エピソード6『ピンクドラゴン』“The Pink Dragon”
あらすじ
シモーヌはホルト家からビーの暗殺を命じられるが、冷酷に殺すことができず、苦悩する。何とかビーを殺そうと試みるも、ファーガソンの介入により、悲劇的な結果に終わる。一方、リズはフランキーに関する情報を密告すべきか究極のジレンマに直面する。©2013 Foxtel, FremantleMedia Australia and Film Victoria
ネタバレ感想
ヤク中のスカイが今度は完全にラリって屋上に登ってあわや大惨事という事件を起こしてしまいます。
ガサ入れでは何も出なかったものの、ファーガソンはフランキーの密輸の証拠を掴もうと必死です。
もはや公認の中のドリーンとナッシュですが、ナッシュは「ベイツが渡すヤクはヤバい、数人死人が出た…ピンクドラゴンという名前だ」とこっそり教えました。
フランキーがベイツから今度受け取るのがそのピンクドラゴンなので、ナイスな警告ではあるのですが、聞く耳を持たない状態のフランキーにそれを伝える術を持たないドリーンとリズ。とりあえず危険を伝えてみればいいと思いますけどね。
スヨンの死のショックが冷めきっていないリズは結果的にファーガソンに情報を提供するという掟破りの道を選択します。
とは言っても誰かの名前を出すわけではなく、「ピンクドラゴンという悪いヤクが出回るという噂がある」という程度の話ですが。
娘を守るためにもビーに協力して殺し屋の番号を調達するはずが、その見返りにビーを殺すよう命じられている板挟みなシモーヌは葛藤しております。
何としても麻薬の密輸を抑えたいファーガソンは面会リストを見て不審な点はないかヴェラに問います。
シモーヌの夫が2週間に3度も面会に現れている記録を見て、彼女は徹底マークされる事に。
実際にはビーを殺す件を急かしに来ていたのですが、おかげで自分の叔父だから連絡先に加えてくれとヴェラに渡した殺し屋の番号をファーガソンに調べられて電話は通じなくなるという大失態に陥ったシモーヌ。
もはやビーに手を下す他に自分と家族を守る道がなく、刃物片手に運動場に居たビーに近付くも寸前で我に帰り刃物をその場に捨てます。
シモーヌを張っていたファーガソンは監視カメラでその様子を見ており、シモーヌの電話も盗聴して彼女がビー暗殺を迫られている事実を掴みました。
その夜シモーヌはフランキーから買った麻薬の過剰摂取で倒れているところをビーに見つけられて助けられたのです。
更には戻ってきたシモーヌとビーは殺し屋の番号の件で言い争いになり、何故かブチ切れ始めたビーからの「生き抜くために覚悟を決めな!」という怒号で逆にシモーヌを本気にさせてしまうという皮肉過ぎる展開に。
母親の自宅介護で忙しいヴェラを一見寛容に送り出すファーガソンですが、自宅に夕食まで届けに来てもはや恐ろしさしかありません。
母親に何を言ったのかは定かではありませんが、冷蔵庫の中の注射器やピルケースを目敏くチェックしており、ヴェラの手を空けるために殺す気満々ではないですか。え、本当に…?
ブーマーでは物足りなくなったベイツは、ピンクドラゴンの報酬としてフランキーに襲い掛かります。
咄嗟に物置にあった道具でベイツの陰嚢を刺して病院送りにしたフランキーは被害者ではあるものの加害者にもなり独房へ。
この騒ぎで男性囚人の派遣は打ち切りとなり、ドリーンとナッシュは今生の別れを惜しみます。純愛だなぁ。
現場検証でヴェラはフランキーとベイツがやり取りをしていた床下の隠し箱を見つけますが、既にブーマーが騒ぎに乗じて全て回収した後。
ガサ入れですぐにこれが見つかりブーマーは独房行きになりますが、やはり直前にこれを見つけていたリズの情報提供があったのでしょうか。
シモーヌはえらくインテリな方法でビーの部屋に細工をして感電死させようと企みますが、彼女の行動をファーガソンが追っているんですよねぇ。
危うくビーの命がなくなるところでしたが、感電装置は発動せず、なんとシモーヌが再び薬物の過剰摂取で生き絶えているところが発見されました。
ヴェラの母親に処方されている『馬にも効く薬』を盗んできてシモーヌの薬とすり替えた上で回収したピンクドラゴンを注射器で打って自殺に見せかけたのはもちろんファーガソン。いやいや、とんでもないサイコですよ。
ビーを殺そうとしたシモーヌの仕掛けはしっかり回収しているところがまた周到で…とんでもねぇな。
シモーヌはわりとまともで良心的なキャラでもあったのでかなり残念です。
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▼次回、エピソード7