エピソード2『40歳の誕生日(パート2)』“Forty Ⅱ”
あらすじ
レベッカが警察に保護されて帰宅。山荘に駆けつけたランダルは、いつもと様子が違った。心配するケイトに、ランダルは子供時代の想いを打ち明ける。ケヴィンはランダルと仲直りしようと歩み寄るが...。
ネタバレ感想
THIS IS USでは珍しい無音の暗転が多用されていて、それぞれのキャラクターの不安や世の中の重苦しい空気感が表現されているようです。
ウィリアムとローレルの回想はどうしても辛くて閉塞感が付き纏う雰囲気に。
ビッグ・スリー誕生の日に、お互いに気付かぬままジャックとウィリアムの間にニアミスがあったというのも、それがこのタイミングで明かされるのも、相変わらず脚本が秀逸です。
ランダルの人種問題に関する長年の複雑な思いを本人から直接ぶつけられたケイトは、その問題にこれまで自分が無関心だったと落ち込みます。
しかし、養子縁組のエージェントから養子が見つかったとの朗報が。ジャックが産まれて間もないケイトビーもやはり子ども“達”を育てる運命なのでしょうか。
一転して暗いばかりではなく明るい未来への希望も出てきました。
言い切れない悲しみを打ち明けたランダルに対してベスが言ったように、確かにランダルの出生にはローレルの死や、ウィリアムの苦渋の決断、赤子を亡くしたピアソン夫婦…と、数多くの悲劇が重なっています。
しかし現状を俯瞰して見れば、娘達と妻の支えがある温かい家族を築いたのはランダル自身でもあるのです。
「この世は美しくて打たれ強い、夜明け前が一番暗い」という教訓。ドラマ内は勿論、現実の世界にも響くこの台詞をこのタイミングで持ってくるところですよ。ディスイズアスの良さがギュギュッと凝縮されていたのではないでしょうか。
そしてそして、ここに来てなんとランダルの実母ローレルが実は死んでいなかったという驚愕の展開が。これは鳥肌がヤバい…。
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▼次回、エピソード3