わってしまうのがここまで残念だと思う海外ドラマも珍しいですし、重いのに爽やかでロマンチックで、とにかく素敵な海外ドラマです。
どこがどう良いと言葉で説明するのが難しいのですが、とにかく一度試しに見てくれ!と万人にお勧めしたくなる作品でした。
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