エピソード3『4人の父親』“Four Fathers”
あらすじ
ジャック、ランダル、ケヴィン、トビーは子供たちとうまくやろうと悪戦苦闘する。
ネタバレ感想
安定の面白さで見るのが勿体無い…!大きくは明かされなかったデイモン家のジャックについてついに触れられるようで食い気味で見たいのに見るほどに終わりに近づいてしまうというジレンマが。見ますけども。
遠距離を行き来するトビーを見ているとかなりの負担で心配が付き纏います。
同居を解消したケヴィンも育児の為にマディソンの家に通ってはいるものの、せっかく家族のためにやりたくもない仕事を引き受けLAに残ったというのに、子供の“初めて”に立ち会えないストレスが大きい様子。
ビッグ・スリーがまだ幼い頃、仕事が多忙になって子供達との日々の触れ合いが激減して悩んだジャックは週末に子供達を連れて映画を見に行く計画を立てています。
しかし連日の激務が祟って映画の最中にジャックが眠り込んでしまっている間、ケヴィンは1人で外に出てしまい、それに気付き大慌てで残りの2人を連れて映画を切り上げ探しに出たジャック。
既に迷子センターにはケヴィンとレベッカの姿があり、レベッカがケヴィンの靴に電話番号を書いていたおかげで自宅に連絡が入っていたようです。
そんなレベッカの対処一つとっても、子供の事で母親には敵わないと思わせられるジャックと同じようにトビー、ケヴィン、ランダルも子供との関わり合いで父親特有の不甲斐なさのような物を感じていますね。
落ち込んでいたジャックに関しては、1日の思い出は塗り替えられるのだというレベッカの話を聞いてポジティブな実践に移し子供達を笑顔と充足感に包んでしまうのだからやはり偉大な父親です。
デジャとの運転練習に付き添うランダルは車内で会話する時間が作れるとウキウキでしたが、デジャが運転中、ドライブモードにしていたスマホにマリクからのメッセージが届き読み上げ機能が作動。
車内には無機質な機械音声で先週の思い出に浸ったマリクからのメッセージが響きます。
嘘をついてボストンまで行きマリクの家に泊まっていた事がバレてもちろんランダルは大騒ぎしますが、ランダル以上に怒り爆発しているベス(笑)
それでもどちらかは冷静になるべきだと落ち着きを取り戻し、声をかけて娘の成長を受け入れるべきだという結論に達したベスの厳しくも寛容でリアリストな所が好きです。
ランダルも比較的落ち着いてデジャに話はしましたが、デジャもマリクに会えなくなると言われれば話は変わってきますよね。
デジャとマリクに関しては、仲良くやっていけそうでもあり、破綻しそうにもあるというどちらのパターンも有り得そう。どうなるのでしょうか。
子供達と思うようにコミュニケーションが取れずにストレスを溜めていく父親達は皆不器用で、歯痒い気持ちが大きくなる中、落ち込んだ2人の父親トビーとケヴィンが家族の在り方を四角形と三角形に例えた会話はその後の軽口も含めて少し心が軽くなりました。
マディソンに現実を突きつけられ、誰も悪くないけれど理想とはかけ離れた現実を認めざるを得ず、悶々としたケヴィンはキャシディに連絡。これは良いチョイス。
やはりトビーとケイトの結婚が破綻していたのは確定で、どうやらそのきっかけとなったのが今でもジャックが使い続けているあの燻製グリルで起こった事故だそう。
トビーが家族との思い出のためにどうしてもと買った贈り物が結果として家族を壊したというのがかなり皮肉です。
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